40代独身女、リタイアメントについて悩む。

あと1カ月もしたら年度が変わるんですって。
ちょっと前に2022年が明けたと思ったら、そんなことになっているんかい。

年明けからこっち、睡眠時間を削りながら仕事をする日々が続いていましたが、今週は比較的マシで「金曜になると意識朦朧」という状態から解放されました。
ま、来週再来週はまた「金曜に朦朧」パターンになりそうな気配ではありますが。

Work

こんな生活も年度末までで、4月に入れば8時間でさっさと切り上げるヤル気なし会社員に戻っても回る日が来るハズです。
そうして春を過ごし、夏を迎え、秋になると「また年度末が来る」と憂鬱になり、という1年のサイクル。
…なのですが、ちょっとしんどくなってきました。

飼い主のお疲れを察する猫でも愚痴ったように、期間限定の残業祭りでも体力がもたなくなってきました。
去年までは「あー、しんどい。でもまあ年度末だけだし」とか思っていたのが、今年は「1年の1/4でも無理……」とへこたれています。
幸い発熱してブッ倒れるという事態は回避しているものの、自律神経がヤバい。睡眠不足と過剰な緊張、それに季節の変わり目も相まって眩暈を起こしています。
先日は整体師さんに「脈が弱くなっている」と言われました。
あー、以前弱っているときに鍼灸師さんにも脈が弱いって言われたなあ…。
軽い運動をすれば解消できるとわかっていてもその時間が取れず、途方に暮れています。

そんなカンジで「60歳までフルタイムで働くのなんて、無理。55歳、いや50歳でも無理」なんて思ってしまう今日この頃です。

周囲を見るとなかなかタフに働く人が多くて、それに比べると多少の残業でへとへとしている自分が甘えた人間だと落ち込むのですが、体力がないものは仕方ない。体力も能力の内だもの。
小学生の頃、土曜昼に下校する頃(当時は半ドンの昭和時代)には毎週微熱を出していた人間が、ババアになってからモリモリバリバリ働けるわけがないじゃない。
体力がないババアが毎日元気よく働くには、労働時間は8時間程度に収めて、睡眠・運動・食事をきちんと管理することが必要なんですよ…。

とはいえ勤務先の社内を見回しても、1年中残業ゼロで済む部署はまずないかと思われます。
いやまあ、1年中残業ゼロまではいかなくともいいんですよ。特定の期間に労働時間がギューッと集中すると体力がついていかないだけで、1日に1時間ずつ残業という形態なら何とかなると思います。
しかし自分でそこまでコントロールできるものでもない。
マジで自分の労働時間をコントロールしたいのであれば、正社員を辞めてパートタイムジョブに切り替えるのが現実的なのかな…。
なんてことを考えるようになりました。

パートタイムジョブに切り替えるとすると、ネックは収入の減少ですね。
求人情報を眺めながら電卓を叩くと、今は貰い過ぎているというのがよくわかります。その貰い過ぎている部分が、たまには年度末みたいに無茶ぶりするよっていう分の報酬なんでしょうけど。

収入が下がってもいいから毎日一定の労働時間の確約と、あとは社会保険に加入させてくれれば、それでいいんだけどなあ。
と思っていたら、今はパート・アルバイトの社会保険加入のハードルがちょっと下がっているんですね。
政府広報オンライン 社会保険の加入対象が広がっています
となると、週20~40時間でぼちぼち働き、足りない分は内職や単発バイトで補うというのが現実的かもしれません。

 

こういう緩い働き方に突入するのは、55歳くらいからかな。なんてことを漠然と考えていました。
それが「今の働き方を55歳まで続けるのも無理かもしれん…」と感じるようになって、「老後」が確実に近づいているのを感じます。
フツーの貧乏人にも持てる最も有用な資産は、健康とか体力ですね…。

フルタイムでもりもり働く期間を減らすと、現役時代の収入が減少して年金支給額が減ります。
それに関しては、ワタシは「年金はどうせ貰えないから」と割り切って老後資金の準備を始めていたので、何とかなるかと考えています。
何人かのファイナンシャルプランナーと話してこの年代でも年金はゼロではないらしいと考えを改めましたが、80歳から月1万円支給でも「ゼロではない」ですもんね。今後どんな改悪をされるかわかったもんじゃないという制度なら、無きモノとして覚悟しておいた方が建設的です。
参考:[FPに訊く!]現在の資産運用方法に改善点はあるの?

もっとも、今の年収で60歳まで働けたとしても、そもそも薄給なので年金見込額は哀しいくらい低いんですよねー…。食費の足しになるかもしれんけど、生活費全部賄うのは無理、みたいな。
なので生活費は自分で貯めて、年金はお小遣いというか余裕資金的な扱いにする予定です。年金が想定以上に多かったら温泉宿のランクを上げるんだ、みたいなポジション。
そのために生活費分をガツガツ蓄える必要があるけれど、現状だとどうかなあ。10年間生活できるだろうか、という何とも心許ない状態です。
色々値上もあるし、欧州のきな臭さがどこまで飛び火するかわからないし、出来る限り働き続けるのが最大のリスクヘッジではありますね。

はー、まだまだ働かなきゃいけないか………。

ガツガツ働ける残り期間は、自分の想像以上に短い。
それを肝に銘じて、家計圧縮と収入複線化を少しでも推進したい。というのが今年の目標ですね。
その前に目の前の仕事をやっつけてしまわねば。早く年度が明けてほしいです。
参考:老後に備えて家計の緊縮策を展開!?

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

8 thoughts on “40代独身女、リタイアメントについて悩む。”

  1. こんにちは。
    コメントは久しぶりにさせていただきます(名前が変わっているかもしれません…)が、いつもインスタもブログも楽しく拝見しています。

    今回の記事、、ものすごくうなずいてしまいました。りんむじんづさんとおそらく同い年ではないかと思うのですが、本当に同じことを昨年くらいから強くかんじています。私は持病もあったりして、短期入院などの際は正職員の福利厚生に感謝することもありますが、シンプルに週5日+残業する体力、気力がこの先20年続く気がしません…。

    ベルギーで週休三日制が導入…だったかのニュースを見て本当に羨ましく感じました。給与が減ってもいいので、正職員の待遇を維持しながら週休三日が選択できればなぁと、最近願っています。

    今後もブログ楽しみにしています。
    これからも

    1. cadecoサマ
      コメントありがとうございます。
      週休3日制、ワタシも羨ましいなーと思っていました。給料は下がってもいいから休みが欲しいと思うお年頃…。
      今の日本だと週休3日制にするけど仕事量は変わらないみたいなカンジになりそうで、なかなか導入が難しいとは思いますけどねー。
      「量も責任も負う分給料が高い」と「仕事量はほどほど、給料もそこそこ」という働き方を柔軟に選べるといいですよね。
      健康管理も仕事の内とはいいますが、それこそ持病がおありの方には「人並み」が難易度高いときもあるでしょうし、それで週5日+残業の日々ではどう管理しろと…という話になりますよね。

      こちらこそ今後もよろしくお願いいたします!

  2. りんむさんより年上の私。
    いったいいつまで働かないといけないのか…というのはずっと考えています。
    私も元々身体が弱いほうですし、2年ほど前に大きな病気をしたこともあって
    「一生懸命働いて老後に備えても、その前に死んじゃったら元も子もないな」
    て考えるようにはなりました。

    今だってどうにでも出来るんですよ、フリーランスなんで。
    自分で仕事量をコントロールすればいいだけなんですが、仕事断ると次から依頼が来なくなるんじゃないかと恐れてしまい、ついついやり過ぎてしまいます。

    難しいですねー。
    札束降って来ないかなぁ。

    1. ひまわりサマ
      フリーランスだと調整しやすそうなイメージもありますが、一旦途切れると次がないかもしれない…というのは怖いですよね。
      自営業だったワタシの父も「仕事が来なくなる」と言って、結局死ぬまで会社を畳みませんでした(そして残された母が苦労した笑)。
      理想としては、苦痛じゃない内容の仕事を定年とか気にせずに、自分の健康状態と相談しながら細々とやれるといいのですが…なかなか…。

      札束、降ってきてほしいですねー!

  3. りんむじんづさんより年下の私ですが、もう残業が辛いです、、、というかもう普通の仕事すら辛い。
    若い部下と上司&役職では無いのに主張だけは強い高齢者にもみくしゃにされてます(笑)
    体力も精神もキツいですー!!!っと愚痴ってしまってすいません。
    少し前まで60才の定年まで後何年?なんて思いながら働いていたのに気づけば定年が65才になりました!なんてこったい!5年も延長されてしまいました(´;Д;`)
    派遣、アルバイトなど必ず定時で帰れる仕事も良いなと思いつつ、収入面を考えるとやめられません、、、
    せめて我が社も週休3日で水曜日が休みになってくれれば大分違うんですけどねー。難しいというか、無理だろうなー。

    1. おかゆサマ
      還暦まで子育てしつつバリバリ働いた親を見ると、これくらいでヘトヘトしていては…と思うのですが、もやしっ子と言われた年代だし仕方ないかなーとも思います。
      生き抜く力が弱い…。

      ホント、パートタイムジョブで細々と食べていけるなら転換したいんですけどね。
      パートやバイトって主婦や学生の片手間的なポジションだから、それだけでやっていくのは難しいんだろうなあ。
      倒れる前にある程度お金を貯めておいて、なるべく早くリタイアするのが今の夢です。暗い夢だ…。
      社内で話を聞いていても、体力も変化への対応力も落ちたオーバー60の扱いに苦慮しているし、全員が65だの70だのまで若い人と同じように働くのは非現実的ですよね。

  4. こんにちわ…体力だけは無尽蔵?にある私。頭を使わないからなのか?
    それでも人並みに更年期を通り過ぎた今、無尽蔵にあると思われた体力に底があると驚く私です。

    定年を60から65に引き上げられ、70にでも伸びそうな昨今…大変ですね。
    60で一応、定年を迎え後は同じ仕事量をして給与は大幅カット…
    「やってやれへん!」と言って辞めても年金が入るのは年々先に伸びて…貯金を切り崩す日々。

    妹の所も金融、50チョイで取締役になったけど要は高級取りの人員減らし。その時点で退職して後は一年契約社員…この時期は首の皮がヒリヒリすると言うてます。

    体力だけあるで…頭も神経も使わない私が言うのも腹立たしいかも知れませんが…
    辞めるのは簡単…でもつぎの職が中々…。
    コレはコレで気が休まらない。
    だからと言って、年度末の怒涛の仕事量を毎年こなして、この先も延々と年度末を迎える…コレもシンドイ。
    何たって仕事するにも日常生活するにも体が資本。体壊したら何にもならない。

    コロナの次は超大国がきな臭い事始めてるし、先の読めない時代ですね。
    十分、体力の回復を…あと少し…頑張ってください

    1. まだむサマ
      いやー、体力も才能のひとつですよね…。
      子どもの頃から皆勤賞とは無縁の虚弱体質だったので、体力がある方が羨ましいです。

      おかげさまで今のところワタシと猫が食べていく程度のお給料をもらっていますが、仕事を変えて収入が下がるとなると仰る通りそれもストレスになるんでしょうねー…。
      若い内なら転職先も何か見つかるでしょうけど、この歳になって、しかも大したキャリアじゃないとなるとなかなか踏み切れません。
      とはいえ今の仕事をあと15年続けられるかというと絶対無理だし、そもそも15年後にはなくなっている系の仕事なので、次の働き方を模索しなくてはなー…とは思っています。

      きな臭いことになりましたねえ。
      この調子だとコロナが収束しても当分欧州には行けそうにないです。
      行くとしてもアンカレッジ経由!? アンカレッジは未経験なので、それはそれでやってみたいです笑

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