ブリ男が我が家に来て、丸2年経ちました。

漠然と「猫を飼いたい」と考えるようになって数年間、猫の飼育本を読んだりペットショップやブリーダーさん宅で仔猫を見せてもらったりするも「やっぱり生き物を飼うのは大変」と諦めていました。
それが2年前の4月のある日、ブリ男に出会って「ああ、ワタシはこの子を大きく育てて、一緒に楽しく暮らして、いつか介護して看取るんだな」という思いが自然に湧き起こりました。
その直感を信じてブリ男と暮らし始めて2年間、予想通り楽しく暮らしています。
ブリ男がいたいけな仔猫の頃は、病気や怪我にひやひやしたり、やんちゃ坊主に突然噛みつかれたり、「やっぱり生き物を飼うのは大変」と思わないこともないというカンジでした。
今ももちろんブリ男に元気で快適に暮らしてほしいと願っており、生き物を幸せにするのは大変だという思いはあります。が、おかげさまでブリ男は健康にすくすくと育ち、ワタシとのコミュニケーションも上手に取れる素敵な猫となったため、ゆったりと猫生活を楽しめています。
ブリ男が来て1カ月くらいは毎日のウンチ掃除とか大変だと思ったような気がするんですけどね。
可愛がっていると「今日もいいウンチが出た」という喜びの方が大きく、あまり大変という感覚はないです。
夜中に起こすわけでもなく、いい子でお留守番してくれて、何でもよく食べる、本当にいい猫が来てくれて感謝です。
欲を言えばワタシの膝の上で寝てほしいんですけどねえ。
夜はベッドの上でワタシの脹脛を枕にしてくれるから、贅沢な欲求ではありますが。
さて、2年前のワタシは初めての猫との生活で、あれこれ一生懸命悩んだものでした。
せっかくなので2年前のワタシに向けるつもりで、どんな猫生活に落ち着いたかまとめておきます。
キャットフード
ウチに来たばかりの頃は、まだカリカリをふやかして食べていたブリ男さん。

最初の4カ月くらいはキャットフードに悩まされ続けていました。
どの程度ふやかせばいいのか。
適正な量を給餌できているのか。
コロコロウンチはどう解消させればいいのか。
どのカリカリがブリ男に合っているのか。
ウェットフードはどう与えればいいのか。
ヒマがあればキャットフード専門店のサイトを読み漁り、ブリ男の食べる量が増えてからはあれこれ買い込んで、ブリ男が偏食せずに充分な量を食べられるようにと心配ばかりしていました。
ブリ男が1歳を過ぎた頃には試行錯誤も一通り終わって、今では量も銘柄も安定しています。
量は、1日にウェットフードを70~100グラム、カリカリを30~35グラム。
銘柄は、ウェットフードはアニモンダのフォムファインステン、フォルツァ10のメンテ缶などがメイン。カリカリはアカナ3種類、オリジンのフィット&トリム、アルモネイチャーのステアライズド サーモン&ライス。
カリカリは目新しいものを与えるとそれが数グラムでもウンチに血がつくという子なので、最近は怖くて新規開拓をしていません。福袋に入っていたりサンプルでもらったりしたヤツを開封しても、おやつ程度に1日数粒食べさせて、ほとんど消費し切れずに終わっています。
ブリ男定番銘柄となった5種類はどれもいいカリカリだとは思うので、シニア世代になるまではこのままでもいいか…という気はしています。
歳を取ってカリカリを替えなきゃいけなくなったときに好き嫌いしないよう、ときどき新しい味をおやつで覚えさせているくらいですかね。
こうやって固定銘柄でお腹の調子が安定してしまうと、仔猫のときに与えるカリカリってやっぱり難しいものだなーと思います。
もしこれで「ちょっとこのカリカリはどうよ…」と懸念点があるカリカリしか口とお腹に合わないとなったら、モヤモヤしながら毎日給餌しなきゃいけなくなる。
いや現状でも、ひょっとしたら、もっと別のカリカリを与えていれば血便の心配なんか要らない頑丈なお腹になったのかもしれない。というモヤモヤが拭えません。
なので2年前のキャットフードに悩めるワタシにアドバイスするとしても「アカナなら大丈夫だよ。……ベストかどうかわからんけど」としか言いようがないですね。
その代わりといっては何ですが、ウェットフードは選びたい放題なので楽しいです。
与えるグラム数は多いけれど80パーセントくらい水分の食べ物なので、お腹への影響は少ないような気がします。ウンチの臭いは変わるけど。
水をたっぷり飲まない子なので、お湯足しウェットフードをばくばく食べてくれるのは彼の生命線になっています。
毎日それなりの量のウェットフードを与えるようになって1年余、どのショップでも取り扱いがあるようなめぼしい銘柄は一通り試してしまった感があります。
1カ月に1度、アニモンダとフォルツァ10をだーーっと買って、あとはそのときの気分でアルモネイチャー・フィッシュ4キャット・ニュートロ・エクイリブリアなどをいくつか買うというスタイルで落ち着いています。
2年前の「何を買えばいいんだろう…」という途方に暮れたカンジも、1年前の「コレもコレも食べるかな~食べるよね~」というウキウキ感も薄れ、いつも通りのお買い物という風になりました。
とはいえブリ男は毎食超ウッキウキでゴハンを食べてくれるので、その度に「いっぱい食べてくれてありがとう!」と幸せな気分になります。
毎日毎食幸せにさせてくれるとは、なんと飼い主孝行な子でしょう。
ブリ男の体重はどうかといいますと、結局この1年間5.5キログラムのままです。
参考:[猫のダイエット]デブ猫卒業までの道のりは長し
病院で体重を量る度にガックリしていたのですが、獣医さんも人によっては「ブリティッシュショートヘアですからねえ。ま、増えてないですし、いいんじゃないですか」と言ってくれるので、まあいっかーと最近は思います。
健康な1~2歳期を5.5キログラムから増えも減りもせず過ごしていたなら、それがブリ男にとってのベスト体重でいいんじゃないの、なんて。
というわけで、ダメ飼い主のせいでブリ男はもっちり系の猫として生きることになりそうです。
もっちり猫は見た目可愛いからいいんだけど、シニア期に突入しても体重の大きな増減がないように気をつけてやらねばですね。
参考:猫飼い初心者のキャットフード研究
トイレ
ブリ男を迎えるとき、ペット用品店の店員さんに勧められるがままにデオトイレを買って、そのまま2年間デオトイレの砂とシーツを利用しています。
トイレ本体も、ブリ男の体重が3キログラムを超えた頃に替えたニャンとも清潔トイレのまま。

最初は、ニャンとも清潔トイレにデオトイレのシーツを3枚敷いて漏れに備えていましたが、そうそう漏れないということがわかって今は2枚でやっています。
一応、1週間取り替え不要という謳い文句のシーツですが、ブリ男みたいに体格のいい猫だと1週間は無理ですね。
週に2回の可燃ゴミの日に合わせてシーツを替えると、1枚はたぽたぽになっています。
多頭飼い用の大きなシーツにしてみたい気もあるのですが、2枚体制だとたまに1枚だけ取り替えれば済むときもあるので便利なんですよね。
砂は2.5キログラムくらいをトイレ本体に入れて、減ったら注ぎ足しし、3週間経ったら総取り替えです。冬に4週間使い続けてみたら、やっぱり最後は消臭力がイマイチだったような気がしました。
トイレ本体は週末にベランダか浴室で洗っています。今からベランダで洗っても水が冷たくない季節になるので嬉しい。
参考:猫のトイレの洗い方
ブリ男はトイレの隅っこでシーもウンチもしたがる癖があって、まだ片手でつまんで持ち上げられるような仔猫のときはトイレの縁に後ろ足を乗せて逆立ちみたいなポーズを取るときがありました。彼なりにウンチを踏みたくないと考えてやっていたようですが、それではウンチがお尻から落ちてきませんよーと爆笑したものです。
5キログラム級の立派な成猫になってからもギリギリ隅っこでウンチするので、ブリ男のトイレ掃除といえばウンチを取り除くというよりトイレの壁を拭くというカンジでした。
それが2歳近くなったある日、前足をトイレの縁にかけてウンチするという技を編み出したブリ男さん。
トイレの短辺に身体を寄せて、長辺のひとつに前足をかけて、その対辺近くにお尻を落とすというスタイルです。
これだとお尻がそこまで壁ギリギリにならないのでウンチがいい具合に砂に落ち、埋めやすくなると気づいたようでした。壁になすりつけるようにウンチをしていたときは、トイレから砂をだーだーこぼす勢いで砂かけしていましたからね…。
ワタシとしてもウンチの様子をチェックしたら周りの砂ごとガボッと捨てるだけなのでラクです。
毎日のようにトイレからウンチをこぼしていた仔猫時代は何だったのかしら。猫もオトナになると賢くなるものですね。
そんなわけでトイレの失敗はまずないブリさんですが、たま~にウンチのキレが悪いときがあります。
ワタシの在宅時のウンチならトイレから出てくるところを捕まえてお尻を拭けるけれど、3回ほどワタシの不在時にキレが悪かったときがありました。
最初はケージの壁にウンチをなすりつけてありました…。こんなの初めて見たから何があったのかとビックリでしたよ。
あとの2回は、なぜかソファのオットマンにウンチをなすりつけてありました……。
なぜソファまで移動したのか…。そしてなぜオットマンなのか…。寝具にウンチをつけられるよりいいけど…。そして洗剤で雑に拭ける合皮でよかった…。
一応、本人はこれを良しとは思っていないようで、ワタシが帰宅すると「……あのね、大変なことがあったんだけど」みたいな顔してソファに誘導してくれるから面白いです。
そういえば、1歳になるまでに3回くらい毛玉を吐いたことがありましたが、この1年間はゴハンがっつき過ぎのゲーも含めて吐くことはないですね。胃腸に毛が溜まってないといいのですが。
参考:猫が初めて毛玉を吐いた。
ケージ
ブリ男が生後5カ月頃まではワタシの留守中はケージに入ってもらっていたブリ男さん。

参考:【猫のケージ】ウッディーキャットルームの使い心地と理想のケージ
今はベランダ掃除や業者の出入りのときだけケージに入ってもらって、それ以外は単なるトイレ置き場とゴハン・水の場所になっています。
小さい頃はおとなしくケージに入ったものですが、アレはやっぱりイヤみたいですね。
今はケージに閉じ込めようとすると全身に力を入れて抵抗します。5.5キログラムが本気で抵抗すると重いです。
しかし、だ! 仔猫の頃と違って、今のブリ男は食いしん坊だし!
と、カリカリを皿に入れて誘導するとまんまとケージに突入しました。ふふふ、ちょろいちょろい。
と思ったらですね、昼間にブリ男からおねだりしたわけでもないのにカリカリを出すというのはヤバいとすぐに学習してしまい、喉をぶーぶー鳴らしながらケージの前をくるくる回って「騙されないぞー! でも食べたいー!」と悶えています。
なので結局抱っこしてケージに入れています…。
そういえば、仔猫の頃はいつまでも謎の大暴れをしていたときに落ち着かせるためにケージに入れたこともありました。去勢手術の日も、絶食なのに「ゴハンくれー!」と暴れ回るから体力温存のためにケージに入れたっけ。
今は謎の大暴れは滅多になく、あっても5分もしないうちに終わるので放置しています。
脱走対策
もうちょっと夜の運動会してもいいのになあ…と思うくらいのおっとりさんで、ブリ男が来てからあれこれ施した脱走対策がほぼ無意味なモノと化しています。
窓の柵は正解でしたがね。窓を開けながらブリ男が外の観察を安全にできて、いいです。

参考:猫の窓転落防止柵を設置!
リビングのドアは、隙間を開けていてもブリ男がドアに体当たりして出ちゃったりしないようにドアガードをつけてもらいました。これとストッパーでドアを固定するという目論みです。
これがですね、今となっては滅多に使わないんですよ…。
おっとりブリさんは自分が力持ちということをわかっていないようで、ドアに指挟み防止のクッションを嵌めただけでも「ドアは動かせない」と信じ切っています。
ワタシがリビングの外でごそごそしているとき、ドアの隙間を開けておくと、ブリ男はひたすらじーっと覗くだけ。ドアノブを何かすればいいということは理解しているみたいですが、ジャンプしてドアノブにぶら下がるという発想はなくて、びょーんと伸びるだけです(そしてドアのガラスを引っ掻くからワタシにダメージはある)。
さすがにワタシが昼寝中に換気するときはドアガード+ストッパーでドアを固定しますが、ワタシの意識があるときは指挟み防止クッションだけで充分でした。
猫はドアを開ける生き物だと思っていましたよ…。こういう対策はもうちょっとブリ男の成長を待ってから考えてもよかったのかなあと思います。
いずれは網戸をペット対策用の頑丈なモノに貼り替えねば。
なんて考えていたのはどこへやら、ブリ男の要求に応じて窓を開けると、ブリ男はちょこんと座って「おおお…」という顔をして外を観察しています。
網戸をパンチしようとゆっくり前足を上げたとき、それを抑えて「ブリさん、ダメでしょ」と言い聞かせたらダメだと理解したらしく、網戸にはたまに鼻を押しつけるだけになりました。
音にビビッて部屋中走り回ったこともあったので油断は禁物ですけどね。
買わなくていいモノ
猫ベッドは使わない。昼も夜もダブルベッドでのびのび寝るから。
毛布も使わない。ウチのもふもふ怪獣はもふもふしたモノが嫌い。でもタオルは好きだから、古いバスタオルで充分。
喜ぶオモチャはハーゲンダッツの蓋。羽根の猫じゃらしとかは好きだけど、変わったオモチャは知らんぷり。
(でもオモチャはつい買っちゃうんだけど。)
失敗した猫用品
買ったオモチャで遊んでくれない程度なら大した金額じゃないので別にいいのですが、ちょっと後悔しているのはキャリーバッグです。

フリーステッチのバルコディキャリー
、可愛くて気に入ってはいますが。
もう一回り大きいサイズを買えばよかった…。
ブリ男に買ったキャリーバッグはMサイズで、体重6キログラムまでの犬猫に対応しています。
今考えるとブリティッシュショートヘアなんて大きくなるんだから大きなバッグでいいに決まっているのに、何しろ最初は1キログラムにもならない仔猫だったので判断を誤りました。
おかげで病院に行くとき詰め込むのに苦労しています。
そのくせ、病院で診察が終わってバッグを用意すると「こんなところには1秒もいたくない!」と言いたげに自分でバッグに入るから面白いです。出掛けるときに詰め込むのに苦労したのは何だったんだ。
キャリーバッグはドーム型の猫ベッド代わりにと部屋の隅に置いてあります。でも、ブリ男が仔猫のときはたまに入って寝ましたが、1歳を過ぎたら全然ですね。
もう一回り大きいサイズならベッドにしたかもしれないなーと思うと、残念です。
買い替えてもいいのですが、何しろ月に1度使うかどうかの代物なので傷みはまったくなく、まだちょっと勇気が出ません。
あと、気になっているのが、ハードタイプのキャリーケースも買い足した方がいいかもしれないということです。
自家用車で病院に行くならハードケースの方がラクですが、ワタシはタクシーか徒歩移動なので軽いソフトタイプを選びました。
でも、犬猫の災害時の対策をいろいろ調べると、万一ペットだけ避難させる必要がある場合に積み重ねられるようにハードタイプがあった方がいいみたいですね。
確かに、ワタシに何かがあってブリ男を遠方の保護施設などに預けるしかない場合、ハードケースじゃないと移動できませんとかなったら困ります。
ブリ男が狭い空間を好むならほいほい買い足していたと思うのですが、ほぼ空気になるのが目に見えているからなあ。何しろテントやトンネルにも滅多に潜らない猫ですから…。
2年間ブリ男と暮らしてみて、最近は「猫との生活」というより「ブリ男との生活」という風に感じます。
一般的な猫の飼育方法はそれとして、ブリ男との生活はこうすればいい。みたいなスタイルが出来てきたというカンジ。
ブリ男以外の猫の世話をする自信はないけれど、ブリ男と暮らすのは(多分)お互いに楽しくやっています。
眠いときに添い寝をすると猛烈にうふうふするブリ男。
目が覚めると「俺はうふうふするような男ではない!」と走って逃げるブリ男。
ワタシが料理をすると、脚にしがみつくブリ男。
テレビを観ている最中に頭をポカッと殴ってくるブリ男。
目薬の後、ご褒美を期待してワタシの足元でおすわりするブリ男。
抱っこするとワタシの肩に乗り、背中を思いっ切り蹴飛ばして逃げるブリ男。
どの瞬間のブリ男も可愛いです。ワタシにとっては世界一可愛い猫です。
2年前の不安でいっぱいだったワタシに「こんなに可愛いからブリ男を迎えちゃいなよ!」と言ってやりたいです。
ひとりで気ままに暮らしていると、楽しくはありますが張り合いはありません。常に自分のためだけに頑張るというのは、なかなか難しいものです。
それがブリ男が来てからは「ワタシにはこの小さな生き物を幸せにする使命がある」というのがワタシの支えになっています。もう仕事やんなっちゃったー、でもブリ男のゴハン代のために頑張る、みたいにね。
ワタシがブリ男を幸せにしているんじゃない。
ブリ男がワタシを幸せにしてくれている。
と、日々小さな猫(猫としてはデカいんだけど)に感謝です。
ブリさん、ずっと元気で長生きしてね。

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