マンション購入を検討するとき、まずはネットの情報なりチラシなりをチェックすると思います。
いいなと思ったら資料を取り寄せて、いろいろ書いてあるパンフレットを熟読する。
そしてモデルルームに訪れて、内装の雰囲気や設備をチェックする。
それで「これはいい」と思えるマンションに巡り会ったら、次にあなたがするべきことがあります。
設計図書の確認です。
設計図書はモデルルームに置いてあるハズなので、営業マンに言えば見せてもらえます。
設計図書とは何かというと、設計図面のすべてが一冊にまとめられたものです。
そらもうすごいの。小さい規模のマンションでも数センチの厚みがあります。
しかも中を見たら細かい数字やら図面やらがぎっしりで、素人が見ても何のこっちゃー! と根を上げたくなるような代物です。
でも、パンフレットやモデルルームではわからないことがいっぱい書いてある、貴重な情報源です。
どんなことが書いてあるかちょろっと紹介すると。
- 地盤調査結果(偽装されたらどうにもならんですが…)
- 敷地と周辺環境との関係(引込電柱の位置とか)
- 日照時間の計算結果
- 防音のレベル
- 天井の高さ
- 窓の位置
- 設備のスペック
- 配管や配電図
などなど。
マンション建築に必要なありとあらゆる設計情報が全部載っているので、どんな情報でも取れます。
パンフレットの平面間取り図だけだと何がダメって、天井の高さや窓の大きさとかがわかりづらいことです。
その点、設計図書の展開図を見ると、「このドアはこんな位置になるんだな」「天井の下がり方はこんなカンジになるんだな」というのがわかる。
買いたい部屋のタイプがいくつかあると、細かい設計図を見たら「あー、こっちのタイプだとなんかリフォームがしづらそうな配管だな~。あっちのタイプにしよう」なんて判断材料になることもあります。
新築マンションだとどうしても青田買いになりがちなので、内覧会のときに初めて新居に足を踏み入れて「思ったより狭かった、予想より日当たりが悪かった、こんなハズじゃなかった」となる人も居ることでしょう。
それを防ぐためにもぜひご覧ください。
自分で見てもわからんわって人は、同行閲覧をしてくれる設計士さんを探すのも手かも。
そこまでしなくても、ワタシのように「マンション大好きだー!」という変態は何冊か見るうちになんとなく読めるようになれます。
設計図書は多分コピーや撮影不可だと思います。営業マンに訊いてみてください。
2軒目を買ったときは設計変更をがっつりと、でも安上がりに仕上げたかったので、配電や収納を中心にかなり読み込みました。
モデルルームで長時間設計図書を占領するオンナ…。ちょっと不気味ですね…。本人はすごく楽しいからいいんですよ…。
買う部屋を決める条件のあれこれ。
マンション購入の希望条件【部屋の向き】
マンション購入の希望条件【階数】
マンション購入の希望条件【風通し】
マンション購入の希望条件【広さと間取り】
マンション購入の希望条件【間取りの可変性】
マンション購入の希望条件【規模と共用施設】
3 thoughts on “マンションを買うときに確認しておくべきもの;設計図書”