猫と暮らすための準備は、果たして正しかったのか

1年ちょっと前、愛想の良い仔猫に出会い「ついにワタシも猫生活を始めちゃうのか!?」と猫と暮らすための準備らしきものをしてみた。を書きました。


今にして思うと、その記事で挿入した画像の猫がブリ男と同じ白とグレーのブチというのがご縁を感じずにはいられません。

猫

結局、諸々の事情でその子を迎え入れることは断念しましたが、そのときに猫と暮らす準備をあれこれ妄想しながら飼育本を読んだことはブリ男との暮らしに役立っています。

猫飼い未経験者があれこれ妄想したことは果たして正解だったのか、当時の記事を検証します。

マンションには猫だよね

おひとりさまのマンション暮らしで犬を飼うのは現実的ではなく、毛玉と暮らすなら猫だよなあ…

今のマンションは小型犬なら飼育OKなので、犬と暮らそうと思えば暮らせます。
犬はなー、朝晩の散歩がねー、と思ったけど、ブリ男は朝晩遊べ遊べとうるさいので犬とそんなに変わらなかったかも。

ただし、集団生活大好きな犬をひとり暮らしの人間が飼うのはやはり無理があります。
気ままな猫ですら夕方には「デカい生き物、早く帰ってこないかなー」とドアを見ながら待っているのに。

これはカメラの方を見て目がビカーッとなってるけど。

そのくせ、ワタシが1日家に居ると「なんでコイツ今日ずっと居るの?」みたいな顔をするときもあるので(キッチンに登って怒られたときに)、ひとりで気ままにのんびりするのも好きらしいです。ひとり暮らしには、やっぱり猫が気楽です。
参考:[猫の躾]キッチン登攀ブーム再来と肩乗り猫

猫はどんな隙間にも入りまくるし、どこへも登りまくる

ワタシの部屋は恐ろしく片づいているので、猫を急に放り込まれてもあまり困ることはない方だと思います。

とドヤ顔してましたが、いざ仔猫を放り込んでみたら「あわわわわ」となりました。
テレビや布団乾燥機のコードを噛みまくるし、テレビ台の裏の埃を毛皮に吸着してくれるし、「ああ、もっと片づけるべきでした」と思いました…。

そして家具に高低差がなくスッキリしているのは猫的には面白くない。
なのでブリ男の身体能力がアップするのに合わせてケージを大きくしたり物見台を設置したりしました。
参考:[模様替え?]猫のケージを新調!
参考:【猫の転落防止】窓辺に物見台を設置

巨大なキャットタワーも欲しいところですが、置き場所に困っていて買えずにいます。

トイレinリビングは意外に困らなかった

リビングにトイレを置かざるをえないけど、そうすると臭い対策は徹底的にやらないと困るし。

すみません、システムトイレの消臭力を舐めてました。

あと、富士通ゼネラルの脱臭機も偉大。

しかもブリ男がワタシの在宅時、それもワタシが起きているときにしかウンチをしない子なので、ウンチの臭いに悩まされることはまずないです。
ウンチ直後に「ブリさんのウンチ臭いね~」なんてブリ男に話しかけてますが、脱臭機を急速モードにしておけばしばらくするとまったく気になりません。

換気扇とエコカラットがあるトイレに猫のトイレも設置できたらなあ。


参考:エコカラットの湿度調整機能の実力を体感!

なんて妄想をしましたが、ウチのトイレは狭すぎて無理。
ブリ男は豪快に砂を掻くタイプなので小さなトイレを置くわけにもいかないですし。大きなトイレとゴミ箱を置けるくらい広いトイレならよかったなあ。

それに、玄関の脱走対策が上手くできず、ブリ男の縄張りは今もリビングのみに留めています。
隙あらばリビングからも出よう出ようとしているので、玄関からもピュッと飛び出てしまうに違いない。それを防ぐために廊下にドアをつけたいのですが、狭いのでいいアイディアが浮かびません。
玄関の脱走対策が取れないうちはトイレに続く廊下にブリ男を出すわけにもいかず、畢竟トイレを置くどころではない状態です。

ケージは買って正解

ヤンチャ盛りのときはワタシが留守中は危険ないたずらや誤飲をしないようにケージに入れておいた方がいいのかしらという気もします。
そして猫カフェで仔猫を見ると3カ月でも平気で3段を昇り降りしているので、キャットタワー兼用として3段ケージを用意した方がいいのかしら…。

なんてことも考えましたが、インテリア性も考えてウッディーキャットルームにしてしまいました。

生後8カ月の今となっては掃除と業者の出入りのときくらいしかケージに入れないので、2段で充分です。
とは思うものの、キャットタワー代わりにもっとデカいケージでもよかったのかもね…と思わないでもないです。
参考:【猫のケージ】ウッディーキャットルームの使い心地と理想のケージ

グルーミング用品はほとんど出しっ放し

爪切りやブラシもサッと取り出せるようにしておきたい。
うーん、どうやって部屋に取り入れるか。

爪切りやブラシ、シャンプーシートなどのグルーミング用品は、紙袋に入れてキャビネットに収納しています。

留守中は一応収納するけど、ほとんど出しっ放しにしています。

ブリ男は最初の頃こそ紙袋に入ろうとしましたが、失敗して紙袋ごとキャビネットから落ちて、「アレはいかん」と思ったようで最近は覗くだけです。
爪切りはテーブルに置いとくとちょいちょい触って落として遊ぶけど、紙袋に入れておけば無関心。トイレ掃除用のキッチンペーパーにイタズラもしません。ラクな猫だ。

オモチャの管理は2パターン

オモチャは猫が勝手に遊べるように出しっ放しにしておかなきゃいけない。
(略)
オモチャはハナコ(ウチのルンバ)もオモチャにしそう。
そうなると、猫とハナコの喧嘩が始まるんだろうか。
猫・ハナコ・オモチャの関係性が明確になるまで、ワタシの在宅時にしかハナコを稼働させられないような気がします。平日にそんな時間あるのやら。

オモチャは、紐など誤飲が怖い猫じゃらしなどはキャビネットの中へ、ぬいぐるみなど比較的安全そうなモノはプランターカバーの中へ入れています。
ワタシの留守中や就寝中、ブリ男はプランターカバーの中にもそもそと潜り込んで好きなオモチャを引っ張り出しています。

猫

ハナコとの関係性は、心配通りになってしまいました。喧嘩こそしないけど仲良くもない。
部屋中に散ったブリ男のオモチャを拾い集めてプランターカバーに入れ、口を畳んでブリ男が入れないようにし、それからハナコを稼動させています。そうしないとブリ男が床にオモチャを落としてハナコが吸おうとするんですよね。んで、ブリ男がご立腹に。
そしてハナコの仕事が終わったら即オモチャを取り出せるようにセットしています。

この作業のため、ハナコを稼動させるのはワタシの在宅時限定となりました。
留守中に掃除が終わっていた日々よ、さらば。

平日にハナコの仕事を見守る時間なんかあるんだろうか…と思っていましたが、何とかなるものですね。
リビングだけなら30分間程度ですから、ちょっと家事をしたりブリ男のケージを掃除したりして、あとはブリ男と遊んでいるとハナコ待ちもあっという間です。

可愛くて丈夫なキャリーバッグ兼ベッド

病院に行くときにビビらないように、日頃からベッド代わりに出入りさせたい。
そうなると部屋に置きっ放しでもOKなデザインのものがいい。

というわけでfree stitch(フリーステッチ)のバルコディキャリーを買いました。

なぜかブリ男はおチビちゃんの頃キャリーバッグの上に乗りたがったので「ソフトケースじゃなくてハードケースにすべきだったか…」とちょびっと後悔したものです。体重が増えると足場が悪いだけなのでやらなくなりましたが。

夏の間はキャリーバッグに寄りつきもしなかったけど、涼しくなったら俄然篭るようになりました。
中に毛布を敷いてやると嬉しそうに入っています。

食器は意外と苦戦した

可愛いフードボウルを使ってくれなかったらどうしよう。

可愛いとかどうでもええねん。ブリ男が食べやすくて、ワタシが洗いやすいってのが肝心やねん。

というわけでリッチェルのウォーターディッシュと瀬戸焼にゃん楽食器を使っています。

ここに落ち着くまでにいろいろありました。
参考:猫の食器の高さを姑息的に調整
参考:【猫の給水】リッチェル・ウォーターディッシュ

食べないのも困るし、食べ過ぎるのも困る

食べ過ぎて太ったらどうしよう。でも、食べなさ過ぎてもどうしよう。

そういう心配の前にキャットフードについてもっと勉強すればいいのに、と今は思います。当時はキャットフードにこんなに種類があるなんて知らなかったのですよ…。
猫飼い初心者のキャットフード研究

もっとも、どんなにいいフードだとしても猫が食べないんじゃ仕方ないし、かといって太らせるのもよくないし、手探り状態。
このままブリ男の成長・老化に合わせてあれこれ心配し続けるのでしょうねえ。
今は何でも美味しそうにたくさん食べてくれるので、あれこれ気を揉むのも楽しみのひとつですが。

 

こうして記事を見返すと決定的な抜け落ちがあるわけでもなく、猫生活の妄想はなかなか的確だったようです。
というか、ワタシの暮らしに合わせてくれる素直な猫が来てくれたおかげといえましょう。
可愛いブリ男と出会えて幸せです。

ゴハンのおねだり

猫生活、始めました。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

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