またしても新しい食習慣を独自に生み出す猫

夏の終わりは下痢や嘔吐とあまりお腹の調子がよろしくなかったブリ男ですが、最近は落ち着いたようでウンチの様子もいつも通りに戻りました。

猫

痩せ過ぎ注意と言われてからカリカリを増やすも、増やすとお腹を壊すので、様子を見ながら増やしては減らし、また増やしとやっていたのですが、前回の病院で計量してまだ体重は増やしてヨシと判明。
参考:猫の下痢と嘔吐が続いたので病院に連れていったけれど。

そんなわけでお腹が落ち着いた後からカリカリ増量キャンペーンを開催しているのですが、食欲の秋全開なブリ男は物ともせず平らげています。

新しい食習慣を勝手に生み出す猫で、デカい生き物の入浴前にゴハンをおねだりするようになったと書きました。
アレはそれ以降どうなったかというと、継続しています。

ワタシが歯磨きしている最中、部屋に戻ってケージの上でごろーんと横になっているので今日はカリカリ要らないのかな…と思うのですが、ブリ男の傍に行って「お母さん、お風呂に入ってきますね。ちょっと待っててね」と声をかけると、眠くてとろんとしていた目をカッと見開き、上半身を起こして「あぁあ…ん」と声にならない声を出す。なんならサイレントニャーで口をあぁんと開けるだけの日も。
それで初めて察したような顔をして「あら、ゴハン食べる? お母さんがお風呂入る前に食べとく??」と「ゴハン」という魅惑ワードを出すと目を黒々とさせて頭突きをしてくる。

という具合で、急におねだりモードに突入するブリさんを見るのが楽しくて、ワタシが煽っている感はあります。

 

もうひとつ、ブリ男、おやつを食べる会場に変化アリで書いたように、ワタシの掌からカリカリをもらうのも続いています。

しかし、ワタシの掌から食べるのが下手くそになりました。

なぜかというと、一度焦ったのかワタシの掌の肉も一緒にガブッとやってしまったんですよね。結構な勢いだったから「いてて」となりました。
それを気にしたらしく、それ以来舌先でちょろっとカリカリを拾おうとするので、しばしば口に入れるのに失敗しています。

ガブッとやったといっても手に穴が開くほどでもなく、ブリ男も故意に噛んだわけでもないから気にすることないと思うのですが、ブリ男は「デカい生き物を噛んだり研いだりしてはいけない」と思っているようです。
ウチに来てすぐの頃、ワタシの脚にえいっと牙と爪を立てて流血騒ぎになったとき、「そろそろ言い聞かせたら理解するかな」と試しに傷口を見せながら懇々と説教したところ通じたようで、それ以来わざとデカい生き物を噛むことはありません。
ま、小さい頃は甘くない甘噛みをしたり、ビックリしたときにワタシの脚にしがみついて穴を開けたりという事故はありましたが。
参考:[猫との生活]久しぶりに家庭内事故…

事故のときもかなりしょんぼりしていたので、デカい生き物に傷をつけてはならぬ、ということは固く心に決めているようです。
その結果ワタシの掌からカリカリを飛ばしてしまうなんて、可愛い。

しかし、毎度床に転がったカリカリを拾うのも面倒なので「ブリさんは優しいから、ちょっとくらいは平気ですよ。ほら、ガブリといっちゃいなさいよ」と言ってはいるのですが、説教は通じてもこれは通じないようで、今も頻繁にカリカリを弾き飛ばしています。

 

それから最近の食習慣としては、寝る前のダメ押しカリカリを要求されるようになりました。

ワタシが「そろそろ寝んねしよっかー」と言って枕を整え、トイレに行って戻るとブリさんのゴハンタイムで、ブリ男が張り切ってケージの天板に乗り、その日用に計量したカリカリの残りを全部皿に出してもらって食べる、というのが長年の習慣です。
それを食べ終えたら「今日もよく食べました〜。明日もいっぱい食べようね。さて、お母さんは寝んねするからブリさんも一緒に寝んねしよっか」と抱っこに誘うと「イヤです!」と逃げられて、仕方ないのでひとりでベッドに入り、ブリ男はそのときのお気に入りの場所で毛繕いを始める、というのがお約束でした。

ところが最近は「よく食べたね〜」の辺りでブリ男がダダダッとケージの天板から降り、その勢いでドドドッとケージの2階に登って「まだ食べられます!」という顔をします。
「えええ、ブリさん、今日の分はもう食べちゃったよ…」と言っても「是が非でも頂きます!」と断固たる決意の表情です。

こういうときのブリさんは、貰うまで梃子でも動かない様子なんですよね…。
「ひょっとしたら貰えるかもしれないからおねだりしてみちゃおうかな〜」みたいなノリのときは、ワタシが「あーとーで」と言うと「ちぇっ」という顔をしてケージの2階に登るのを止めるけど、「絶対に貰います!」モードのときはずーっと待ち続ける。
仕方ないのでダメ押しでカリカリを数粒出すと、それがすっかり当たり前になって、今では毎晩「夜食を食べ終えたら勢いよくケージに走り込んでダメ押しカリカリを待つ」というのが習慣化してしまいました。

最近は、朝食のときにもこれを適用しようとしていて、歯磨きの後に勢いよくケージに走り込もうとします。
今のところ「ないよ。あーとーで」と言うと「えええ…」という顔をしてケージの入口で振り向いてはいますが。

 

このケージへの走り込みは今に始まったことではなく、以前から遊んでいる最中にちょいちょい発動させるブリさんです。

猫じゃらしやぬいぐるみ相手にハッスルしていたと思ったら急にケージの2階へ勢いよく移動し、カリカリを数粒食べた後にケージからドタドタ降りてまた遊ぶ、というのをよくやります。
遊んでいる最中に、よくそんな急に切り替えができるなーと感心します。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

2 thoughts on “またしても新しい食習慣を独自に生み出す猫”

  1. うちのブリちゃんもケージへの走り込みやります。遊んでて走り回ってテンション上がったままケージ2階にジャンプして行って水飲んでます。クールダウンなのかな?笑
    猫さんてちゃんと言葉がわかってるなぁと思うことありますよね。
    3年前くらいからお腹から足とか腕の毛を齧ってしまいハゲハゲなんです汗
    皮膚が傷になっちゃうような舐め壊しではなく人間が爪を噛むみたいな癖?な感じなので病院で相談もしたんですがまぁ見た目の問題だけだから経過観察しましょうと。
    でもバリカンしたみたいに広範囲に刈られた感じなんで、「なんか気になるのかな〜?でも女の子はフワフワしてる方が可愛いよ〜」とかカジカジやり始めたらそっと手で遮りながらこんこんと説得するとしばらく辞めます。少し毛が生え揃ってきた頃にまたやるんですけどね笑
    叱られた事とかしっかり理解してるようだけど、「いい子だね〜可愛いね〜、大好きだよ〜知ってる〜?」とかは完全には伝わってない気がして歯がゆい…(特に後半が笑)

    1. ナナさま
      ハゲハゲは心配ですね…。
      傷がつかないなら心配し過ぎることもないのかもですが…。
      ちゃんと聞き分けるの、いい子ですね。
      ブリさんは耳が痒くておでこを掻きこわすときがあるんですけど、「そんなにかいかいすると、おでこ痛い痛いになりますよ」と言っても通じないです泣

      「大好きだよ」も通じてるのか通じてないのか…。
      猫と会話できるようになったら真っ先に伝えたいけど、「そんなの、知ってるし」とかそっぽ向いて言われそう。

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