服ってそんなに要らないんだ…と思った瞬間とは

小学校から高校まで制服があったので、私服というものはあまり持っていませんでした。

Hanger

今にして思うと、その頃が一番ミニマムなワードローブだった気がします。

それが大学生になってオシャレ解禁になると、次々と服を買い漁るファッションモンスターに変貌。クローゼットの中がぎゅうぎゅう詰めになる一方でした。

それが、20歳のときに「あー、服ってこれだけでいいのか」と思ったことがあります。

それは、大学の休み中に半月かけて地中海周辺を周遊したときのことです。

寒い地域はまだ雪が残っているし、暑いところでは半袖短パンビーサンでOK。砂漠にも行くしお洒落ディナーもあるしと、盛りだくさんな旅だったのです。

周遊ですから、毎日移動します。なので過剰にデカいスーツケースは使えません。
それに当時は今ほど軽いスーツケースがなくて、デカいスーツケースを選ぶとそれだけで重さがハンパなかったのです。そういう意味でも大きいサイズは却下。
ジャケットやワンピースなども運びたかったから、バックパックも現実的ではありませんでした。

仕方がないので、70リットル程度のスーツケースにオールシーズンの服を詰める、ということにチャレンジせざるを得ませんでした。

厳密に言うと真冬の装備は不要で、冬の終わりから初夏までのワードローブってカンジです。

厚手のセーターも長袖のシャツも薄いTシャツも必要で、かつそれぞれ着回しが利かないと半月無事に乗り切れません。
かと言って実用一辺倒なのもつまんないからオシャレだってしたい。
しかもお土産をたくさん買いたいから、スーツケースの隙間も必要。
服だけじゃなくて洗面道具や化粧品も詰めなきゃいけない。
ということで、旅の前はどの服を持っていくかで頭がいっぱいでした。

スーツケース

写真は数年前のハワイに行ったときのパッキング。
このときはあらゆる物を現地で買う気満々だったので、3日分の服と最低限の化粧品で乗り込みました。
夏だけの装備でいい&現地調達が簡単な場所への旅はラクチンです。

で、半月の地中海周遊はどうだったかというと、何とかやり過ごせました。
毎晩「あー、明日はどうしよう」と悩んだことは悩んだのですが、そもそもスーツケースに入っているアイテム数に限りがあるので悩むにも限度があります。天気予報とにらめっこして「これを着ざるを得ない」みたいなカンジで毎日コーディネイトを決めていました。

そんな生活を半月続けると、「なんだ。スーツケースひとつで生活できるんだな」と思うようになりました。

自分の所有物がスーツケースひとつというのはすごく身軽な気分です。
自宅の自室にある大きなクローゼットも、これまた大きな本棚も、デカい学習机も、なくても生活できてしまう。何ならこのまま延々と旅を続けることもできる、とまで思いました。

その旅以降、クローゼットの中身を処分する習慣ができました。
それまでは服はあればあるほどいいという考えだったので、服を捨てられなかったのです。それが、クローゼットの中がぎゅうぎゅうになってくると「もう着ない服から手放すか」と思ってフリーマーケットに出店するようになりました。

あれから20年、その間にやりたいオシャレはやりつくして、昔ほどファッションに対して貪欲ではなくなってしまいました。
いろんなテイストを取り入れたり流行を追ったりするよりは、似合って着心地のいい服がシーズンごとに1週間分あればいいと思うように。

この先の20年の目標は、スーツケースの中にコート以外のオールシーズンの服を詰められるだけ減らすことです。
そして、そのスーツケースを手に1年中世界を旅したい。
その旅でもう一度20歳のときのように「なんだ、これだけでいいんじゃん!」と実感してみたいのです。

参考:40代オトナ女子のワードローブ 総集編!

スマイスターMagaZineにてコラム連載中!

投稿者:

りんむじんづ

間取図だけで3杯メシが食え、旅のためだけに日々労働し、美味しいものを好きなだけ食べられるようにジム通いに励む、そんなOLです。

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