久しぶりにブレーカーが落ちて、住宅設備と家電の進化を目にする

とある在宅勤務の日。

お昼時になったので一旦切りをつけて、テレビを流しながら昼ごはんを作り始めました。

Lunch

仕事のPCはスリープ状態。
テレビとスピーカーからはお昼のニュース。
電子レンジでは冷凍ご飯をチンして、コンロは2つの鍋が中強火にかかっています。

鼻歌交じりに調理していたら、ふと妙な気配を感じ、次の瞬間静寂と暗闇に包まれたのでした。

暗闇は言い過ぎだな。ダイニングの照明が消えても部屋は真っ暗にはなりません。

ダイニング

しかし急に灯りが消えてテレビもコンロも消えて、一瞬何が起こったのか分からずビックリしました。
程なくして「あ、ブレーカーが落ちたのか」と思い至り落ち着いたものの、さて、こういうときは何をすればよかったんだっけ? と困惑です。

というのも、ブレーカーが落ちるという経験をしたのが前回いつだったか、思い出せないほど前のことだったからです。

実家に居たときは頻繁に落ちてた気がする。真っ暗な中、懐中電灯をかざして父が分電盤を弄っていたような。
アパート暮らしのとき、友人が泊まりに来て電子レンジとドライヤーを併用したときに落ちたっけなー。でもどうやって戻したか思い出せないや。下駄箱の上で、結構触りづらい場所に分電盤があったような記憶があるんだけど。

少なくともマンションを買って以降、前の部屋でも今の部屋でもブレーカーが落ちるという経験はありません。
なぜかというと、今の部屋も旧居も電気喰いなIHコンロで、契約アンペア数が大きいから。
今は50アンペア、前の部屋では60アンペアでした。
60も要るかー? と思ったけど、当時は今より全然電気を使わなかったので(ブリ男が居ると24時間エアコンつけっぱなしとかやるので…)基本料を含めても電気代があまり気にならず、面倒くさがってそのままになっていました。
引越を機に「よし、50アンペアにしてもらおう!」と意気込んだところ、電力会社の方から「IHなら50アンペアがいいですね~」と言われ、ワタシの意気込みは特に意味のないものに。
同じようにひとり暮らしでIHコンロの実家は40アンペアで契約しているけど、たまにブレーカーが落ちるからレンジとポットは同時に使わないようにしていると母が言っていたので、ストレスなく使うのは50アンペアでいいっぽいです。

そんなわけで余裕綽々なアンペア数で生活していたものですから、十数年間ブレーカーが落ちる現象とはまったく無縁だったのでした。

えーと、電気がブツッと切れると何が困ったっけ。

肝心のPCは、バッテリーを積んだモバイルPCなので特に問題なく稼働しています。
仕事のデータが無事ならそれでいいさ…。

仕事に支障がないと確認してホッとしたところで「分電盤を操作せねば」とようやく思い出しました。

ウチの分電盤は、洗面所のリネン庫の中でかなりの存在感を発揮しています。

リネン庫の半分は分電盤という状態。
図面を見て、インテリアコーディネーターさんと「これって何かの間違いですかね…」と話すくらいの存在感でした。
シューズインクローゼットの中にでも入れておいてくれりゃいいのに。

とはいえ灯りのない中で分電盤をあれこれするなら、シューズインクローゼットに脚立を持ち込んで~とかやるより洗面所でササッと作業できる方がラクです。
あの分電盤の存在感が、遂に報われる日が来たのか…!
と、ちょっと感慨深い気持ちでいたら、急に部屋の照明やテレビが点きました。

……あれっ、今どきの住宅はブレーカーが落ちても勝手に復旧するの?

ルータを見ると無事に再起動していて、普通にWi-Fiが飛んでいます。
見守りカメラも何事もなく復旧していました。
空気清浄機や脱臭機は電源を入れ直す必要があったけど、テレビやレコーダーは何食わぬ顔して正常運転。
実家に居たときは、ブレーカーが落ちる度にビデオデッキの日時を再設定して予約をやり直したような記憶があるけど…今はそんな面倒は要らんのか…。
と、ちょっと狐につままれたような気分になりながら、昼ごはん作りの続きに取りかかったのでした。

夜、風呂に入ったら給湯パネルの日時再設定が必要な状態でした。風呂で予約とかしてないから影響なくて、湯船に入るまで気づきませんでした。
…と、2日後くらいにリビングの方の給湯パネルも日時がおかしなことになっていると、ようやく気づきました。
この時期は給湯パネルなんてオンオフくらいでまじまじと眺めないから、日時の表示がパカパカしているのがまったく目に入りませんでした。
下手したら、次の冬に床暖房のタイマーをセットするまで気づかなかったかもしれません。

 

いやしかし、50~60アンペアもありゃ無限に電気が使えるくらいの感覚でいたけど、そうではなかったのですね。
エアコンをガンガン点ける季節でもブレーカーが落ちるなんて今までなかったのに。
暑い時期はオーブン使いながら強火調理みたいなことはやらないから回避できていたようです。

ブレーカーが落ちたのが炊飯中でなくてよくて良かったです。
参考:【ストウブ ラ・ココット DE GOHAN】コンロとロストテクノロジー

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

2 thoughts on “久しぶりにブレーカーが落ちて、住宅設備と家電の進化を目にする”

  1. こんばんは(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”

    原因はやっぱり、一気に使いすぎ?
    ブレーカー落ちるのって嫌ですね。

    新築にした際、ブレーカーを大きくして子ブレーカーも36個と全く落ちる事の無いようにしました。
    以前の旧家は、お葬式を自宅で執り行った際、お経を上げてる最中にブレーカーが落ちると言う悲惨な事をしましたからね。
    ドライヤーとエアコンを使うと落ちる、ホットプレートと湯沸かしポットを使えば落ちる…日常的でしたわ 笑笑

    今は、山の上なのでしょっちゅう停電するのですが、ブレーカーが落ちることは無くなりました。
    でも築30年、all電化にするし、家電製品が増える一方、IT機器も予想以上に増えてるし…心許なくなります。

    洗面所にブレーカー…良いですね(*^^*)
    妹の築30年マンションは、クローゼットの奥。存在感が、気配すら無いらしいです。
    物を押し込んでるので、リフォームの際、偉い事になったらしいです。

    1. まだむサマ
      子ブレーカー36個!
      そんなに増やせるとは知らず、ビックリです!
      大昔の家の分電盤を思うと今のマンションのヤツは大きくなったなーと思いますが(何しろ昔はエアコン用の割り当てとかなかったし…)、36個は見たことないですね~。
      調理家電併用は気を遣いましたよね。あとドライヤー。
      ひとり暮らしだとそんな感覚なくなっていましたが、久しぶりに思い出しました…。

      普段は洗面所のリネン庫なんて便利な場所に分電盤があるのは邪魔なんですけどね~。
      アレはリネン庫というより、半分は分電盤隠しの扉だと思って諦めています…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です