新しい食習慣を勝手に生み出す猫

体重増加と嘔吐防止のため、カリカリマシーンの稼働を1日1回から2回に増やして3カ月。

午後のカリカリマシーン稼働時間もすぐに覚えるだろう。
と思いきや、意外に覚えず、しばらくは「ぐーぐー寝ていたのにカリカリマシーン稼働の気配を察知してガバッと跳ね起きるブリ男」を見て楽しんでいました。

が、3カ月も毎日出してもらっているとさすがに覚えるようで、午後もカリカリマシーンの前で待機するようになりました。
…予約してある時間の、1時間半も前から待っています。

現在、カリカリマシーンは朝7時と午後は15時半に予約しています。

朝7時は、カリカリマシーンを使い始めてからずっとこの時間。
ワタシが仕事に行っている間ずっと何も食べないのはお腹が空くよね(出したカリカリは一気に食べ切るタイプ)ということで、遅めの朝ごはん的に7時に出しています。
それ以外はワタシが急に帰宅が遅くなったときに手動で動かしたり、旅行のときは早朝と夜にも出したり、そんな使い方でした。

もう何年も朝7時にカリカリマシーンからカリカリを貰っているので、その時間の前はカリカリマシーンの近くから動こうとしません。

夜ワタシと一緒にベッドで寝て、早朝にウェットフードを食べた後は、ベッドに戻らずダイニングの椅子の上で寝ています。

バーテブラ

休日、ワタシがベッドで二度寝している間も、時間が近づくとそわそわしてテーブルの上に乗ったりカリカリマシーンの前で仁王立ちしてみたりと忙しそう。
たまに寝ているワタシのところへやってきて肉球で顔をぐいぐい押し、「アイツ、まだカリカリ出さないぜ!」的に「うぁあぉん!」と文句を言います。
そうこうしているうちにカリカリが出るザラザラッという魅惑の音を聞いてすっ飛んで行き、勢いよく食べる。
食べ終えた後はベッドに戻ってきて「今朝の狩り、終わったぜ!」みたいな満足げな顔をして一緒に二度寝する、というのが休日のお約束です。

まあでも、朝はそわそわするのは6時半くらいからなんですよね。
それでも早いと思うので、家で仕事をしているときはそわそわするブリさんを横目で見ながら(在宅勤務の日は朝6時半頃から仕事をするデカい生き物。その分、忙しくなければ終了も早いのですが)、「ブリさん、まだあと30分もあるよー。寝んねして待ってればいいのに」なんて声を掛けるのですが、ブリ男には「今忙しいから構わないで!」みたいな顔をされます。

午後の予約時間を15時半にセットしたのは、ブリ男がそのくらいの時間になると「お腹空いた」と訴え出すからです。
朝も3時半には起こしてくるし、恐らく3時半と15時半に空腹を覚える仕様なんだな…。

それでもワタシが仕事をしていると15時半頃はまだぐーぐー寝ていることが多かったのですが、午後のカリカリマシーンを覚えてからは14時頃からそわそわするようになってしまいました。

14時というとまだ眠そうで、のっそり起きたと思ったらテーブルに乗り、モニターの前に陣取って大欠伸をし、じっとりとした目つきでカリカリマシーンを見つめています。
「ブリさん…、まだ1時間半もあるよ。寝てなさいよ…」と昼寝に使う箱に戻してやっても、なぜかまたモニターの前に戻ってくる。
午前中はあまりモニター前で邪魔することがないので、それで朝早くから仕事を開始してなるべく早い時間に片づける習慣になっているのでした。

モニター前で眠そうにカリカリマシーンを見張り、ときどきワタシを「アイツ、動かないから何とかしろよ…」と睨みつけ、テーブルから椅子に降り、またテーブルに乗って、と忙しそうです。
そんなカンジで1時間半も待ち続けるのですから、狩猟動物って根気があるなあ…と感心します。

ようやくカリカリマシーンの予約時間になってカリカリを食べ、さて昼寝再開と思いきやそうはならず、「今度は缶詰だろ!!」とオラつき度がレベルアップするブリさん。
「うぁおおおぁをん!」と吠えながら部屋を走り回っておねだりをします。今食べたカリカリはどこへ行っちゃったの…。
夕方のウェットフードを出してもらった後はようやく落ち着いて、食べ終えると早々に昼寝を再開するのでした。

 

と、カリカリマシーンの変化に順応したブリさんですが、最近勝手に追加した習慣があります。

午後のカリカリマシーンで長時間そわそわするせいで昼寝が足らず、ワタシが夕食後に風呂の支度をする頃には椅子の上でぐーぐー寝るけれど、それはワタシが一日中家に居る日のハナシ。
ワタシが仕事や遊びで家に居ない日は吠えて走ってなんてせずに寝ているのか、風呂支度のときも元気にオモチャと格闘して「デカい生き物も風呂なんかに行かず遊ぼうぜ!」と誘ってきます。
風呂が沸くまでの間オモチャをブン投げて遊びに付き合ってやり、沸いたら「お母さん、風呂入ってサッパリしてくるね。後でまた遊ぼうね~」とブリ男を椅子の上に乗せて、ブリ男はそれでようやく昼寝を再開という流れ。

…だったのですが、最近は風呂を沸かす準備をして歯磨きをし、洗面所から戻るとブリ男は小走りで皿の前に行き、ゴハンをおねだりするようになりました。

えええ、風呂上りにはいつもカリカリをあげているけどさ。入浴前にあげたことなんかなかったじゃない。
何をきっかけに「今なら貰える!」と思ったのさ…。

皿の前に行くときは「貰えなさそうだけど貰えたらラッキー」的なときもあれば「断固として! 何がなんでも! 今! なう! 貰います!」的なときもあり、前者の場合は「あーとーで」と言うと「ちぇっ」とした顔をしてケージから出てきます。
が、入浴前は後者。圧倒的に後者。なので迫力に押されてカリカリを出してやったらしっかり覚えちゃったらしく、ついにはオモチャで遊ばずに、ワタシの歯磨き中も静かに皿の前で待つようになってしまいました。

留守番の日はオヤツを貰えないので「ここで何がなんでも貰います!」となっちゃうのかな。
回数は少なくとも、カリカリの総量は同じ、何ならこうやってこまめに圧をかけられるので留守番の日の方が多く食べることもあるんだけどな…。
ということをブリさんに言ってももちろん通じず、暗い部屋に戻ったら皿の前のブリさんにジッと見られてビックリ、というのを繰り返しています。

 

最近、ブリ男の食べ物関係で面白かったことがもうひとつ。

六花亭の北加伊道(ほっかいどう)を食べていたら、バターたっぷりのパイ生地と餡子の香りにつられたのか、ブリ男がやってきました。
ワタシが口に運ぶのを熱心に見ていると思ったら、「あーん」と大口を開けてかぶりつくモーションに。

今までもバウムクーヘンやマフィンなど焼き菓子に興味津々で舐めようとしたことはあったけれど、がぶーっといこうとしたのは初めてで、その真剣な顔に大笑いしながら「お母さんの食べ物はダメでしょ~!」とお仕置き(抱っこしてぎゅー)をしたのでした。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

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