ワタシはマンションの最重要要件は立地だと思います。
マンション選びの決め手;一番大事なことは何?
このほか、窓の数やその方角なども後から変えられないから注意する必要がある。
マンション購入の希望条件【風通し】
マンション購入の希望条件【部屋の向き】
正直、間取りや内装なんてどうだっていいんですよ。
今はステキにリノベーションしてくれる業者がいくらでもありますから、後から何とでもなる。
ただし、後から何ともならないこともあります。
どんなことに注意すべきか見ていきましょう。
水周りの位置は最初にバシッと決める
マンションは、すごく雑にまとめると「居室+キッチン・バス・トイレ」という構成です。
キッチン・バス・トイレのポジションは配管の位置に左右されてしまうので、場所を変えようとしてもうまくいくとは限りません。
よしんば配管は工事で何とかなるとしても、ただ設備を取り替えるだけの工事より費用がかさみます。
さらに工事自体は可能でも、マンションの管理規約によって水周りは動かせないこともあります。
確かに寝室の真上に洗濯機置き場があって、夜中にぐぉんぐぉん回されたらちょっとイヤかもしれない。
設計変更OKの新築マンションでも水周りの位置は変更不可だったりします。
そんなわけで、のちのちの無用な出費&トラブルを防ぐために、水周りの位置はマンション購入時に注意しておいた方がいいです。
窓のある風呂がいい、キッチンからベランダに出たい、洗面所は玄関横がいいな、などなどの要望があれば、その通りになっている部屋を買った方がラク。
ワタシはマンション購入の希望条件【広さと間取り】で書いた通りトイレ+洗面所が一体化したサニタリールームに憧れています。
しかし日本ではまず見つからないのね。相当の狭小マンションで、どう考えてもひとり暮らししかムリでしょって部屋でようやく見かけるくらい。
だから1軒目のマンションを探すとき、トイレと洗面所が隣り合わせで、間の壁にパイプスペースなどない間取りというのが必須条件でした。これなら壁をブチ抜けば広々サニタリーが作れます。
…はいはい、自分でもヘンなこだわりだとわかってますよ。
玄関横にトイレ・住戸の中ほどにバスルームというパターンが多いですよね、存じてます。
さらに広いリビングが欲しいなどとほざいていたものですから、部屋探しに3年もかかったんですよ…。
そして苦労して探し当てた部屋なのに、リフォームを実践する前に2軒目を買っちゃって夢は儚く消えたのでした。
しかも2軒目はトイレと洗面所の間にパイプスペースがあって、簡単に夢の間取りを実現できないパターンです(←妥協した)。何だったんだ、ワタシのこだわりは。
水周りの位置のほかに注意すべきは、部屋全体の形です。
こんなタイプの部屋は避けた方がいい。
矩形じゃない部屋はやめておけ
全面リノベーションにせよ一部のリフォームにせよ、独特の形を活用するためにはどうしたらいいかという課題に悩まされることになります。
出っ張り程度ならいいんだけど、小さな矩形がいくつも重なっているような形だと何ともならない。
間取り図拝見【パークコート広尾ヒルトップレジデンス】の記事では斜めの部屋について触れています。
うなぎの寝床な部屋もよしておけ
もし平米数が広いとしても間取りの自由度が下がります。
来客にキッチンを見せずにリビングへ案内したいというタイプの人には向かないかも。
1軒目のマンションのリノベーションについて妄想していたとき、キッチンとダイニングとリビングを間口に全部並べるという間取りを思いつきました。でも、図面に落としてみるとギッチギチでとても無理そう。便利そうな間取りだったのに実現不可と判明してしょんぼりしました。
生活していくうえで間口が狭いと思ったことがない我が家でも間取り変更の自由度は落ちるわけですから、極端に長細ーい部屋では不便だと思います。
というわけで、全体がキレイな長方形あるいは正方形の部屋を買うのをオススメします。
このほかの間取りの注意点は「間取り図拝見」シリーズでもちょいちょい書いています。
間取り図拝見【パークシティ中央湊 ザ タワー 】
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