[猫との生活]ブリ男・2020年冬

家にいる時間が長くなって何が幸せかって、ブリ男をずっと見ていられることです。

猫
まあ大抵寝てるんですけど

ワタシが在宅勤務を始めた当初は「今日はデカい生き物いるじゃん! ゴハンおねだりしたろ!」と頻繁に皿の前に居座っていたのが、今ではワタシが仕事をしているのにもすっかり慣れてぐーぐーと寝ています。
よくまあこれだけ寝られるものだ…と感心しきり。

とはいえブリ男も寝ているばかりじゃなくて、彼なりにワタシが終日家にいる日のスケジュールを構築しています。

相変わらず朝4時前に起こしてくれるブリ男さん。在宅勤務の日はそんなに早起きする必要ないのに、容赦ないです。

ワタシがベッドから出るとソファで身構えるので「おっ、朝稽古かな」とリボンを滑らせてやるのですが、リボンではなくワタシに注目してきます。
リボンじゃないのかな…とワタシがトイレに行こうとドアに向かうと、身構えていたブリ男が弾丸のように跳んできてワタシを追い越し、閉まっているドアに激突せんばかりの勢いでドアの前に座ります。
どうやら夜中に退屈していたらしく、デカい生き物よりも早くリビングから出たいらしい。そしてなぜか発射点はソファと決めているようです。

 

ワタシが仕事を始めると、ブリ男もテーブルにやってきます。

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これはブリ男がワタシの仕事に付き合ってくれるから。
…というわけではなく、カリカリマシーンの稼働待ちです。

なので食べ終わったらさっさとベッドに移動して、毛繕いをして寝始めます。
夏はケージの上が昼寝の場所だったけど、冬はベッドだからちょっと遠くてデカい生き物は淋しい。

その後、午前中はひたすら寝ています。
が、ワタシが動くとこっちをじーっと見てきます。
トイレに行ったりキッチンに立ったりすると眠そうな顔をしながらもデカい生き物を観察している。「あら、ブリさん目覚めちゃったの〜」とか何とか言って椅子に座ると、しばらくしてシュタッと音が聞こえる。
「デカい生き物が動いたんだからおねだりのチャンスタイム!」と思っているようで、のっしのっしとケージに向い、2階の皿の前で当然のような顔をして待っています。

どうせおねだりするならワタシが座る前にしてくれればついでにカリカリを出してやれるのに、どっかり椅子に座って膝掛けも整えてPCを開いてさあ仕事、となったタイミングでやってくるのが困ったものです。
ブリさんのおかげで立ち上がる回数が増えて、お母さんは嬉しいですよ…。

 

昼になり、昼食を作るためにワタシがキッチンに立っても、しばらくブリ男はワタシの様子を観察しています。
んで、お茶を淹れるだけじゃなくて料理をしていると判断すると、俄然張り切り出す。

布団の上でずもももっと伸びをし、爪とぎに移動して軽快にバリバリする。
そのままひょいっとキッチンに乗るのでワタシに「ブリさん、危ないからダメよ」と制され、すごく不満そうな顔をしながらおとなしくキッチンの隅っこにちょこんと座っています。そしてワタシの作業をじーっと見てくる。

仕事中は時間もないので大したモノを作らないのですが(時間があっても大したモノは作りませんが)、それでも多少手間取っているとキッチンから降りてワタシの足元をウロウロし始めるブリ男さん。
「ブリさん、もう少し待ってね〜。お母さんのゴハンを先に作らせてね〜」と宥めても利かず、うにゅうにゅ文句を言っています。調理しているのがブリ男の鼻にも美味しそうなモノなら耐え切れず、部屋の中を走り回ります。

人間の分の調理が終わり、冷蔵庫から取り分けておいたウェットフードが入ったコンテナを出して「ブリさん、お待たせ!」と言うと、目をカッと見開いて尻尾をぴーんと立てるブリ男さん。ブリ男はこの瞬間が最も可愛い気がします。
フードをレンジで温め始めると、興奮したブリ男はレンジの横に陣取ってクレアティスタ・プラスにすりすりします。毛が飛ぶからやめて。

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ブリ男が無事にフードにありついて、ようやくワタシも昼ごはん。
ワタシが食べていると一足先に食べ終わったブリ男がケージから出てきて、洗顔をちょっとし、なぜかキッチンに乗ろうとします。
鍋だのフライパンだの片づいてないので「ブリさん、だーめーよ」と追いかけるとピュッと逃げるブリ男さん。そしてそのままリビングに戻ってきません。

食後にキッチンに行きがてらクローゼット部屋を覗くと、ブリ男は窓枠に乗ってまったりします。

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ここは南向きで、この季節、天気がいいと昼間はポカポカです。
ブリ男は毛皮をほっかほかにしながら食後をここでまったり過ごすと決めているらしく、ワタシがキッチンで片づけをしている間ずっとここにいます。
朝もここで過ごしたらいいのに、と思うのですが、やはりのびのび寝られるベッドが快適らしい。

キッチンの掃除を済ませて歯を磨き、午後の仕事に向けてお湯を沸かしていると、ブリ男が「ふー」と溜息をつきながらやってきます。
「あら、ブリさんほかほかになったわねえ」と撫でると、ブリ男は期待に満ちたキラキラした目で見つめ返してきます。ワタシが午後の仕事を始める前にカリカリを出してもらうというのを勝手に習慣化しているのです…。

何がきっかけでこうなったのか。少なくともワタシは「ウェットフード食べたし、お腹落ち着いているでしょ」と考えていたのでこのタイミングでおやつをあげようとしたことはないはずなのに。
いつの間にか「PC始める前にカリカリ!」と決め込んで、尻尾を立てながらサイレントニャーしておねだりするのがお約束になってしまいました。
仕方ないのでカリカリを3粒ほど出してやると、あっという間に平らげて満足そうにベッドに戻ります。んで午後のお昼寝スタート。

 

午後もワタシがトイレに行くのをしっかり見張ってはいますが、基本的に寝ています。
昼寝タイムが終わるのは15時過ぎです。

その頃になると「そろそろお腹が空いた…」という顔をしてウロウロし始めるブリ男さん。
テーブルの上に乗ってヘッドフォンやマグカップにちょっかいをかけてみたり、キッチンに乗って「俺悪いことしてるぜ」アピールをしてみたり、床に転がったりしています。

「ブリさん、お母さんまだお仕事だからもうちょっと待ってね」と言うと、多少は「そっかまだか…」という顔をするのですが、時間が経つにつれて通用しなくなります。
うにゅうにゅ言いながらワタシの頭にしがみついてきたり、ときには遠吠えしながら走り出します。
でもまだちょっと眠いから、テーブルに伸びたり床のボックスにはまってうとうともする。

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うとうとし始めた、と油断しているとまた突撃してきて脚をホールドしてバリバリしてきたりもするのでかないません。
ブリ男の夕方のそわそわタイムが始まるまで仕事はおおかた片づけておくのがお約束になってしまいました。ブリさんのおかげでお母さんは生産性が上がって嬉しいですよ…。

 

ようやくデカい生き物が仕事を終えて、ゴハンを食べてちょっと遊んで部屋を掃除してとあれこれやった後はお風呂のお湯張りの観察タイムです。
が、最近のブリさんはちょっと受難の日々。

というのも、ワタシが風呂前にリングフィットアドベンチャーをやるのでお風呂のお湯張りがなかなか始まらないからです。
参考:家トレの強い味方、リングフィットアドベンチャー購入! 筋肉増強の期待大!?

すっかりお湯張りを見る気でいたブリ男が洗面所に向かったというのに、デカい生き物はヨガマットを広げて何やらごそごそやっている。
廊下から「えー…?」という顔をしたブリ男がこっちを見ています。
「ブリさん、ごめんね…」と謝りながらストレッチをしていると、ブリ男はハーゲンダッツの蓋を蹴り飛ばして八つ当たりします。すまん、すまんよ…。

そのうち諦めてベッドに乗り、お腹がいっぱいなのでそのまま寝落ち。ワタシがスクワットしようが何しようがお構いなしです。
リングフィットアドベンチャーを終えて「お母さん、お湯張り行くけど…、どうする?」と訊いてみても、眠気がピークなのでうーんと伸びるだけです。楽しみをひとつ奪ってしまってすまんね…。

その代わりといっては何ですが、ワタシの風呂上りに浴室に来るようになりました。
なぜか浴槽の縁に腰をかけて、ドライヤーを使うワタシを熱心に見ています。

毎回この位置で、尻尾の先がきゅっと上がった状態。「ドライヤーするとか信じられない…」みたいな顔をしてじっとしています。

たまにやる気が出ると洗面台に乗って探索に励む日もあります。

ということで、ブリ男もデカい生き物も一日中一緒にいられる生活をそれなりに楽しんでいます。

そうそう、今年の冬は、ブリ男はワタシの脚の間に収まって眠るというのをあまりやらなくなりました。
仔猫のときは左の脇、というか左の二の腕の上に陣取り。長じてからは股にどっかり居座って太腿や脹脛を枕にし。冬は寝返りが打てないのが当たり前だったのが、今シーズンはワタシの左脚の横で丸まっています。
まだそんなに寒くないせいなのか、それとも「ベタベタくっついているとデカい生き物が寝返り打てなくて可哀想だからなー」と遠慮しているのか。
どうせ遠慮するなら朝3時半に起こすのをご遠慮いただきたいものですが、そこは頓着しないらしいです。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

2 thoughts on “[猫との生活]ブリ男・2020年冬”

  1. 在宅ワークのルーティーンが出来上がってますね。
    それにしても。朝の目覚めの早い事!
    コレは無いですよね。
    ウチも毎朝、時間は決まってないけどね。野生の少ない?特性?猫の特性?
    夜明け前…白白夜が明けて来た頃…のっそり起きて…ご飯の催促!!

    実力行使です!ポコポコ頭を叩き、次は髪の毛を爪研ぎ変わりに掻きむしり…
    最後は、手を口に押し付けてくる。
    辞めれ!!!!
    その手は、猫砂でウンチやチッチをかき混ぜた手やろが!辞めれ!
    ココで根負けしてご飯。(ー。ー)フゥ

    お風呂も水が嫌いな癖に私が入ってると出待ちしてますね。
    猫に癖に、ワンコみたいに人の後ろ付いて歩くし。
    飽きないですね。

    1. まだむサマ
      真冬でも容赦なく3:30起きなのでやんなっちゃいます笑

      ウチは最初ジェントルに起こしてくれるのですが、その内首にぐっと乗ったり瞼をギュッと押さえたりしてくるので起きざるをえません…。
      でも仔猫のときは鼻を齧ったりしてくれたので、やっぱり紳士に育ちました笑

      いつもついて回って面白いですよね。ペットがいるとウチの中が明るくなりますよね~。

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