マンションを買うときに悩むのが、どの広さのどんな間取りの部屋にしようかということです。
一般的なのは70~80平米の3LDKといったところでしょうか。
これなら家族3~4人は暮らせますね。2人暮らしなら広々といったカンジです。
特にこだわりがないのであれば、この一般的な広さと間取りを選ぶのも賢い手です。
というのも、中古マンションで動きがいいのは、この70~80平米の3LDKだから。
あなたがいつかマンションを手放すときに売りやすくなります。
マンションっていつか売るのがありき!?→マンション選びの決め手;一番大事なことは何?
中古マンションを買う層を考えてみると、その理由がわかります。
- まだ子どもが小さくて、学校の近くに住まいが欲しい若い家族
- 職場の近くにセカンドハウスが欲しい富裕層
- 子どもが独立して一戸建てを手放した老夫婦
彼らが住むには50平米ではちょっと狭すぎるし、かといってよほど荷物が多いわけでもなければ100平米も要らない。
70~80平米は適度な広さだし、数多く物件が出回っているので買い手としてもいろいろ比較できて選択肢が広がるわけです。
いつかマンションを売るのであれば、その部屋が中古市場に乗らないとハナシにならない。
あなたがこだわりにこだわり抜いて買った50平米のワンルームも、需要がなければ何の魅力もない部屋になってしまうわけです。
とはいえ、ワタシは70平米の3LDKなんかには絶対住まんぞ
リセールバリューだけ重視して、自分の好みじゃないマンションを買っても仕方ないですからねぇ。どの辺で折り合いをつけるか悩ましいところです。(マンション選びの決め手;一番大事なことは何?)
と書いた通り、ワタシはリセールバリューだけでマンションを選ぶのはちょっと違うと思っています。
もっとハッキリ言ってしまうと、ワタシの好みが世間の需要と乖離しているのを承知しているから、リセールバリューなんぞガン無視で2軒のマンションを買いました。
まず広さに関しては、ターゲットは50~60平米でした。
50平米以上なのは、もちろん住宅ローン減税制度適用を見越してのことです。
対象住宅:(主として居住の用に供する)住宅の新築 床面積50平方メートル以上
それに加えて、40平米のアパートに住んでいたときに「ちょっとだけ狭いかな」と感じていたからです。
ひとりで40平米なんて贅沢な広さではありますが、休日はデカいソファでごろごろするという野望を実現させるには少し狭かったんですね。なのでそれよりは広い部屋に住みたかった。
上限が60平米なのは、それ以上広いと掃除がイヤになるからです。
どれだけ掃除がイヤなのかはこちらの記事で。
シンプルな部屋が好きな理由
そして間取りは1LDK狙い。
ワタシは閉所恐怖症とまではいかないけど狭い空間がイヤなところがありまして、小さく区分けられた部屋がどうにも苦手です。
トイレもホントは洗面所と一体になった広い空間がいい。東京ステーションホテルは狭い部屋でも水周りが広々で理想的でした…。
トイレですらその状態ですから、リビングが狭いとか論外です。できる限り広い空間で寛ぎたいのです。
そのくせ全体の平米数は60平米を上限にしているものですから、必然的に部屋数は少なくなるというわけ。
広々空間がいいならワンルームでいいじゃないってことになりますが、生活感溢れる雑多なものはリビングから追い出しておきたいというワガママもありまして。リビングの隅に畳む前の洗濯物を放置しているとかイヤじゃないですか。なのでクローゼット兼家事室みたいなもう1部屋も要るのです。
というわけでワタシは「50~60平米の広々リビングがある1LDK」に的を絞ってマンション探しをしていました。
これが思いのほか難渋したのです。
まず1LDKがそうそうない。無償や有償の設計変更で2LDKを1LDKにできるのはまあまあ見つかるけど、LDKで15畳程度の「キ、キミは広々空間を何だと思ってるんだね!」と詰問したくなるようなものばかり。
ようやくLDKが20畳超の60平米クラスの部屋を見つけるまでには、3年近い月日が流れていましたとさ。
そして、そうやって苦労して見つけた部屋をいざ売りに出してみると、案の定不人気という…。
売るときにさくさく進めたい人は、素直にボリュームゾーンを買っておくのが無難です…。
このほか決めておかなきゃいけない条件はこんなこと。
マンション購入の希望条件【部屋の向き】
マンション購入の希望条件【階数】
マンション購入の希望条件【風通し】
マンション購入の希望条件【間取りの可変性】
マンション購入の希望条件【規模と共用施設】
8 thoughts on “マンション購入の希望条件【広さと間取り】”