バッグ専用クローゼットをわざわざ作ってしまうくらい多くのバッグを持っているワタシ。
参考:【web内覧会】クローゼット
スーツケースに至っては、大中小の3つを持っています。
写真は「小」に当たるモノ。
リモワのサルサ、ビジネストローリーです。
大と中は身バレ上等な個性派デザインなので画像はご容赦を。
20年間世界各地を旅してきたワタシのスーツケースに対するこだわりを紹介します。
スーツケース購入の際の参考にしてください。
大は小を兼ねない
大きければどんな旅にも対応できるでしょ。
てことで最初は大きいスーツケースを買ったのですが、万能ではありませんでした。
2泊3日のショートトリップで80リットルのスーツケースを使ったら、空気ばっかり運ぶことになってムダです。
空気運搬上等! と覚悟しても、スーツケース内に空間があると瓶などの割れ物を運ぶのがとても不便。
ぎゅうぎゅう詰めのパッキングよりスカスカ状態のパッキングの方が頭を悩ませるものです。
それに、大きいスーツケースは機動力に欠けます。歩き回るとか預けまくるとかなんて旅のときは小さい方がラク(もっと言うとバックパックの方がラクなんだけど、最近は背負い続ける体力がないのでやってません。安宿を泊まり歩く根性も、もうない)。
というわけで
大:1週間の冬のヨーロッパ旅に耐えられるサイズ
中:やたらと買い物をする3~4日間(あるいはまったく買い物をしない1週間)の旅にいいサイズ
小:機内に持ち込めるサイズ
の3種類に落ち着きました。
機内持ち込み可スーツケースは要るか要らないか
ワタシは長らく「機内にスーツケースは持ち込まない」派でした。
なぜなら小さな飛行機の小さな荷物置き場を占領されてイライラしたことがあるから。
でも、最近自説を曲げて冒頭のリモワを買ってしまいました。
というのも、歳と共に機内持ち込み荷物を運ぶのがしんどくなってきたからです…。
昔はなかったデジタルガジェットが増えましたからね。
タブレットやらカメラの交換レンズやらそれらの充電器やらを担いで歩き続けると、肩が抜けそうになります。
カメラなんてコートのポケットに入るくらい小さなデジカメにまで進化したのに、サイズの面だけでは大きく退化しました。それでもキレイな写真を撮りたいから頑張って運びます。
スケジュールによっては機動性を重視してボストンバッグを機内持込み用鞄にしますが、乗継がやたらと多い旅はリモワを使ってしまいます。
小さいスーツケースがあると、滞在先からワンデートリップに出るときもラク。
もちろん「どうしても札幌の雪印パーラーでパフェを食べたい!」「どうしてもちゅら海でジンベイザメのアゴを観察したい!」なんて週末弾丸トラベルのときにも活躍します。忙しい旅で荷物出待ちの時間が短縮できるのはありがたい。
リモワの中は蛇腹のポケットが。
これは取り外し可能。
タブレットや水分モノをパッと取り出せる外ポケットが付いていたら便利なんだけどなあ。
デザインの可愛さと車輪の頑丈さを優先させてしまいました。手荷物検査の度にせっせと開け閉めすることにします。
○よりも□がいい
最初に買ったスーツケースは「可愛いから」という理由だけで丸みのあるデザインのモノを選びました。
20年前は丸っこいモノが好きだったんですよ。ケータイも自動車も丸いデザインを使ってた。
しかし、スーツケースの角が丸いとパッキングがしづらいです。
靴やお菓子の箱を詰めるとき、角に隙間ができてイライラする。
なので買替のときはできうる限り四角なスーツケースを選びました。
スリッパだの化粧ポーチだの細かいモノを隙間に突っこめば済むハナシなのですが、ワタシはスーツケースに直接細かいモノを放り込みたくないのでそれは却下。
なぜ直接細かいモノを詰めないかは次の項目で。
ポケットなんかなくていい
ワタシは仕切のネットや細かいポケットが充実しているスーツケースが好きではないです。
そんなモノは使わないから、ポケット類は一切付いていない単なる箱がいい(そしてその分安くしてほしい)。
なぜかというと、滞在ホテルに到着すると、まずスーツケースの中身を全部取り出すからです。
服も化粧品も靴もすべてクローゼットに収納してしまう。
暮らしやすいからとか服の皺を取るためとかっていう理由もあるけど、一番大きいのは滞在中に何度もスーツケースを開閉したくないから。
特に大きなスーツケースを狭い部屋で開け閉めするのは面倒くさいですからね。厄介な作業は到着してすぐとチェックアウトの直前だけにしておきたいのです。
さすがに1泊だけだと中身を全部出すことはやらないけど、スーツケースの開閉頻度は変わりません。
そこで中身の出し入れが手間だとどちみち面倒くさくなるだけだけど、そこは手間にならないようにパッキングしてあります。
- 未使用の衣類や小物(風呂敷包み)
- 洗濯前の衣類(風呂敷包み)
- 化粧品やグルーミング用品(ポーチ)
- 靴(箱)
というカンジにばっくりカテゴライズして詰めてあります。
大きな風呂敷包みをぽんぽん取り出せば、すぐにスーツケースは空っぽになるようにしてあるわけですね。
風呂敷、便利です。ビニールと違ってガサガサうるさくないし、ぎゅうぎゅうと結べば嵩のある服も小さくまとまります。
風呂敷は余分に持っていって、帰りはお土産を包んだりもしています。細かいモノがバラバラしなくてラクチン。
化粧品類は、この手のフックで吊り下げられるポーチに収納しています。
狭い洗面所のホテルでも場所を取らないので便利。
個性的なデザインを狙うべし
よく見るデザインのスーツケースだと、ターンテーブルで取り違える可能性もあります。
ベルトやキーホルダーやネームタグで目印を付けておく手もあるけど、過酷な取り扱いの末に取れてしまうこともあるので全幅の信頼は置かない方がいい。
そういうわけで、大と中サイズは限定デザインを狙って買いました。
世界各地を回っても、まったく同じスーツケースを使っている人を見かけたことがないです。してやったり。
リモワは預けないからベタなデザインでもいいのです。
とにかく頑丈でとにかく軽いことが大事!
スーツケースで一番重要なことはこれです。
乱雑に扱っても割れず、片手でぶんぶん振り回せるくらい軽くあるべし。
軽量化のためにも、余計なポケットなんかはない方がいいんですね。気の利いた機能があると、どうしてもその分重くなってしまいますから。
そして、多少高額でもいいので頑丈な方がいいです。
どうせ一瞬で傷だらけになるモノだし、安物を頻繁に買い替えていくという考え方もあります。ありますが、頻繁に壊れることを心配するのは気分的によろしくないものです。
どんなに安物でも本体はまあいいんだけど、鍵がダメになるんですよね。
これまで旅先でスーツケースの鍵が壊れて、ホテルのスタッフにバールでこじ開けてもらったり、無施錠で飛行機に預けてビクビクしたり、楽しくない思いを何度かしました。
ちょっといいスーツケースに買い替えたら「また壊れたらどうしよう」という心配から解放されてスッキリです。
日本のメーカーのスーツケースは、収納に細やかな心遣いが行き届き過ぎてムダに重くなっているモノが多いです。
リモワは可愛いし頑丈なんだけど、頑丈過ぎて重い。ポリカーボネイトならまあまあ軽いけど、ジュラルミンに比べてリモワの魅力が半減だしね。
サムソナイトは軽いし余分な収納もないし使い勝手がいいです。
コスモライトシリーズは丸みがあって好きじゃないけど、デザインのバリエーションはあるのでほかのラインで好みのモノがなくはない。
期間限定モノや地域限定モノも出るので、ぜひチェックしてください。
大きいスーツケースも、しっかり買い物するとパンパンです!
参考:イタリアのショッピング事情
4 thoughts on “《決定版!》スーツケースの選び方、コレを押さえておけば間違いなし!”