まだ残暑はありますが、ショップのウィンドウにはファー付きジャケットを着たマネキンが澄まして立っているシーズンになりました。
参考:コートは9月に買いなさい
というわけで、春夏の服を見直しました。
といってもここ数年、服の整理は簡単です。
なぜなら数年前に服の断捨離を敢行したから。
参考:[ミニマムワードローブ]服を捨てる基準6カ条
「着用頻度が月に一度程度の服もとっておく」「多少着心地が悪くても可愛い服は残す」というスタンスから「週に2~3回でも着たいような服しか残さない」「キレイでも似合わなくなったり着心地が気に入らない服は処分する」というスタンスに変更し、クローゼットから大量の服を追い出しました。
おかげで現在はシーズン毎の見直しも
- 週イチペースで登場していない服は処分(スーツなんかは除く)
- ヘビロテしていても、ヨレッとした服(首回りが残念なカンジになったり取り切れない毛玉ができたり)は処分
という厳しい目で見ても数枚処分するかどうかってところ。
上記にプラスして季節物のアンダーウェア(キャミソールとか靴下とか)も処分しますが、ワンシーズンで使い倒せる程度の枚数しか持たないようにしているので大した量ではありません。
45リットルのゴミ袋を何枚も使うと「こんなに服を捨てて…」と凹むのですが、20リットル1枚なら日常の生活ゴミの一環みたいな感覚です。
昔はクローゼットの整理となると一大イベントでした。
うっかり夜に手をつけて夜中までかかったり、あまりにもキレイな服が多いから後輩を呼んで欲しいモノがあれば持っていってもらったり。
それでもどうにもならなければフリーマーケットに出店したり。
当時はネットオークションがなかったからリアルお店屋さんごっこで服や靴や鞄を処分したんですよ。
着道楽な姉や従妹からも不要品を預かって、かなり品揃えが充実した店を出していました。
若い頃はそれも楽しかったけれど、フリマの出店って疲れるんですよねー…。準備も大変だし、当日も体力使うし。
「こんな疲れること、もうできんわ」と思ったのもクローゼットの中身を減らした一因でした。
歳を取ると、「服に10年モノなんて、ない」ということを実感します。
昔の仕立てのいい服はホントに立派で、手入れと管理がよければ10年どころか20年くらい余裕で乗り越えられるモノもありました。
上述のフリマ出店の際、母親が独身時代の70年代に使っていたコートを引っ張り出してきました。それがあまりにも縫製がしっかりしていて、キレイで驚愕した覚えがあります。
しかも60年代テイストのクラシカルなデザインで、可愛いの。ペールピンクの膝丈Aラインで、凝ったくるみボタンが付いている。
ワタシが母と似たような身長・体型なら「これは売らずにワタシが着ます!」と譲ってもらったに違いない、てくらい可愛かったです。
おそらく購入価格はそれなりにして、母はさすがに50代でペールピンクの膝丈コートは着られないものの娘時代に頑張って買ったモノを簡単には手放せず、自分の娘が成人するまで所有し続けてしまった…ということなのでしょう。
縫製もデザインもいい服でも、ライフスタイルが変われば(母の場合は出産)箪笥の肥やしになるという意味で「10年使えるモノ」ではない。
ましてや現代の安物ファストファッションでは10年どころかワンシーズン着倒せるかも怪しいクオリティの服が多いです。
数年間、上手くいけば10年間使えるコートや礼服もあるにはありますが、日常的に着る服は消耗品。ストックでなくフロー。ワタシの身体を一時的に包んで、すぐに去っていくもの。
そうやって割り切ると「クローゼットの中には使い切れる分だけ入れる」という管理がしっくりいきます。
冷蔵庫と同じですね。食べ切れる分だけ買って入れる。賞味期限の前に食べ切る。うっかりして期限が過ぎてしまったら、もったいないけど処分する。だって古い食べ物でお腹を壊す方がもったいないから。
クローゼットには着倒せる分だけ買って入れる。旬な内に着まくる。あまり着なかったけど流行遅れになったら、もったいないけど処分する。だって古い服を着て残念なカンジになる方がもったいないから。
ぎゅうぎゅうに詰まったクローゼットや冷蔵庫は見ていて楽しいものだけど、それを使い切れるかどうかは人によります。
ワタシにとっては、スカスカのクローゼットや冷蔵庫の方が気楽です。
服の寿命は1~数年という短いスパンなので消耗品感があり、いかにもフローというカンジがします。
最近は、家の中のモノすべてを「一時的に家の中に持ち込んだモノ」と考えるようになりました。
家具は10年以上使うけれど、ライフスタイルや好みに合わなくなったら替える。
家電も10年くらい使うけれど、壊れたら替える。使わなくなったら処分する。
カーテンや寝具、キッチン用品、本や文房具、どれもお金を出せば同じモノ、あるいはもっといいモノが手に入る。
どれもたまたま今のワタシに必要だから家にあるだけで、替えたり捨てたりするタイミングが来たら処分する。
これはモノを雑に使ってさっさと捨てるという意味ではなく、モノに対する執着や拘りを捨てるためにそう考えているわけですね。
「もう二度と手に入らないかも」「コレは思い出が詰まったモノだから」なんて考えてしまうと捨てるべきモノをいつまでも家に置いてしまう。
更に、どんなモノでもいつか捨てるのであれば、買うときに捨てるときのことを想像して「買うのを止めよう…」となることも多いです。捨てるときの手間を考慮してもなお買いたいモノなら、よほど必要なモノだと決断できるわけですね。
参考:[捨てたい!]どうしても捨てられない、でも捨てたモノ
今のワタシの家は、決してモノが極端に少ない部屋というわけではないです。
大きな家具もあれば、ごちゃごちゃした猫のオモチャもたくさん転がっています。

ワタシとブリ男が快適に暮らすためのモノが揃っていて、過剰なモノも足りないモノもない。
今後ワタシとブリ男が歳を取って生活が変わったら、今家にあるモノは必要に応じて変化させていくつもり。
そんな暮らしです。
こんなことを書きたくなったのも秋だからですね。
参考:秋になると部屋を片づけたくなる理由

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