週末のお茶はコヴァにて。
和菓子の「上品な甘さでよろしおすなあ」てのもいいですが、ヨーロッパ菓子の「どや! 甘いやろ! どや!」というのも好きです。
チョコ好きのワタシが当分チョコを見たくなくなるほどに満足できます。
さて、コヴァの店頭で気になるものを発見。
この包み。
これが大量に積み上げてあります。
正体はパネトーネ。
イタリアのお菓子。
なんでも、クリスマス前に親戚や友人にお歳暮的に贈り贈られするもので、11月下旬頃からクリスマスにかけてちびちびと切り分けながら食べるものらしい。
なのでこの時期のイタリアに行くと、パン屋やスーパーやお菓子屋さんの店頭にこれでもか! ってくらいパネトーネが積み上げられています(そしてクリスマスを過ぎると安売りされる)。
中身はこんなカンジ。
ドライフルーツがぎっしりの菓子パンというかパウンドケーキというか。
最初にこれを食べたとき、菓子パンともケーキともつかないなんとも中途半端な…と不思議な気持ちになったものです。でも、何度か食べているうちに独特の甘みと香りがクセになってくる。さらにいろんな店のパネトーネを食べ比べたりなんかして、すっかり好きになってしまいました。
そんなわけで、最近は冬にイタリアに行くと必ず食べています。そしてセールになったのを狙って買って、苦労して持って帰ってくる。重くはないけど、ふわふわなのでスーツケースの中に入れるとぺしゃんこになるんですよ…。
とはいえ毎年イタリアに行くわけじゃないからなー。
パネットーネの生地の発酵にはパネットーネ酵母が必ず使用されなくてはならず(パネットーネ酵母は仔牛の小腸から採取される特殊なイースト)、発酵と生地を休ませる事を何度も繰り返し手間がかかる。そのため、マンマの味が一般的であるイタリアの家庭でもパネットーネだけはパン屋さん、お菓子屋さんの仕事とされ、家庭で作られることはあまり無い。
ということなので、日本で見ることはあまりなかったんですね。
ところが、コヴァの店頭で山積みになっているのを見て「やったー! 日本でも食べられるー!」とテンション上がって買っちゃいました。
素朴な見かけのくせに、これが結構お高いんですのよ…!(イタリアでは庶民的な店では庶民的な価格で買える。)
パネトーネ菌のせいで賞味期限がやたらと長くて春頃までもつので、ちびちび堪能しようと思います。
参考:ローソンでもパネトーネが!
参考:イタリアのショッピング事情
追記:
2017年のクリスマスは、チョコチップ入りパネトーネを楽しみました。
《クリスマス》パネトーネの季節がやってきた!【COVA コヴァ】
5 thoughts on “イタリアのクリスマスの必須アイテム”