【猫の誤飲】ブリ男、オモチャを飲んで大ピンチ#3

前回からの続きです。
【猫の誤飲】ブリ男、オモチャを飲んで大ピンチ#1
【猫の誤飲】ブリ男、オモチャを飲んで大ピンチ#2

ブリ男のオモチャ誤飲の翌日はワタシは休日で、寝不足でも全然問題なかったというのは幸いでした。これで仕事をしたらミスを連発してしまう。
一方で時間があると「ブリ男は昨夜のうちに吐けたのだろうか」ということばかりを考えてしまい、精神衛生上はよろしくなかったです。

病院が始まってしばらく経ってから電話をかけて様子を訊ねてみました。

Hospital

昨晩対応していただいた獣医さんとは別の方が出て「ブリ男くん、吐かなかったです」と教えてもらいました。

そのときの獣医さんはブリ男が初めて病院にかかったときの方で、去勢手術も執刀してくれた獣医さんです。なのでブリ男のことはよく知っていて「顔に似合わずヤンチャなことしますねえ」と笑い飛ばしてくれ、「一晩入院してもピンピンしてますよ」と教えてくれました。
吐かなかったのは残念だったけど、初めての外泊でも落ち着いていたと聞いてちょっとホッとしました。

夕方の内視鏡の前に様子を見たいので面会を申し入れると、午前の診察が終わる頃なら大丈夫とのこと。
その時間までは掃除や洗濯をして気を紛らわせていました。

が、「いつもならドアや窓を開けっ放しにできないのになあ」なんてブリ男の不在をまざまざと思い知らされて、あまり気分転換にはなりませんでした。
キッチンの端に並べて乾かしておいた空っぽの水皿とフード皿。
昨夜、ウンチの後に砂の総入れ替えをして清潔なトイレ。
数カ月ぶりに見るオモチャがひとつも転がっていない床。
何を見てもここにいるべき小さな毛玉が恋しくなるばかりです。

半年やそこら一緒に暮らしただけの猫が一晩二晩いないくらいでこんなに淋しくなるなんて、いつかブリ男が天寿を全うしたときにはどれほどの喪失感になるのか。
それを想像するとゾッとします。

ペットを喪った経験は一度あり、長い年月が経てば死に別れた哀しみさえもペットがワタシに与えてくれた思い出として昇華されました。
それを踏まえてきちんと覚悟を決めてブリ男を迎えたつもりではいたけれど、愛し愛された存在がいなくなるのはやはりツラい。
それでも別れが長生きした果ての病なら納得もいくけれど、今回みたいな自分の不注意が原因だったら悔やんでも悔やみきれません。
まったく何てことをしてしまったんだろう、と後悔ばかりです。

 

昼頃、面会のために動物病院に行きました。

診察室の奥の処置室の隅にケージがあり、その中にブリ男がいました。
全身麻酔に備えて絶飲食のため点滴の管を前足に刺し、首にはエリザベスカラーを着けています。

看護師さんに様子を訊くとトイレにうずくまって落ち着いているとのことですが、ワタシの目から見ると明らかに普段よりしょんぼりしています。
「ブリさん、ゴメンね。お母さんが悪かったね。こんな目に遭わせてゴメンね」と謝りながらブリ男の顔を撫でていると、涙が出てきました。ブリ男が不安がるといけないから泣くのは我慢しようと思っていたのに、とことんダメな飼い主です。

案の定、ブリ男はトイレから立ち上がり「俺、もうここ出たいし」とエリザベスカラーをワタシにぐいぐい押しつけて、ケージから下りようとしました。
「ブリさん、点滴抜けちゃうよ。危ないですよ。お母さんは明日迎えに来るからね。頑張ってね」と顔をもみもみすると、仔猫のようにか細くミャーと鳴きます。
2分ほどブリ男を励ましながら撫でて帰ろうとすると、ケージの柵の向こうからブリ男が淋しそうな顔をしてミャーと何度も鳴きました。いつもはケージの中から「ゴハンください!」と張り切った顔をしているのに。可哀想に。

 

昼間は少し寝てみたけれど、嫌な夢しか見ません。
ブリ男の内視鏡が始まる時間には寝るのを諦めて、何をするというわけでもなく病院からの電話を待ちました。

ところが、処置を開始してから2時間半が経過しても電話は鳴りません。
まさか良くないことが起きたのか。それとも、単に電話をかけ忘れているのか。いやいや、普段の対応からしてそれはない…。
ワタシには待つしかできない、むやみに電話をかけても邪魔になる。でも3時間も経とうというのに連絡がないのはおかしい。と、結局我慢できずにワタシから病院へ電話してしまいました。

すぐに昨夜の獣医さんに代わると、「今さっき取り出しました!」と明るい声で報告してもらいました。

誤飲から26時間経過。
丸一日の緊張が解けて、涙が溢れてきました。

獣医さんによると噴門でオモチャが引っかかっていたそうで、取り出すのが非常に難しく時間がかかっていたそうです。
もう少しで開腹手術に切り替えようかというときにやっと取り出せ、そのタイミングでワタシが電話をかけたらしい。
取り出したオモチャの形状やサイズを見ると腸に移動していれば間違いなく閉塞を起こしたので、胃に残っているうちに処置できてよかったと教えてもらいました。
全身麻酔の方も安定していたようで心配要らないとのことでした。

翌日のお迎えの時間の打合せをしてから電話を切り、切った途端にわんわん泣いてしまいました。

ブリ男、ごめんね! 本当にごめん!
開腹手術に至らなくてよかった。神様ありがとう!

と、泣きながら呟き続けていました。
多少の奇行は誰にも見られないというのは、ひとり暮らしの特権です。

 

危険そうなモノは片づけてブリ男にとって安全な部屋を作っていたつもりが、まさかワタシと遊んでいる真っ最中に事故を起こすとは、本当に反省しかありません。
もう二度とこんな思いはしたくないし、ブリ男にもさせたくない。
ブリ男をウチに迎えたときの緊張感を思い出して、安全を確保していきます。

投稿者:

りんむじんづ

間取図だけで3杯メシが食え、旅のためだけに日々労働し、美味しいものを好きなだけ食べられるようにジム通いに励む、そんなOLです。最近ブリティッシュショートヘアの男子との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

18 thoughts on “【猫の誤飲】ブリ男、オモチャを飲んで大ピンチ#3”

  1. 初めまして。シンプルライフや部屋を片付けるとかからやってきました。
    ブリくん、よかったです。私も、猫四匹かっており、おもちゃゴックンするところを目撃してしまったら!と想像したら、りんさん状態だなぁと、ハラハラしながら続き読みました。
    独り暮らし猫飼い15年の、私の、経験では、あとから、うんこと、まぢって、およっ!とかは、実は何回かあります。
    まさに。知らぬが仏です。。
    一時猫が、めちゃ喜ぶキラキラボールなるものがあったのですが、それは、ネッ丸呑みして、死亡例を、ネットで見てから渡すのを、やめましたね。。怖すぎて!
    とりあえず今回よかったです!
    また、遊びにきます!

    1. なでぃこサマ
      はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      ブリ男は普段オモチャを飲もうとしない子なのですが、カシャぶんだけは猫が変わったように夢中になるのに注意が足りませんでした。大反省です。
      キラキラボールも危ないんですね…。たまに遊ばせていました。気をつけます。

      今回はウンチで出せるようなモノじゃなかっただけに、ワタシの目の前の事故だったのが不幸中の幸いでした。
      もう二度とこんなツラい記事は書かないようにしますので、また遊びに来てくださいね!

  2. 読みながら涙が止まりません。
    まずはブリ男さん、無事に処置が済んで本当に良かったです…!

    マルオはおもちゃを食いちぎるほどの激しい遊び方はしないのですが
    いつ何が起こるか分からない、何かあったときには100%飼い主の責任であるということを肝に銘じて、私も住環境やおもちゃの管理などを見直していこうと思います。

    ブリ男さんの完全回復をお祈りします。
    りんむさんご自身も相当気力を削いだことと思いますので、どうぞご自愛ください。

    1. マルコさま
      泣かせてしまってごめんなさい。ご心配、本当にありがとうございます。

      おかげさまでブリ男は事故前より元気に遊んでいます。
      二晩ケージに入れられていたせいか気力体力が余っているらしく…。全身麻酔のダメージはどこへ行った…。
      お察しの通りワタシの方がぐったりしてます笑

      ブリ男も普段はへなちょこパンチしかしない子なのですが、カシャぶんだけは野獣になったんですよね。
      運動不足解消のためにもカシャぶん登場率を上げていただけに、猫の食いつきだけで決めてはいけないなー…と反省しました。

  3. きっと大丈夫だったはずだとわかっていても、読んでいて本当に苦しかったです。
    りんむさん、近くにおられたらりんむさんのことを抱きしめたいくらいでした。

    ブリちゃん、よかったです。内視鏡で済んでよかったです。
    吐いてくれるに越したことはないけれど、でも本当に本当によかったです。
    あと、胆の据わった子だなぁって改めて思いました。

    しばらくは何をしていても心配でたまらないと思いますけど、あまり神経質になり過ぎず、おおらかに愛情いっぱいな生活を一緒に営んでくださいね。

    1. ひまわりサマ
      ご心配ありがとうございます。
      苦しい思いをさせてしまい、申し訳ないです…。

      確かに事故後は神経質になって、オモチャを与えるのを怖がってしまっています。
      ひまわりサマのコメントを読んでハッとしました。
      大らかに、でも事故を防ぐ程度には気を配って、ブリ男をのびのびと生活させなきゃダメですね。
      気づかせていただいてありがとうございます!

  4. りんむさま

    ああ、本当に良かった!良かったです!
    この数日、記事の内容の深刻さから固唾を呑んで見守ることしかできませんでした。りんむさんのご自分を責められるお気持ちも、ブリ男ちゃんの不安な気持ちもあまりにもよく分かって、涙無しでは読めませんでした。きっと今頃はブリ男ちゃんも、お母さんの所へ帰ってこられて、安心してダブルベッドでくつろいでることでしょうね。

    カシャブンは、うちのメインクーン姫も目の色を変えて飛びついています。私も今まで、夕飯の片付けなどをしている間はオモチャを与えて一人で遊ばせたりしてしまってました。でも、これからは必ず目の届く範囲だけにしようと思います。

    りんむさんも、お疲れさまでした!あまりご自分を責めずに、今まで以上にブリ男ちゃんにたっぷり愛情を注いであげてください。きっとブリ男ちゃんにはそれが一番嬉しいことですよ。

    1. きりんサマ
      ご心配ありがとうございます。

      お察しの通り、ブリ男は退院後も毎晩ベッドの上でうふうふしています。
      無事に帰ってきてくれたことが嬉しくてつい撫でまくってしまい、ここしばらく寝不足です笑
      でも事故の日の寝不足に比べたら幸せです!

      ワタシも夕食の支度中などにカシャぶんほど熱狂しないオモチャは与えっぱなしにしたこともあったので、反省して止めました…。
      すぐ傍にいるから異常があれば気づくだろうと思っていたけど、結構デカい塊を一瞬で飲み込んだので気づかないこともありえそうです。
      アホな飼い主の事例がメインクーン姫の安全に役立てていただけると幸いです。

  5. よかった~
    ハラハラしながら記事を読み進み、今ホッとしたところです。
    普段冷静そうなりんむじんづさんが動揺されているのが伝わってきて、心配していました。
    やっぱり皆さんも同じで一斉に温かいコメントを。。。
    気持ちを共有させていただきました。

    1. WOOサマ
      ありがとうございます。
      ご心配をおかけして申し訳ないです。

      実は「仔猫を危険な目に遭わせて、このバカ飼い主がー!」とお叱りを受けることを覚悟で書いたのですが、思いもかけず温かいコメントを頂けて、ありがたくて涙が出てきました。
      皆さんにご心配をかけた分、今まで以上にブリ男を大事に育てていこうと思います。

  6. 初めまして。
    同世代で恐らく同じ市内住み、かつネコ飼いなのでいつも楽しみに拝見してました。
    ブリ男くん良かったです。
    ほっとしました。
    誤飲、早く気付けたのが不幸中の幸いでしたね。
    この週末はいつもより増してブリ男くんとラブラブ過ごして下さいね。

    1. さとみんサマ
      はじめまして。
      コメントありがとうございます。
      そして、ご心配いただいてありがとうございました。

      おかげさまですぐに気づけたこと、ブリ男の体力があること、獣医さん達の的確な処置等々幸運が重なって大ダメージは避けられてホッとしています。
      今回はたまたま幸運だったということを肝に銘じて、今後は充分注意していこうと思います。

      週末はブリ男とラヴラヴクリスマスを送りますね!

  7. やっと完結してくれた!
    早く無事だった、良かった良かったというところまで到達して欲しいと祈りながらハラハラと見守っておりました。
    ブリ男さん、良く頑張りましたね。
    開腹しなくて済んで、本当に良かった。
    りんむお母さんの葛藤とか後悔とか痛々しくて、ブリ男さんもりんむさんも可哀想で仕方ありませんでした。
    すでにブリ男さんは元気に動き回っている様子で、まずは一安心です。
    この困難がまたお二方の絆を深めたことでしょう。
    本当にお疲れ様でした。
    ちょっと辛い経験でしたが、りんむお母さんと出会えたブリ男さんは、とっても幸せな猫さんだと思います。

    1. メリルさま
      ご心配ありがとうございます!

      ワタシは管理が甘かった自分に責任があるのでどうなろうといいのですが、何もわからないブリ男に嫌な目に遭わせたのが申し訳なくて…。
      でも開腹に至らなくて本当にホッとしました。

      退院後、胃腸に負担がかからないよう少量のフードをこまめに出していたら、ブリ男は幸せそうでした笑

  8. 度々すみません。
    猫 キラキラボール 誤飲 で検索するとけっこうでてきます。。
    うちの、末っ子がそれはそれは大好きでとても喜ぶから嬉しくて←親バカ
    遊ばせてたのですが、これらの記事を、
    読んでから全部捨てました。。
    検索してみてください!
    でも、神経質になりすぎずに!
    飲み込まないおもちゃの方が多いと
    思いますし!

    1. なでぃこサマ
      喜ぶと与えちゃうの、よくわかります…。

      神経質になり過ぎるのもよくないし、かと言って無神経なのもよくないし、難しいところですね。
      そして大いに遊んでほしいし…。

      キラキラボール情報ありがとうございます。
      何を与えるにしても事前に危険性はちゃんと把握しておかなきゃダメですね。

  9. りんむさん、ブリ男くんが大事に至らなくて良かったです。
    ほっと胸をなでおろしました。

    1. いちひめサマ
      ご心配ありがとうございます。
      ハラハラさせてしまって申し訳ないです。

      おかげさまで朝まだ暗いうちからボールを蹴り飛ばしまくるくらい元気です。
      ブリ男の頑丈さと強運に助けられました。

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