猫の喉のゴロゴロ音

猫と遭遇するのは、たまに野良猫とすれ違うくらい。
なんて生活だったので、猫の喉のゴロゴロ音をまともに聞いたのはブリ男と暮らし始めてからでした。

猫

猫の喉のゴロゴロ音がこんなに可愛いとはね!
と、感激したのを覚えています。

まだ1キログラムにも満たないほど小さい、ふわふわで可憐な柔らかくて温かい生き物を抱き上げると、グルグルと伝わってくる振動。これがこんなに心地いいとは知りませんでした。

ブリ男がウチに来た初日は「ウンチしたよー」と鳴きはしたものの、喉はゴロゴロさせずじまいでした。
それが2日目の早朝にあんあん鳴いてワタシを起こすので、ケージからブリ男を出して抱っこすると途端に始まるゴロゴロ音。
ゴハンを食べ終わってワタシの膝の上で丸くなり、喉をゴロゴロ鳴らしながらうとうとするブリ男を見て「この子を幸せにしなければ…!」と愛情と責任感がだばだばと生まれたのを覚えています。
参考:猫生活、始めました。

それ以来、ブリ男は喉のゴロゴロ大安売りの男でした。

撫でればゴロゴロ。
抱っこすればゴロゴロ。
オモチャを取り出せばゴロゴロ。
一緒に寝ればゴロゴロ。
目が合っただけでゴロゴロ。

その代わりといっては何ですがあまり鳴かない子なので、喉のゴロゴロ音でコミュニケーションを取っていた節があります。
ワタシの仕事中留守番させられて、帰宅してみるとブリ男は不機嫌でしたが、猫じゃらしで遊ぶうちに機嫌が治ってゴロゴロやり始め、ハッと気づいて慌ててゴロゴロを止めて「俺、怒ってるし!」なんて顔をしたときもありました。
そうそう、病院に行くためにキャリーバッグにブリ男を入れたら、閉じ込められているのに気づいたブリ男が喉をゴロゴロ鳴らす、なんてこともありました。
ご機嫌なときだけ鳴らすわけでもないんですね。バッグ閉じ込めプレイを楽しんでいた可能性もありますが(体調が悪いときも喉を鳴らすみたいですね)。

夜、ワタシが布団に潜り込んで消灯すると、ブリ男は枕元に上がってきます。
ワタシの顔にどっかりもたれて毛繕いをした後は、枕の横で丸くなってワタシに撫でられるがままになる。
そしてご機嫌に喉をゴロゴロ鳴らす。ゴロゴロというかグーグーというかブルンブルンというか、エンジンの爆音かと思うほど盛大に。
ブリ男のお尻を顔にぐいぐいと押しつけられたワタシは振動を堪能しながらブリ男の毛のふわふわ感も楽しみ、幸せな気分になります。

ブリ男が寝落ちしそうになるにつれ、ゴロゴロ音は次第に小さくなります。
グルグルグルグル…グルグル…グル…グゥ…………、ハッ、今俺寝落ちしてたわ! グルグルグルグル! …グルグル…グ………、ハッ!
というのを何度か繰り返し、そのうちワタシもブリ男も眠ってしまう。

 

というのが毎夜の儀式でした。

…ブリ男が小さい頃は。

ブリ男を見て「大人になったなあ」と感じるようになったのは、生後7カ月を過ぎた頃です。
参考:7カ月齢の猫

遊ぶ・寝る・食べる・寛ぐという態度がはっきりして、わけもなくぐずることも減り、無邪気にワタシを噛むのをやめて手加減を覚え、オモチャよりもゴハンが好きになった頃。

それまで猫じゃらしを見せただけで喉をグルングルンさせていたのがふっつりとなくなり、「あれっ?」と思いました。

よくよく見ていると、前は鳴らしていたのにグルグルいわなくなっちゃったな、ということばかりです。
抱っこしても黙っているし、一緒に窓の外を眺めても鳴らさないし、目が合ってゴロゴロとか全然…というカンジ。
仔猫のときは「ブリ男と一緒にいる=ブリ男が喉をグルグルしている」という状態だったので、静かなブリさんに戸惑ったものでした。
食欲大魔神に変化してからはゴハンのとき欠かさずゴロゴロさせているので、喉の鳴らし方を忘れたわけではないんですけどね。
参考:猫の去勢後、食欲が大爆発するというのはマジでした。

爆音の振動を感じるのが楽しみだったので、ブリ男が喉ゴロゴロ大安売りをやめてしまったのは哀しかったです……。

ま、喉をゴロゴロさせるのは仔猫が母猫に自分をアピールするためとかいいますし、大人になったブリ男が「今さらデカい生き物にアピールしても」と思うのはやむなしかもしれません。
いちいちグルグルしなくてもデカい生き物はわかっているよね! というブリ男からの信頼の証だと思えば、静かなブリさんも可愛いかもしれない。
…それでもたまにはゴロゴロの振動を感じたいんだけどなあ。

 

3歳になった今も、ブリ男は寡黙です。
参考:《祝3歳》ブリ男、3歳です!

どうも「男たるもの、安っぽく喉を鳴らすものではない」とでも思っているらしく、たまに抱っこした拍子にうっかりグルルッとやった後、慌てて黙ることがあります。
その割にはゴハンを食べるときはブーブーやっているので、ゴハンはホントに嬉しいらしいというのがよくわかる。

元々あまり鳴かない子で、鳴き声を聞くと「んまー、ブリさんの声は可愛いねえ!」とレアな宝物を発見したようにテンション上がったものですが、今は喉のゴロゴロも同じ扱いになっています。
電子レンジで冷やご飯をチンしている最中、自分のゴハンだと勘違いしてグルルッと喉を鳴らすブリ男を見て「可愛い可愛い」と目を細めています。

そんなブリ男も眠いときは油断するようで、喉を鳴らすことが多いです。

大きなお尻をワタシの顔に押しつけて枕の横で丸くなり、ワタシの腕を抱え込んで寝るブリ男の顎や顔を撫でると、爆音で喉をゴロゴロさせる。
呼吸に合わせてグルルルルー、ブフー、グルルルルー、ブフー、と繰り返す。
バイクのエンジンのような重低音に、ときどき鳩みたいなクルルッと甲高い音が混じる。
「お母さんもブリさん大好きですよ」と囁くと、ゴロゴロ音が大きくなる。
やがて音が途切れがちになり、本格的に眠ってしまう。

という入眠の儀式で「小さい頃から変わらないなあ」と幸せな気分になります。

猫

と、デカい生き物にはあまり喉ゴロゴロをしなくなってしまったブリさんですが、ワタシが寝ている間にワタシの肩やら腕やらをふみふみするときは盛大にゴロンゴロンさせています。踏まれて起きるというより、喉の音に気づいて目が覚めるくらい爆音を響かせています。
なんだ、ブリ男も甘えるんじゃん、と撫でようとすると「デカい生き物、起きてたの!?」と驚いてベッドから降りてしまいますけどね。

甘えているのを見られるのは、ブリ男の沽券に関わるんでしょうね。

投稿者:

りんむじんづ

間取図だけで3杯メシが食え、旅のためだけに日々労働し、美味しいものを好きなだけ食べられるようにジム通いに励む、そんなOLです。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

2 thoughts on “猫の喉のゴロゴロ音”

  1. ヾ(@⌒ー⌒@)ノおはよう

    寡黙な漢ですねー!
    その割には…態度に出てますよー(≧m≦)
    本当に…照れ屋さんかな?
    アカン、アカン、顔ゆるんでもーた!
    って慌ててクールにするフリをしている感じがするわ!

    ウチは、子猫の頃、ウンともスンとも言わず、サイレントニャーでしたけどね。
    今は、喋る喋る!ニャンニャンニャン…!

    真っ直ぐ人の目を見て馬鹿でかい声でニャー!
    腹減った、ニャー!暇やんけ、ニャー!
    撫でろ、ニャー!
    ゴロゴロも現在進行中。
    ゴロゴロ、ブーブーと体も大きいので本当に…デカイ音鳴らしてます!
    ニャーニャーブーブーの大安売りですよ!
    とにかく、ワンコみたいに要求をハッキリ声で示します…聞いて貰えるまで…

    甘やかし過ぎた?ニャーと言えば、人間なんてチョロイモンやで!と思ってるかもしれません Y(>_<、)Y ヒェェ!

    1. まだむサマ
      そうそう! まさに顔ゆるんでもーたって態度で可愛いんですよ。
      素直じゃないなコイツめ〜ってデカい生き物にモフモフされて、今度は本気で嫌そうにされます笑

      ニャーニャーブーブーの大安売り、いいですね〜。
      でも頻繁にニャーニャーされるとうるさいのかな…?
      ブリ男は鳴いてもダミ声でンギャッとかいうので、たまにキレイにニャーと鳴くと、あなた猫だったの?!とビックリします笑

      人間ちょろい!と思っているのは間違いないですね。
      じーっと見つめていれば何かしてくれると思い込んでます…。

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