旅ログ ~死海でぷかぷか~

1~2日目:
セントレア→アブダビ→クイーン・アリア(アンマン)
マダバ
ネボ山

2~3日目:
死海

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この旅で初めてエティハドを利用しました。

時間帯によって色が変わる機内。
時間帯によって色が変わる機内。

セントレアからドバイ行きのエミレーツが撤退して数年、「中東に行けないじゃないかー!」と苦悶していたのですが、エティハドのおかげで心配なくなりました。

しかも、エティハドいいですよ。
座席は広いしモニターはデカいし、超快適です。音を聞くのもイヤホンじゃなくてヘッドセットで、周囲の騒音を遮断して映画を楽しめました。
機内食も美味しいし、飲み物の種類も多い。インスタントとはいえホットチョコレートがあったりして、下戸なワタシにとっては睡眠前の癒しになりました。
CAの応対も、なかなか細やかでカンジがいいです。どう見てもヨーロッパ系なのに「お食事はいかがなさいますか」と超流暢な日本語を操るイケメンスチュワードがいて、かなりトキメキました。

問題は、セントレア→アブダビは、北京経由なことです…。
途中で北京に降りて、1時間機内に閉じ込められる。睡眠や映画が中断されるし、移動時間は長くなるし、手痛いロスでした。まぁ成田とかで乗り継ぐよりラクなんですけどね…。

機内で流れるPR映像を見ると、アブダビもすごく楽しそうです。派手なリゾートホテルがたくさんあって、ドバイとよく似ていました。次の避寒地はぜひアブダビにしたいです。
当然アブダビ空港も大充実! …なのですが、乗継時間が1時間程度しかなかったので全然堪能できませんでした。あちこちのハイブランドショップの誘惑を振り切り、猛ダッシュで化粧品を物色するのみ。15分くらいしか買い物できませんでした。ああ、アブダビなら乗継が長くても楽しめるのに。

さて、絢爛豪華なアブダビから素朴なアンマンに入ると、延々と広がる砂漠と青空が広がっていました。
カラッとして涼しいのですが、日差しはそれなりにキツいです。異国に来たな~ってカンジ。

今回、アンマンの観光はすっ飛ばしました。アンマンにあまり食指が動かないというのに加え、死海での時間を長く取りたいという願望が強かったので、到着してすぐ死海に向かったのです。
移動は、日本から通しで車をチャーターしておきました。
ヨルダンはそんなに広くない上ほとんど砂漠なので、観光客が行くような範囲は狭いです。北部のアンマン辺りから南端まで移動しても、4時間程度でした。周遊するにはラクな国です。

死海に直行といっても、途中で少し観光に立ち寄りました。

まずは空港からすぐの街マダバにある聖ジョージ教会へ。

聖ジョージ教会

イスラム圏に入って即ギリシャ正教会へ行くとは思っていませんでしたよ。根幹は一緒だからいいのかな。

内部は水色でキュートなカンジ。

聖ジョージ教会内部

壁画のほとんどはモザイクでした。

聖ジョージ教会のモザイク

うへぇ、細かい作業。ワタシにはできそうもありません。

聖人の顔がアラビックなのが面白かったです。そりゃ白人然としたヨーロッパのキリスト画の方がヘンなんですよね。インドで見る仏像の顔の彫りが深いのを思い出しました。インド人が日本の平たい仏像を見たら違和感あるだろうなぁ。

ここの目玉は、6世紀のモザイクで描かれた地図です。

床の地図

地図の言葉がわかんないので、建物に入る前に入り口の説明書きを撮影しておくのがオススメです。デジカメって素晴らしいなー。

死海から逃げる魚らしいです。カワイイ。

死海から逃げる魚

死海が今より大きく描かれているのは、縮尺がおかしいばっかりではなく、現在より実際に死海が大きかったらしいです。年に1メートルくらい干上がっていて、50年後には死海は消失しているとのことでした。
まじ?! やっぱり今のうちに来て正解!!

次に行ったのは、モーゼの終焉の地と言われているネボ山です。
山頂の教会は絶賛工事中☆

聖地の重機

聖地で重機は見たくなかった…。

ネボ山からの風景。

約束の地

ここでモーゼが「あれが約束の地だ」と言われたらしいですが。「えっ、こんな何もない土地をもらったって困るわ神様!」と思っちゃうなぁ、ワタシなら。それくらい荒涼とした岩山が彼方まで続いていました。
こういう荒れ地で生まれた宗教なら、生き抜くために厳しい戒律や選民思想が必要だったってこともすんなり理解できます。

しかし、旧約・新約聖書で見る地名がすぐ近くにあるってのは、信者でなくてもぞくぞくします。エルサレムですらすぐ目の前!
やっぱりエルサレムも旅程に組み込めばよかったかな~と若干の後悔をしつつ、死海へと向かいました。

死海は海抜-420メートルです。
海抜が下がるほどに暖かくなるそうですね。なので、この辺りは冬でも温暖だそうな。

死海の東岸は一大リゾート地になっていて、お高級なホテルが立ち並んでいます。しかもまだまだ何やら建築中。このゾーンに入るにはセキュリティチェックがありました。
ワタシ達が泊まったのは、モーベンピック・リゾート&スパ・デッドシーです。

部屋は死海ビュー!

死海ビュー

きゃー! 念願の死海! 嬉しい~!!
ただの湖だと思っていたら、とんでもなく広かったです。それに、塩の効果か水がとてもキレイな水色でした。

ホテルはなかなか充実していました。
本館のほかにコテージ風の部屋もあり、異国情緒満載です。
プールやジムやテニスコート、レストランも数カ所、もちろんスパもあります。うふふ、死海の塩や泥でエステです。

ここの「ZARA SPA」のエステがステキだったのは、死海を望むプールが2カ所(温水と水)がある上に、屋内に死海の水の温水プールがあることです。死海に行かなくても日焼けの心配をしなくても、浮遊体験ができちゃう。快適過ぎて長時間浸かってしまいそうなのが難点でした。
もちろんスチームサウナやラウンジもあって、1日中でも過ごせました。あー、オトナになるってステキだなぁ。

スパでは、死海の塩を使ったスクラブや泥パックなどを体験してきました。
塩スクラブ、すごく良かったです。結構乱雑にザッザッと磨かれたので「大丈夫か?」と思ったんですが、塩を落とすシャワーのときに肌を触ってみるとつるっつるのふわっふわでした。ぜひ買って帰りたかったのですけど、バスソルトは置いてあってもスクラブは見かけませんでした。残念。
泥パックも良かったです。スクラブでつるつるになった肌が一層滑らかになりました。その滑らかさがキープできない三十路の肌が憎いです。

と、ファシリティなどはサイコーでしたが、セラピストの腕は「うーん」てカンジでした。
なんというか…乱雑というか乱暴というか。マッサージにしても拭き取りにしても、スクラブと同じように「そんなに擦って大丈夫か!?」という勢いでした。オイルべたべたの手でヘッドマッサージをされるので、せっかくつやつやになっても終了後にシャワーを浴びなきゃいけなかったりとか。
ワタシのセラピストが外れかと思っていたら、姉も似たような施術だったようです。ヨルダン品質なんでしょうか。
なんて文句を言いつつ、2日間しっかり通ったんですけどね。

さて、肝心の死海ぷかぷかもやってきました。

死海

ホテルのプライベートビーチなので、人が少ないです。

死海でぷかぷか

監視員に写真を撮ってもらっている人とかいました。そりゃぷかぷか写真撮りたいよね。

近づいてみると、波打ち際の石には塩がびっちりついてました。

死海の塩

それに、水も「いかにも何かが混ざってます」ってカンジ。濃い砂糖水って、なんだかもやもやしているじゃないですか。ああいうカンジでした。

ドライバーさんに、死海に入るに当たって注意されたのは。

  • 20分以上連続して入らない。一旦出てシャワーを浴びてまた入るのはOK。
  • 飲まない。ちょー不味い。
  • 目に入ったら擦らない。成分で目に傷がつく。
  • 岩がごつごつしているので、ビーサンなどで足を保護すること。

てなことでした。
そう聞くと舐めたくなるのが人情ってもので、唇にはねた水をペロリとしてみたところ、激マズでした。しょっぱい、じゃなくて、不味い、でした。即ペッペッとやっちまいました。

水に歩いて入ってみる分には、海とそう変わりません。静かに足を上げてみると、ころーんと浮いた状態で姿勢が安定します。でっかい浮き袋に浮いているカンジです。楽しい!
お腹を下にしてみると、真水だとするすると足が下がるところが、しゃきーんと脚が浮いてスーパーマンの格好になりました。で、この状態から湖底に足をつけようとすると浮力で姿勢が崩れて慌てます。慌ててばしゃばしゃすると、水が目や口にかかりそうになってプチパニックです。あんまり泳ぐには向いてませんでした。
なので体育座りみたいな姿勢でぷかぷかするのが一番ラクちんでした。

ぷかぷかしたまま沖を見ると、広大な死海と、かすかにパレスチナが見えます。それに、だだっ広い青空。
ワタシのための死海! ワタシのための絶景! 状態です。かなり楽しいです。

しかし、言われなくても20分超入っているのは困難でした。
まず、水が沁みます。ささくれ程度の傷でもイタタとなります。
それに、やっぱり冬は寒い…。水温は慣れちまいますけど、パレスチナ方向から吹く強い風が冷たかったです。何度も入ろうと思っていたのに、3回ほど繰り返したところで「もうムリ!」となり、スパのスチームサウナに駆け込んでしまいました。

ビーチでも寒かったし、それになぜかハエが多く、パラソルの下でのんびりってのができませんでした。というわけで、冬でも死海は楽しめんことはないけれど、やっぱり暖かい時期の方がいいなーと思った次第です。
でも、真夏は暑過ぎて楽しめないような気がします。

《決定版》夏のビーチリゾートに必携! バカンスへの必須アイテムはこれだ!

投稿者:

りんむじんづ

間取図だけで3杯メシが食え、旅のためだけに日々労働し、美味しいものを好きなだけ食べられるようにジム通いに励む、そんなOLです。最近ブリティッシュショートヘアの男子との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

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