京都だからといって「和」ばかり楽しむわけにはいきません。
「洋」だって堪能したいとも!
というわけで、2014年にオープンしたばかりのリッツ・カールトン京都へ行ってきました。
リッツは沖縄に行ったときにそのホスピタリティにノックアウトされ、それ以来ファンです。
そのリッツがどんな新しいホテルを作ったのか興味津々。行かないという手はないです。
……なーんて、今回は空き部屋も予算もなくて、ラウンジに行っただけ。
なぜラウンジかというと、ふっふっふ、アフタヌーンティーですよ。
ここのアフタヌーンティーのデザートは、なんとピエール・エルメ!
ワタシは世界中の洋菓子でピエール・エルメが一番好きだと言っても過言ではないので(さあ、甘い戦場へ! ~名古屋タカシマヤ 2016アムール・デュ・ショコラ~)見過ごすわけにはいかないのです!
この豪華な雰囲気でエルメが頂けるとは嬉し過ぎるー!
まずは前菜から。
フォアグラのパルフェ、南瓜・ベーコン・カマンベールのキッシュ、栗とサーモンのクロックムッシュ、薩摩芋とレモンのタルト。
小さいと侮るなかれ、味はどれもこれも一級品。
フォアグラのパルフェは、フォアグラの濃厚さに赤ワインの風味とイチジクの甘さが加わってオトナの味。
キッシュはこんなに小さいのにパイがさくさく、具はほっこり。チーズの香りがいい!
クロックムッシュのサーモンは肉厚。
ポテトのパイ、レモンの酸味が加わってあっさりクリームになっているのが新鮮でした。ピスタチオの歯応えもまたよし。
そして、肝心のタワー。
つい最近似たような光景を見たところですね~。→贅沢・繊細アフタヌーンティー ~ストリングスホテル名古屋~
この3段タワーは何度見てもテンションが上がる。
スコーンは、レーズンとマロン。
蓋付き皿に乗ってアツアツでした。
スコーンってどっちかというとザクザクもっさりしたカンジで、あのパサパサ感がバターやジャムと一緒に味わうのにちょうどいいと思っていたんですけど、ここのスコーンはしっとり!
表面はしっかりカリッとしていて、中身はしっとりしているんです。今まで食べたスコーンの中で一番美味しかった。
この日も誕生日祝いということで、豪華金粉付きプレートを用意してもらいました。
しかし肝心のお祝いされる友人は甘い物より酒が好きなタイプなので、この怒涛のようなエルメの前に死んだ魚のような目をしていました。ゴメンなさいね、ワタシの趣味で選んじゃって。
ピエール・エルメ三昧!
コンパクトに作られたケーキってだけでも可愛いのに、それがエルメですよ!
ワタシの脳内は盆と正月が一気に来たかのようなお祭り騒ぎでした。
プレジール シュクレは初めてパリのお店で食べた思い出深いケーキです。
ガナッシュやらプラリネやらブラックショコラやら、この世のチョコの美味しい食感を全部詰め込んだようなケーキ。くどすぎず、それでいて充分に濃厚で風味良し。
イスパハンはド定番ですね。
アレがどんな風にプチサイズになるのかと思ったら、こんなキュートな風貌になりました。
小さくともローズの香りは変わらずです。フランボワーズの酸味がまたいいんだよね~。
最後にコーヒーと共にチョコを…と思ったら、チョコだけじゃありませんでした。
栗と洋梨のパフェ、京都限定のマカロン、エルメのお馴染みのチョコです。
マカロンは、抹茶と小豆と胡麻。美味しい! なぜこれが定番じゃないんだっつーくらい美味しい!!
しかし、これだけ食べるとさすがのワタシも限界です。
ホテルのロビーにエルメの店があるのですが、そこに並んでいるマカロンやクッキーを見ても「もういいや…」と思いました。
しかし、スコーンと一緒に出されたオレンジとパッションフルーツのコンフィチュールはお買い上げ。
サッパリしていて美味しかったんです。旨いパンを買ったときに開けるつもり。
食べ終わったときは「もう当分甘い物はいい…」と思いましたが、写真を見てると「もう一度食べたいなあ」と無謀な考えがむくむくと頭をもたげてきます。
エルメの魔力、恐るべし。
ピエール・エルメの美味しさもさることながら、リッツは京都でも素晴らしかったです。
和モダンなデザインの建物もいいし、スタッフの気持ちいい仕事っぷりもいい。接遇・サービスにはちょいとうるさいこのワタシもリッツではどのスタッフも「この応対は満点だわ…」と感心してしまいます。
次回はぜひ宿泊もしたいものです。
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