8カ月齢の猫

ブリ男、生後8カ月。


羽根を狙ってウズウズ。

めでたく体重が4キログラム台に突入しました。

去勢手術後にどれだけカロリーを摂らせるか、散々悩みました。
参考:猫の食と遊び
参考:猫の摂取カロリー

まだ生後半年なんだから成猫と同じカロリーでは足りなかろう。
かといって去勢後に無制限に与えるのもダメだろう。

ということで「体重3.6キログラムだけど、成猫4キログラム相当の必要摂取カロリーを目安にしてしばらく様子を見よう。1歳未満の子にはちょっと足りないかもしれないけど、痩せるようなら増やせばいいや」てなところで2カ月間過ごしました。

去勢後最初の半月はカリカリ拒否を起こしたこともあり体重減。
参考:[猫のハンスト]ブリ男がカリカリを食べなくなりました…

その後半月で去勢時の3.6キログラムに戻し、しばらくは3.8キログラムくらいで停滞。
食欲大魔神の欲しがり方が半端ないので「これ、ひょっとして食べ足りないのかな…」と心配になって、目安のカロリーを多少オーバーしても気にしないことに。
すると、4.1~4.2キログラムまで増えました。

筋肉や骨格で増えたなら喜ばしいことだけど、涼しくなってから遊ぶ量が減ったからなあ。脂肪で増えたんじゃないでしょうね。
という心配もありますが、今のところ肋骨は触れるしくびれはあるし、まあいいかとも思います。なんとなくお腹周りがどーんとしている気もするけど…。

ここ2カ月「ひょっとして成長期には足りていないんじゃないか。骨スカスカの内臓虚弱っ子になったらどうしよう。もう少し食べさせた方がいいのかしら」とハラハラしていたので、無事に4キログラム級になって「なーんだ、ちゃんと大きくなれるくらい食べてるんじゃん! んもー、ブリさんの欲しがり屋さん☆」とホッとしました。

 

それにしても、半年前には食の細さを心配していた子が1歳を待たずに4キログラムを突破するとは。
最近は、近所を散歩するチワワを見ると「ブリ男のがデカい…」と思います。
大型猫って、大きいですね。

好き嫌いなくよく食べ、毎日ぶりぶりウンチを出すブリ男を見ると、ひょっとしてこの子は8キログラム級のデカブリショーになる才能があるのか…? と思ってしまいます。
ブリ男の両親のサイズを知らないので何とも言えませんが、少なくとも現時点の胃腸の様子を見るとたくさん食べてしっかり消化吸収しているのでガタイを良くする才能には恵まれているように見えます。

ウチが狭小マンションでなければ。
もしウチが地上2階地下1階、庭には森があるような邸宅であれば、ブリ男に好きなだけ食べさせて存分に運動させ、筋肉ムキムキのデカブリショーにさせてあげられたかもしれない。

甲斐性のないお母さんでゴメンね……。
せっかくの才能を開花させてやれなくてゴメンね……。

なんだか子どもは国際大会級のアスリートになれる才能があるのに、あるいはハーバードでもケンブリッジでも余裕で行ける賢さがあるのに、お金がなくて実現させてやれない親の気分です。
猫ですらこれだけ胸が痛むのだから、人間ではどれほどツラいのか。

いや、人間なら自立して己の才能を開花させる可能性もあるけれど、ブリ男は終生狭小マンションから出られません。
名古屋市全域を統治するハイパーボス猫になれたかもしれないのに、キャットショーでぶいぶいいわせるムキムキブリショーになれたかもしれないのに、ゴメンね……。

と、すくすく育つブリ男を見ると気の毒ではありますが、現実的にはウチの狭さで8キログラムにもなられたら運動不足で肥えるだけです。
可哀想だけど、ちょっとデカい家猫で我慢してね。

最終的に、ブリ男はどこまで育つのでしょう。
1歳までには4.5キログラムにはなってほしいなーなんて思っていたけど、このペースだと5キログラムにはなりそう。
そして一般的には1歳時点の体重体型が理想といいますが、大型猫種は2~3年かけて成長するというので、ブリ男は6キログラムくらいにはなるのかなあ。
6キログラムがワタシの胸に乗ってふみふみする。
3年後の冬にはそんな光景が見られるのかもしれません。楽しみです。

 

猫も8カ月齢ともなるとすっかり大人びていて、たった半年のことなのに「そういや、おチビちゃんの頃はアレをやっていたのに今はやらなくなっちゃったな」という行動がいろいろあります。

休日の朝のガブガブ

週末の朝、いつも通りブリ男に4時に叩き起こされ、いつも通り猫じゃらしを振った後にゴハンを出すのですが、その後ワタシは再びベッドに倒れこんでしまいます。

以前はブリ男は「デカい生き物、何寝てんだよー! せっかく起きたんだから遊べよー!」とワタシに飛びかかり、背中を引っかいたり腿を噛んだりしていました。
痛さに目が覚めて、半分寝ぼけながらベッドで猫じゃらしを振り回したものです。

それが最近は「デカい生き物、普段は仕事でお疲れだからな…」とは思っていないのでしょうが、おとなしく寝かせてくれることが多いです。
んで、ふと気づくとブリ男もベッドで二度寝している。休日の朝、猫とうふうふするのは最高です。

デカい生き物の顔の横では寝ないし

ブリ男はウチに来てしばらくはワタシの膝で熟睡する抱っこ猫でしたが、一時期目薬を差したのを機に「デカい生き物に捕まったらロクな目に遭わん!」とワタシの抱っこから逃げるようになってしまいました。
さらに、寝ている最中にお腹を触られたのがイヤだったらしく、夜ベッドで寝るときはワタシの膝より上に来ないという徹底ぶりでした。

ちっちゃいときはワタシの首にしがみついて寝て、まだ小さいから座ったまま寝るような姿勢になっちゃって、会議中に居眠りするオッサンみたいに首を後ろにカクンカクンやっていたのにねえ…。

ところが、何をどう頑張っても日に一度はワタシに捕まってイヤな目に遭う(歯磨きとか)と観念したのか、最近は多少は抱っこさせます。
そして寝ているブリ男が遠過ぎて撫で回せない日々が続いたら睡眠中の腹撫で事件を忘れたらしく、顔の横で寝るようになりました。

顔の横どころか、尻尾の付け根をワタシの顔に押しつけ、腕を後ろ足で挟み、手を前足で抱きしめるというデカい生き物ラヴラヴっぷりです。
日によっては、後ろ足でワタシの顔を挟み、自ら腹をワタシの顔に押しつけています。ブリ男さん、股間がお母さんの顔にべったりですよ……。
ブリ男のふわふわの毛を堪能できるのはありがたいけど、朝起きると顔面が毛まみれです。

狩猟ごっこなんて子どもの遊び

ワタシがベッドに入るとすっ飛んできて、布団の下の手をばしばし叩いたり噛んだりして遊んでいたブリ男。
最近ではベッドメイキングをしても寝る支度をしても飛んでこなくなってしまいました。
デカい生き物の手を噛んだらダメということを認識したら「本気で噛めないんじゃつまらない」とでも思ったようです。

その代わりといっては何ですが、ワタシが寝る前にベッドカバーの下に潜り込んできます。
カバーの上から撫でてもらったり、「いないいないばあ」をしたり、布団越しにワタシの太股に乗ってうふうふしたり、まったりといちゃいちゃするように。

バタバタ跳ね回るおチビちゃんから、「何もないけど一緒に過ごすって、いいよね」なんてのを味わえる大人になったんだなあとしみじみします。

タオル引きずり落としはもう古い

ワタシの気を引くためにしょっちゅうキッチンのタオルを引きずり落としていたブリ男さん。
今ではすっかりやらなくなってしまいました。

今は代わりにキッチンに登ってワタシの気を引きます。
参考:[猫の躾]キッチン登攀ブーム再来と肩乗り猫

せーのっ!

ブリ男は小さい頃、猫じゃらしに飛びかかる瞬間に尻尾の先をちょっと振るという癖がありました。
ぴこぴこっ→ジャンプ! という流れがわかりやすく、ブリ男の攻撃をかわすのは容易いことでした。

最近はやらなくなっちゃいましたねー。待ち伏せしている間に全身の筋肉をびくびくっと動かして、ものすっごい速さで飛びかかってきます。
そろそろ~っと獲物に近づく「だるまさんがころんだ」もよくやります。こっそり動いていもワタシからは丸見えですよ。

背中弓反り尻尾ぼわぼわの横っ飛び

ブリ男がおチビちゃんのときは、ワタシが部屋に入る度に弓反りになってぴょんぴょん飛んでいたので「まだビビってるのだろうか…」と落ち込みました。
ビックリしているときだけじゃなくて遊びたいときにもやる仕草らしいと知ってホッとしましたが。

オトナになったらあまりやらないらしいので撮影をしようと何度か試みたのですが、カメラを構えて部屋に入ったときに限ってやらないんですよねー。

今もたまに弓反りになっているけど、これは単に驚いただけっぽいです。
そして横っ飛びはやらなくなってしまいました。

歩いている脚に突撃

動くモノに反応するのか、ワタシが普通に部屋を歩いているだけでしがみついてガブリとしてくるのでヒヤヒヤしていました。
今は歩く脚に絡むのはさっぱりやりませんね。小走りで追跡する程度です。

歩いている最中にガブリとやるのはなくなりましたが、遊んでほしいときやお腹が空いたときに脚をぽくぽくと叩くことはしょっちゅうやります。

 

おチビちゃんのときは雑に猫じゃらしを振っても「うおおおお!」と突撃してきたブリ男も、最近は「えー、今遊びたい気分じゃないし。それよりゴハン」という態度になってきました。
そのうち何をやっても動かない寝子になってしまうんだろうなあ。
まだ仔猫の雰囲気が残っているうちにたっぷり遊んでもらおうと思います。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

2 thoughts on “8カ月齢の猫”

  1. こんにちは!
    ブリ男さんの成長は目覚ましいですね~
    我が家のマルオより1カ月お兄さんなので、成長記録がとても参考になります。

    生後7カ月現在、マルオは3.85kgです。体重はブリ男さんと何となく同じペースで増えてる気がする……と思うと、雑種ながら大型猫的な体格に育つのかもしれません。

    少し遅れてやんちゃ期がやって来たのか、歩いている私の足から腰にかけて飛び掛かって来たり、手を獲物に見立てて噛みついてきたりするようになってしまい悩み中です。

    1. マルコサマ
      こんにちは!
      マルオさんも最初は小さかったのに大きくなりましたね~。
      7カ月のときはブリ男もまさに3.8キログラム前後だったので、似たようなペースでおっきくなってますね!

      やんちゃ期はマルコさんに慣れて安心したらやってきたんですかね。きょうだい猫にじゃれている感覚とか。7カ月だとまだヤンチャなくせに身体がデカくて力が強いからかないませんよね。
      ブリ男も小さいときはやってましたが、飽きたのか最近はやらなくなってしまいました。その代わり、不満があるときにガブッと噛んできます…。

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