年末年始で美食の限りを尽くしたあなたも、そろそろフツーの食事が恋しくなる頃ではないでしょうか。
胃腸に優しいごはんを食べるには、なんといっても自炊が一番です。
そこで、今回はワタシが愛してやまないレシピ本7冊をご紹介します。
特に、おひとりさまが日常的に摂る食事向けの本ばかりを選びました。
レシピ投稿サイトとかも便利だけど、とんでもないレシピも混じっているから使えるか使えないかを判断するのが面倒なんだよね。
ごちそうひとり鍋(村上祥子)
この本の便利なのは、1週間分の食材をまとめて紹介されていて、その範囲で月~金の献立(というか鍋)が立てられているところです。
忙しいと毎日のように買い物に行くことができないから、どうしても週末にまとめ買いすることになってしまう。5日先の食べたいものなんかわからないからなーとテキトーに食材を買うと、どうしても余ったり足らなかったりするんですよね。
それがこの本では野菜たっぷり・タンパク質もしっかりの買い物リストが掲載されているので、自分で考えるのが面倒くさかったらリストそのまま買っちゃえばいい。扱う食材はどこのスーパーにもあるありふれたもので、「買えなかった! どうしよう!」となることはありません。
しかも買ってすぐ冷凍すべき食材の指示もあるし、足の早い食材は月曜日のうちに使い切ってしまうという心配りまでされています。
ひとり分の料理って面倒くさいから、鍋ってホントに助かります!
調理は簡単だし、洗い物は減るし、たくさんの食材が摂れるし、シメの炭水化物でカロリー調整しやすいし。
夏でも冬でも夕食はほぼ鍋やスープのワタシにはバイブル的なレシピ本です。
1人分・電子レンジレシピ(村上祥子)
これまた村上祥子さんの本。
ひとり暮らしを始めたときのマンションが1口コンロの部屋だったので、電子レンジを駆使しなきゃどうにもなりませんでした。
そのときに村上祥子さんにかなり助けられて多くのレンジレシピを習得。
エビチリ、ニラ玉、カレー、切り干し大根の煮物、ひじきの煮付、親子丼、ゴーヤチャンプルなどなど、3口コンロの部屋に移った今でもレンジでチンしています。
衝撃的だったのはホワイトソース。
鍋でダマにならないようにかき混ぜていたのは何だったんだ! てくらいあっさりできます。
グラタンの具の下拵えもレンジでできちゃうし、焼くのももちろんレンジのオーブン機能でやるし、コンロの出番なし。てなレパートリーがたくさん増えました。
料理できれいになるデトックスレシピ50(大森隆史)
料理でデトックスって胡散くさーなタイトルですが、食物繊維やビタミンなどをしっかり摂ってきちんと排泄しましょうねという内容です。
キャベツ・ごぼう・玉ねぎなど必ず家にあるような食材ばかりで、調理も小難しいものはありません。白菜が余っちゃったけどどうしようかな…なんてときに重宝しています。
レシピごとに食材の効用や効率の良い食べ合わせ例なども紹介されていて面白いです。
小さめの「ストウブ」で早く楽にもっとおいしく!(今泉久美)
美味しいご飯のためのストウブ・ココットGOHANでも紹介しました。
大は小を兼ねることもあるけど、小は小でいい…! と思ってしまう罪深い本です。
もうね、ただの蒸したじゃがいもがすごーーーく美味しそうに見えるんですよ…!
上に書いた通り何でもかんでもレンジで済ませていたのですが、この本を見てからは野菜を蒸すのはストウブに頼っています。枝豆とかめっちゃ美味しいの!
下拵えだけじゃなくて料理もちゃんと美味しいし、何よりストウブごとドンと食卓に置くビジュアルが可愛い。
次のストウブはオーバルの15センチを狙っています。
一汁一菜(飛田和緒)
「一汁一菜」のページを見返したいがために「giorni」が捨てられなくて困っていたので、一冊にまとめられて発行されたときは嬉しかったです。
三十路後半戦になって、夕食をたくさん食べると翌日胃腸がえらいこっちゃになる…と途方に暮れていたときに、「ああ、一汁三菜を頑張って作らなくてもいいんだ」と教えられました。
ワタシはどうも「きちんとした食卓を作る」ということに強迫観念を抱いていたようで、皆が知っているような料理で一汁三菜を用意しないとワタシってダメだなーと思っていました。いやいや、食べ盛りの子どもがいるわけでなし、胃腸の体力に見合った粗食でいいじゃんと思うようになってからずいぶんラクになりました。
そしてラクし過ぎた結果こんな食生活に。
おひとりさまの食生活 ~朝食および弁当編~
おひとりさまの食生活 ~おやつと夕食編~
本に掲載されているのは↑こんなヒドい食事ではなく、春夏秋冬の季節感溢れたレシピです。
作りおきサラダ
この本はいろんな料理家のレシピをまとめているので、バラエティ豊かなところが気に入っています。
お馴染みの和惣菜もあれば、がっつり洋風おかずもあり、中華や韓国風も揃っているというカンジ。
「サラダ」とタイトルに銘打ってありますが肉や魚を使ったメインにもなりそうな料理もあります。もちろん基本的にはどれも野菜たっぷりでヘルシー。
毎日弁当を作るとなると手間はかかるしマンネリ化するしでイヤになることもしばしば。
なので週末に時間があるときはこの本を見ながらいくつかサラダを作っておいて、5日間かけて弁当箱に少しずつ詰めています(それが週末にできなかったら↑あーんな弁当作りになるわけですね)。
スープジャーでつくる感動レシピカタログ(井原裕子)
この本を選んだのは、本屋の店頭に並んでいた中で一番手抜き度が高かったからです…!
カットした具材ごとジャーを熱湯で温める→お湯を捨てて新しい熱湯と調味料を入れる。以上。てラク過ぎないー!?
ワタシ、スープジャーって作っておいたスープを保温するだけのものだと思っていましたよ。おかげで弁当のメニューが一気に増えて世界が広がりました。
などと言いながら外食もやっぱり好きです。
名古屋駅でさくっと名古屋めし