留守番が長いと荒れる猫、…だったハズが。

デカい生き物が毎日のように出社&残業三昧なこの時期。
連日のようにシッターさんに来てもらって、ブリ男は若いおなごとの触れ合いを楽しんでいます。

猫
俺をエロジジイみたいに言うな。

参考:猫とペットシッター

しかしシッターさんといつものデカい生き物は別物のようで、いくらシッターさんにゴハンを出してもらってもワタシが帰ると「俺の世話を放置するとか許せん!」的に荒れるのがお約束でした。

遅い時間にへとへとになって帰ってくるわけですから、シャワーを浴びてさっさと寝たいのが本音です。
でも夕方まで放置され、シッターさんが帰った後も留守番で退屈していたブリさんはお構いなし。
「お腹空いたぜー!」とうぉんうぉん吠え、カリカリを食べた後は「リボンやろうぜー!」と誘いかけ、ソファの上で目をキラキラさせて待っている。

猫

あなた、シッターさんが猫じゃらしを振っても全然乗らなかったらしいじゃないの…。お母さんはお世話レポートをもらっているから全部お見通しですよ…。
デカい生き物のぬるい遊び方じゃなくて、多くの猫ちゃんのお世話をしてきたシッターさんのプロの腕前を堪能したらいいのに。
と思うのですが、シッターさんには「これじゃなくてもっと美味しいゴハン出せよ」という絡み方に終始するらしく、遊び相手というよりはゴハン係と見做しているようです。困ったものだ。

一方で、留守番で鬱憤が溜まっているブリさんの気持ちもわかるので、眠い目をこすってリボンを振ったりぬいぐるみを投げたりするワタシ。
在宅勤務で一日中家にいる日は誘っても乗らないくせに、こういうときのブリ男は大ハッスル。しばらく暴れても「まだ遊ぼうぜ!」とイキイキブリブリしています。

とはいえデカい生き物には、翌日もブリさんのカリカリ代を稼ぐというミッションがあるわけですから、延々と遊びに付き合うことも難しい。
ブリ男の集中力が切れた辺りを見計らって「ブリさん、お母さんシャワーしてくるね〜」とか何とか言って浴室に退散します。
ブリ男は一緒に風呂に入る習慣がないものですから、ちょっと浴室を覗いて「デカい生き物がおっかないことしてるぜ…」みたいな顔をした後は、洗面所やリビングでデカい生き物がシャワーを終わらせるのをおとなしく待っています。
参考:一緒に風呂に入る猫

風呂から上がったら、ワタシはさっさと布団に潜り込んで就寝。
まだ留守番のイライラが治らないブリ男は「もう寝るのかよー! 俺はまだ眠くないぜー!」とあぉんあぉん吠えながら部屋の中やワタシの上で走り回る。
んで、かなり時間が経ってから渋々ベッドに上がってデカい生き物と一緒に寝る。

というのが留守番の日のお約束でした。

ところが、今年はちょっと様子が違うブリさん。

「遊ぼうぜ!」としつこいのはいつも通りですが、ワタシが風呂から上がって「お母さんは眠いからもう寝ますよ〜」と布団に潜ると、ブリ男もすぐにベッドに乗ってきます。
最近はワタシの脇ではなく脚の間が定位置なので触れないけれど、柔らかくて温かい生き物が足元でもぞもぞするのは何とも癒される。
おかげですぐに眠りに落ちることができます。

何でしょうねえ。デカい生き物のお疲れの気配を察するようになって、ブリさんなりに労ってくれているのかしら。
暗い部屋の中でうわんうわん吠えながら跳んだり走ったりするブリ男も面白かったけど、大人な対応をしてくれるブリさんも乙なものです。

これでもっとデカい生き物を甘やかしてくれるといいんだけどなあ。
と思っていたら、先日久しぶりに在宅勤務をした夜、これまた久々にブリ男が寝ているワタシの肩や腕をぎゅうぎゅうふみふみしてくれました。

爆音で喉を鳴らしながら、ワタシの喉や鳩尾も容赦なくぐいぐい踏むので、疲れていても目が覚めます。
ワタシの喉をぐいっと抑えながら仁王立ちするのはさすがに苦しくて、やんわり手でどかしたら、ブリ男はいそいそと枕の横で丸くなりました。
あら、まだ寒い時期は布団の上に居座ってシーツには来ないのに。デカい生き物を甘やかしてくれているのね。
と腕枕用に手を差し出してやると、ブリ男はその手をぺろぺろと舐めてくれます。

しかし、ぺろぺろぺろぺろっとおざなりに舐めた後は「はい、おしまい」とでも言いたげにさっさとワタシの足元へ移動してしまいました。
甘やかしてくれたのは一瞬だったな……。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

4 thoughts on “留守番が長いと荒れる猫、…だったハズが。”

  1. 質問です。海外旅行お好きとのことですが、行けるようになったらブリ君、どうしますか?うちにぼっちが大嫌いな巨猫がいるんですが、世話はシッターさん頼めても、超ビビリの人見知りなのでどーしたもんだかと考え中です。3泊4日まではお留守番できるんですが、ずーっと玄関見てまだかなぁとやってると可哀想で(普段でも夕方になると玄関見て、出迎え待機)相棒を連れてこようかとも思うのですが、結構なわがままなので相性がどうか分からないし。

    1. あやサマ
      コロナ前に3泊5日の海外旅行に行ったときは、朝晩2時間ずつシッターさんに来てもらって世話をお願いしました。
      ウチは人見知りではあるのですがシッターさんは生後半年からの付き合いなのでワタシとは違う関係性があり、報告の動画を見ると妙に甘えたり絡んだりしてます。
      ただシッターさんに歯磨きやブラッシングはさせないので、お留守番させるにも数日が限界ですね。
      そしてコロナに突入してからはワタシが在宅することも多いし、一晩留守番くらいしかさせていないので、もう長期間留守番は無理かなーと思っています。
      自由に海外へ行けそうな頃にはブリ男もシニアになっているだろうし、海外旅行はちょっと難しそうですね。

  2. 面白いですね〜!
    猫って動物は。ワンコは全身で感情を表せるけど。猫は…。
    だけど、よく解ってるんですけどね。
    一応…愛想で?下手に出てくるけど…瞬足で終わり…。

    猫は人間のペットじゃなく…
    猫のペットが人間?使用人?
    飴と鞭で上手い事、遊ばれてるような?
    そんな気がする時あります。

    1. まだむサマ
      猫のペットが人間!笑
      確かに「俺の縄張りを貸してやってる」感はありますね。
      もうちょっと素直に甘えてくれたらいいのになあと思いますが、自分もこの歳になると素直じゃない生き物も可愛いなあと思ってしまいます。
      でもブリさんがじーさんになったらもうちょっと甘えてくれるかなーと期待してます笑

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