最近はエコカラットを施工するお宅が多いですね。
賃貸住宅でも玄関やリビングに使われていたりなんかして、そんな気の利いたアパートに住んだことのないワタシは遠い目になってしまう。
2軒目のマンションを買ったとき、我が家もトイレにエコカラットプラスを入れました。
グラナスハルトの白。
今製品情報を見返すと、単価が高い方のシリーズとわかってギョッとしました。
当時は新築バブルで財布の紐がゆるゆる状態。価格はどうでもいいから、気に入ったものを優先していました。
別にエコカラットなんてなくても死なない設備なんだけど、壁で遊んでみたいという欲望に勝てなかったのです。
そのくせダイニングの広い壁で遊ぶのには抵抗アリ。
いろんな壁紙を見ることは見たんだけど、ここはアクセントクロスで遊ぶよりは、まずはまっさらな白い壁を堪能したいという欲求の方が強かった。
壁紙を替えるのは後でいくらでもできるわけだし、リビングダイニングはとりあえずそのままにしておくことにしました。
で、居室をいじらないならせめてトイレくらいは壁をいじってみたい気持ちが強くなって、しかも水回りならエコカラットプラスでしょーと考え、そうなると高くてもいいから好きなのを選んでやれー! とこの辺りになると金銭感覚がすっかり麻痺しておりました。
ウチのトイレは横から入るタイプなので、エコカラットを貼るのは便器の後ろ・ペーパーホルダーの面・座ったときに目の前にくる壁の3パターンのいずれかが選択肢になります。いや、3面貼ってもいいけどクドいしお金がないから。
便器の後ろじゃ目にするのはトイレに入る一瞬だし、便器の前ではトイレのドアを開けたときのインパクトが弱い。ということで一番広いサイドの壁一面に貼ることにしました。
数枚だけパネル的に貼るデザインは趣味じゃないので却下。そうやって貼るくらいなら、エコカラットじゃなくてポスターとかをきちんと飾る方がいい。なので壁一面びっちり隙間なく貼ってあります。
狭い空間に迫力が出て気に入っています。
肝心のエコカラットの機能はどうかというと、換気扇のある個室のことですからあまり実感できずにいました。
ま、機能性よりもデザイン性重視で入れたからなあ。と、そこはあまり気にしていなかったのです。
ところが。
あるとき、何の加減かわかりませんが、ウォシュレットがうまく戻り切らなかったことがありました。
ノズル自体は引っ込んだんだけど水がちょろちょろ流れっ放しとでもいいましょうか。流れっ放しというか、霧が噴射されているようなカンジになってしまいました。
んで、それに気づかずトイレを出てしまったものですから、次に入ったときに「なんだこの湿気むんむんの空間は!」という状態だったんですね。
ノズルは一度操作したら無事に引っ込んだので一安心。
しかし、この湿気むんむんのトイレはどうしてくれよう…と憂鬱になりました。
とりあえず換気扇を「強」にして、それでも湿気が追い出せなかったらサーキュレーターか布団乾燥機の出番だなーとその場はトイレを出たのです。
しばらくしてからトイレを覗いたら、すっきりカラッとしていました。
洗面所も風呂上りには湿気むんむんの空間になります。で、同じく換気扇を「強」にして湿気を追い出しているんだけど、ここまで素早くカラッとはしない。
これがエコカラットの効果かー! と、入居半年にしてようやく実感しました。
どうせなら、トイレが湿気むんむんになる前に水分を全部吸ってくれればよかったのにとも思うけど、さすがにそこまで吸湿できるわけではないようです。
それよりも、ウォシュレットのアレは何だったのか。
こんなに早々にトイレが壊れてくれては困る、いやいっそ無償保証期間中にきっちり壊れてくれた方がいい、などと心に漣が立ちました。
その後別に不具合はないけど、ウォシュレットの使用後に確認するようになってしまいました。