猫「の」風呂ではなく、猫と人間の風呂の話です。
ブリ男が仔猫の頃、ワタシが入浴準備を始めるとブリ男はケージの天板の上でゴロゴロして甘えるという習慣がありました。
デカい生き物が温泉で旨いモノをわしわし食べている最中、ブリ男はお留守番でした。
一晩お留守番するのは半年ぶり。
しかし初めてのことでもないし、ワタシが出発する直前にウンチしてスッキリしたし、大丈夫でしょう。
カメラで様子を見ると、宵の口はまだワタシを待っている風でしたが、夜中にはどこかでぐーすか寝ているようで(夏のベッドである爪とぎはカメラの死角)安心しました。
ある日の夜。
いつものようにブリ男とうふうふ添い寝し、撫でろよーといわれたらご要望に応じて丸々ほっぺをわしゃわしゃともふもふしていました。
すると、ブリ男の白い顎に黒い汚れを発見です。
ブリ男の動物病院から血液検査の結果が届きました。
異常があれば電話がかかってきて呼び出しを食らうところを書面で済ませるわけですから、大きな問題はなかったのかと思われます。
血液検査の結果が郵送されてくるとちょっとホッとする、というのが春の恒例行事になりつつあります。
ところが、獣医師のコメントを読むと、心穏やかではいられませんでした。
今のような暑くも寒くもない時期は、ブリ男がベタベタに甘えるシーズンです。
といっても寝るとき限定ですけどね。
寒いときは布団の上から動かないし、暑いと宵の口はベッド以外の場所で寝る。
しかし春秋は枕元へやってきて、デカい生き物の手や腕を枕にして寝ます。
ブリ男、今年も動物病院でワクチンを接種しました。
初めてブリ男をワクチンのために動物病院へ連れて行った日、ちゃんとキャリーバッグに入れられるかしらとドキドキしたことが懐かしいです。
今となっては「ハイハイ」とバッグに押し込めるし、ブリ男も病院だからととりわけ怖がることもないし、ワクチンを打ちに行くのはさほど困難ではありません。
が、血液検査のために絶食をさせるのは緊張を強いられます。
ブリ男との暮らしも早や5年。
最初の半年くらいは何をやらかすか読めない小さな毛玉にオロオロしたものですが(ケーブルを噛み切られるとか、水皿の水を全部ブチまけられるとか)、さすがに5歳にもなると落ち着いたもので行動がわかりやすいので、ワタシもピリピリ見守らなくても済むようになりました。