台北に行ってきました!
台北は実に10年振り。
10年前に一緒に行った友人と今回も行ったので「あの時はここでエステしたね」「あの時はここでこんな服を買ったね」などと思い出話にも花が咲いて(そして友人に言われるまでいろんなことを忘れていたことが発覚…)、なかなか楽しい旅となりました。
北京や上海のような中国の大都市だと、10年もご無沙汰していると街の様子が様変わりし過ぎていて目が回りそうになります。学生時代に訪れた上海はまだまだ1900年代半ばのオールドチャイナの雰囲気が漂っていて風情たっぷりだったのが、あっという間に原宿と変わらない街になってしまい、ガッカリしたものでした。
それが台北はどうかと言いますと、まず桃園飛行場から市内へ向かう風景が変わらない。
緑が鬱蒼と生い茂って、東南アジアらしい瑞々しい景色が広がっています。砂漠へ遊びに行くのも楽しいけれど、やはり緑豊かな風景の方が落ち着くなーと東アジア人は思います。
そして、街中の雰囲気もあまり変わらない。
あれよあれよという間に自転車が姿を消した北京と違って、バイクが多いのは相変わらずです。
10年前と変わらないねえ。と感じたことに、安心感を覚えました。
何と言うか、おばあちゃんちに遊びに行ったときの感覚とでも言いましょうか。なんか、台北落ち着くわーというカンジです。
変化について強いて言えば、日本製品の広告が減ったかなあ。
前は繁華街の中心に資生堂やKOSEのデカデカとした看板があったものですが、今回はそれはなかったかも。日本の勢いが衰えたのをひしひしと感じます。
それでも台湾のオシャレ本屋・誠品生活に行くと、日本の本や雑誌がどっさり置いてあって日本のカルチャーが根づいているのを感じました。日本の付録つき雑誌が棚一面を占めていて、日本の書店にだってこんなに揃っていないよ?! という状態だったんですよ。
とはいえ台湾独自のオシャレなショップや雑貨が以前より増えていて、昔は日本の後追いっぽさがあったのが今は台湾カルチャーも洗練されてきている。
と、オシャレスーパー・神農生活を歩いて思いました。
さて、今回の旅では地下鉄を多用しました。
台北はタクシー料金が安いから学生時代でも結構タクシーを乗り回していたんですよ。3キロメートルちょっと乗っても500円しないとかそんなんですからね。
それを言ったら地下鉄なんて初乗り料金70円とかですから利用しない手はないのですが、時間がないときや駅から離れた場所に行くときはそりゃタクシーを使いますよ! というカンジなのです。
今回はホテルが台北駅の目の前だったということもあり、珍しく地下鉄の利用が多くなりました。
いやー、漢字の案内板は安心感がありますねえ。
ヘルシンキに行ったときは「文字は全部わかるのに、綴りが未知でさっぱりわからん」というフラストレーションが溜まりましたが、漢字圏ではそれがない。
学生時代に中国語を勉強していたこともあり、なーんのストレスもなく看板を見ることができます。というか日本語表記の案内もかなり多いので、まったく困らないんですよね。
地下鉄の券売機。
日本語表記に切り替えられるどころか案内音声まで日本語を喋ってくれます。
英語やスペイン語、インドネシア語やタイ語にも切り替えられて、かなり親切な券売機でした。
これがワンウェイチケット。
最初、空港の駅でこのコインが出てきたときは「お釣りが出て来ずにオモチャのコインが出てきた!?」とビックリしました。
このコインを改札のICカード読み取り部分と同じ場所にかざすと、改札扉が開くという仕掛けです。
改札から出るときはコインを投入口へ入れるというわけ。
なるほど、紙のチケットと違ってゴミが出ないからいいよね、と感心しました。
台湾人は割と日本に対して好意的で、そういう点でも安心感があります。
中国の田舎を歩いていたら「日本人!」と言われながらいきなり叩かれたこともありましたからねー…(20世紀の話だけど)。
台湾では、タクシーの運転手さんに「昔、私の祖父母が台湾に住んでいたんだよ(戦争前ね)。バナナやパイナップルが美味しかったって言っていた」と話したら「これ見てよ!」と日本の古い硬貨を見せてくれました。しかもタクシー料金をオマケしてくれるという親切っぷり。
若い頃は割と真面目に中国語を勉強していたからタクシーの運転手さんとこんなお喋りもできたけど、今は無理だなあ。
なんて考えていたら、なんとスマホの翻訳アプリで会話が出来ました。
10年前では考えられなかった技術の発展に感謝感激の一方で、結構な時間を中国語の勉強に費やしたのに一気に無駄になったなー…という淋しさもあります。ま、アプリの翻訳が間違っていないかどうか判断できる程度には役に立っているけれど…。
さて、今回宿泊したのは君品酒店。パレ・ド・シンホテルです。
最初はオークラプレステージ台北辺りに泊まりたいなーなどと考えていたけれど空室がなく。
飛行機もいい時間に空きがなかったこともあって、懇意にしている旅行会社にエアとホテルを丸投げして取ってもらったのがパレ・ド・シンでした。
桃園空港から台北駅に着いて、地下街を通り抜ければホテルに行けるのでとてもラクです。
地下街の通り抜け方がアクセスマップにすごーく詳しく載っていて助かりました。これがなかったらちょっと迷ったかもしれません。
入口を入るとすぐに、なぜか馬ちゃんがお出迎え。
エレベーターホールやロビーは毒々しい青の照明…。
ヨーロッパ風の内装ですが、本物のヨーロッパの古城と比べると偽物感たっぷり。何というか、ホーンテッドマンション的なカンジです。
部屋は広々として使いやすい!
…のですが、なぜかバスタブがドア横のオープンスペースにあります。
何だこりゃ。こんなの初めて見た。
そして、トイレのドアの上部が開放的。
公共トイレだと上部どころか足元もぱーぱーなところがありますが、それは平気なのにホテルの室内だと気恥ずかしいものですね。ひとりならともかく、2人で泊まる部屋のトイレは完全にクローズな方がいいな…。
トイレ自体はTOTOのウォシュレットでありがたかったのですが。
というわけで、しばらく台北旅行記が続きますのでお付き合いのほどよろしくお願いいたします!
ittaにて九份観光の記事を掲載していただきました。
こちらもよろしくお願いします。
【台湾】九份観光でやってはいけない3つのこと
タピオカティーの比較記事も掲載されました。
本場台湾のタピオカティーを飲み比べ! 最も美味しい店は意外にも…?!
りんむじん様!
ななななんと、わたし今日から台湾行くんですよ!何やら縁を感じますなあ〜
はじめての土地なのでドキドキですが、
ツアーなので健康第一で参ります♡
ぼんやりした眠気が吹き飛びました。
こんな偶然あるんですね〜(*’▽’*)
サビままサマ
なんという偶然!!
ワタシも眠気が吹っ飛びました!
今まで夏の蒸し暑い時期しか台北に行ったことなくて「あそこはムシムシ」というイメージでしたが、今回はカラリと爽やかな気候で観光にちょうどよかったですよ。
気候がいいと食が進みますね! ぜひ美味しいものをいっぱい食べてきてください。
衛生面ではあまり問題のない土地ですが、知人は同行者全員が食中りしたと言っていたのでお気をつけて~。
わぁ〜いいですね!台湾 ^ ^
2年以上ご無沙汰です。
この秋に行こうかと目論んでいたところに、ガス給湯器が壊れて諦めました。
食べ物も美味しいし、大好きな国のひとつです。
りんむさん的台湾の紹介を楽しみにしています。
yumiサマ
台湾、いいですよね。暖かいしゴハンは美味しいし。
今回、時間ができた! 海外行きたい! でも日程的にアジアしか無理! 今は韓国や香港はちょっとアレだし! と、消去法的に台湾にしたのですが、久しぶりで楽しめました。
しばらくしつこく台湾話が続きますが、よろしくお願いしますね。
台湾良いですよね〜!
私は今年の初めに5年ぶりに行って、来年も行きます(笑)
美味しいものを求めていくので、りんむじんづさんの食レポ楽しみにしてます(^^)
おかゆサマ
おおお、毎年台湾! いいですね〜!
今回はベタ過ぎる&台湾らしからぬものを食べてきたので、あまりお役には立たないかもです…。
が、一応お読みいただけると嬉しいです!
台湾!
りんむ様の大人な過ごし方に興味津々で、思わずコメント2回目です。(カトラリーぶりです。)
先月初めて訪れてまたそのうちに行きたいなと思っていたのです。
行く前は、台湾人のショコラティエのお店とか、一つ星のレストランとかチェックしていたのに、初めてだったので、卵巻きの朝食のお店とか野菜マンのお店とか、台湾っぽいとこばかりになってしまいました。レストランだと鼎泰豊とか。日本にいっぱいあるのに!笑
なので、りんむ様の台湾らしからぬ行き先が楽しみです。
写真も綺麗ですし!
くーサマ
またまたコメントありがとうございます!
つい鼎泰豊に行ってしまうの、わかりますよ〜。
日本にあるのに何故か行きたくなるんですよね。そしてやっぱり美味しいという!
今回、ひとつ派手に台湾らしからぬことをやらかしてきたので楽しみにしていてくださいね〜❤️
ちわ~v( ̄∇ ̄)v
台湾!懐かしいですね!私も独身時代ですから遥か昔。( ・⊝・ )
と言うか、
変わってますよ…何とも綺麗ですよ!
あの当時は、懐かしい古き良き日本って感じでしたけどね、今じゃハイテク、通信、全て追い抜かされた我が日本ですけどね、(≧m≦)
親日派の国なのであの当時でも普通に歩ける国でした、中国語は分からなくても漢字で何となく意味はわかると言う安心感は全然違うからね!
友人達は、美味しいもの食べに行って来たと聞きます、食レポ待ってますよ〜
まだむサマ
そうそう!
昔は中国や台湾に行くと、親の子どもの頃はこんな感じだったんだろうなあ〜と郷愁に浸ったものですが、今はすっかり日本は追いつかれ追い越され…ですよね。
美味しいモノは、まだまだ食べ足りなかったです!
学生時代は胃腸は元気だけどお金がなく、今はお金は多少あっても胃腸がババア…。