猫に添い寝

仔猫のときはワタシの左腕にどっかりと乗り。
大きくなってからはワタシの脚の間にずっぽりと納まり。

猫

というのがブリ男の冬の睡眠スタイルでした。

こんなことされると自由に寝返りが打てず(まあ眠っちゃったら寝返り打つんだけど)、起きると身体のあちこちが痛い、てのが冬のお約束。
それはそれで猫と暮らす醍醐味のひとつみたいなもので、「もー、ブリさんたらー」とデレデレしていたのです。

ところが4歳のブリ男は変わってしまいました。

ワタシがベッドに入って消灯し、しばらくするとシュタッとブリ男も布団に乗るのは去年までと同じ。
そこから去年は布団の上からワタシの脚の間にぎゅうぎゅうと割り込み、全力で体重をかけてきて毛繕いをしていました。
ところが、今年は布団の端にちんまりと丸まっています。

最初は「まだ寒くないからデカい生き物にべったりくっつくほどでもないのかな」と思っていました。
が、寒波が来ようが雪が降ろうが布団の端にいます。ワタシの左脚の横、そんなに隅にいたらベッドから落っこちちゃいますよって位置で伸びたり丸まったりしています。

眠りにつくまであれこれ姿勢を変えられるのでラクと言えばラクなのですが、変なカンジですね。猫と一緒に寝ているのに、猫の体温も重みも感じないとは。

ブリ男的には「俺が乗ったらデカい生き物重いんじゃないか…?」と気を遣ったつもりなのかもしれません。
でもデカい生き物は手足が痺れてもいいからブリ男とベタベタしたいのですよ。それが例え布団越しだとしても。

と、ひとり寝のようで淋しかったので、ワタシからベタベタひっつくようにしています。

ブリ男が毛繕いを終えてウトウトし始めたタイミングを見計らい、布団をめくって枕を移動させ、ブリ男の顔のすぐ横で寝る。
んで、腕をブリ男に差し出すと、ブリ男は「待ってました!」とばかりにワタシの手を枕にしたり腕を舐めたりと甘えてきます。ときには喉をぐるんぐるんと鳴らし、ご機嫌です。

ワタシの姿勢がどうなっているかというと、ベッドの長辺ではなく短辺に沿って横になるみたいな変なことになっているし、背中は布団からはみ出しているし、快適ではありません。
でも温かいフワフワなブリ男を抱きかかえながら寝る幸せには代えられない。
うっとりしながら腹を見せてゴロンゴロンと甘えるブリ男を撫で回し、頭や腹や背中の香りを嗅ぎまくっていると癒されて、そのまま寝落ちしてしまいます。
しばらくしてから背中の寒さに目を覚ますと、ブリ男はワタシの手を枕にしてスヤスヤ眠っている。
さすがに風邪を引くから…と枕を戻して布団に入ろうとすると、ブリさんがちょっと淋しそうな顔をして、それがまたキュンとします。

というのが、この冬の入眠の儀式になっています。

どんなに忙しくても寝ない日はないので、眠るときのイチャイチャはブリ男との貴重なコミュニケーションです。
ブリ男もそれはわかっているようで、ワタシが残業でシッターさんのお世話になった日なんかは不機嫌になり、ワタシが布団に潜ると「きゅるっ」とか言いながらベッドの上をジャンプして文句を言ってきます。
んで、しばらく文句を言い続けたら溜飲が下がるのか、布団の上でいつものように毛繕いを始めるのがお約束。

先日は予期せぬトラブルが発生して、仕事を早く切り上げるつもりが残業になってしまった日がありました。
予定していなかったのでシッターさんは頼んでおらず、一旦帰宅して家で仕事をすることに。在宅勤務の環境が整っていると、いつまでも仕事が出来ちゃうというデメリットもありますね。去年までなら「電話がかかってきたら『りんむはもう死んだ』と伝えてください」とか言って退社しちゃうのに。
とはいえブリさんが不安になっているのを気にしながら残業するより、家で仕事をする方が遥かにマシなわけですが。

ワタシは気楽ですが、ブリ男にとってはたまったものじゃありません。
留守番させられたうえに、デカい生き物は遊んでくれずに(遊びに誘っても乗ってこないくせに)PCを広げて遅い時間までパチパチやっている。
俺、蔑ろにされている…!
とでも思うのか、電話をしている横で「うにゅにゅっ!」とか言いながら走り回っていました。ブリさんのゴハン代を稼いでいるから、もうちょっと待ってね…。

結局その日は深夜近くまでPCパチパチを続ける羽目になり、サッとシャワーを浴びてからブリさんと少しリボンで遊び、すぐ寝ることにしました。

ブリさんご立腹だったからすぐにベッドに来ないかなー。
などと考えていたら、意外にもすぐ布団の上に来たブリ男さん。
そしてそのままのっしのっしと布団の上を歩き、ワタシの脚の間に無理矢理収まって毛繕いを始めます。

おおお、久しぶりに脚に感じるブリ男の重み…!
ブリ男が動く度に布団越しでもくすぐったくて、思わずにやにやしてしまいます。

ブリ男はそのままズドンと丸まって、本格的に眠りに入ったようでした。
いつもはやっぱり遠慮していたのかなあ。デカい生き物はどっかり乗られるの、イヤじゃないんだけどなあ。

ちょっと淋しいのが、ブリ男が脚の上で重しになっていると身動きが取れず、いつものように腕枕でイチャイチャできないことでした。
ブリ男が肩の辺りで丸まってくれたら腕枕し放題なんですけどね。常にデカい生き物に撫で回される位置にいるのはイヤみたいです。難しい男だ。

投稿者:

りんむじんづ

間取図だけで3杯メシが食え、旅のためだけに日々労働し、美味しいものを好きなだけ食べられるようにジム通いに励む、そんなOLです。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

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