バッグ好きのバッグコレクション大公開!

バッグが好きです。

bag

高校を卒業し、学校指定鞄から解放されて早や二十余年、以来毎日毎日鞄をとっかえひっかえする生活を送っています。

服はとことんシンプルにして数を減らしてもいい。
靴も履きやすくて美しいモノが数足あればいい。
でもバッグは……、バッグはありとあらゆる大きさ・フォルム・色柄素材を取り揃えておきたいのです。

昔はここまで病的でもなく、むしろ夏に真っ黒のバッグを持って「なんて季節感のない! 明るい色のを買いなさい!」と母から叱られたこともあります。

というか、母は服とバッグに関しては「着た切り雀は許さん!」というタイプでして、根本的には洒落っ気のないワタシは昔から叱られてばかりでした。
もし母に矯正されていなかったら、ワタシゃ今頃とんでもなくみすぼらしいババアになっていたかと思うと肝が冷えます。

しかし、いくら矯正されたと言えど元来の洒落っ気のなさはどうしようもないようで、ティーンエイジャーの頃から散々あれこれ着倒した今は「別に格別オシャレじゃなくても、小汚くなければそれでいい」という心境に落ち着いてしまいました。

それなのに、なぜかバッグだけはまだ欲しい。

頭ではね、そんなにたくさんなくてもいいとわかっているのですよ。

黒のハンドバッグ
ベージュのトートバッグ
白のショルダーバッグ

さえあればなんとかなると考えています。頭の中だけでは。
参考:40代オトナ女子のワードローブ 総集編!

それどころか、「通勤バッグはこれ!」と決めたらラクなんだろうなーくらいのことさえ思っています。
毎日毎日帰宅したらバッグからモノを全部取り出して、翌朝別のバッグに詰め直すという不毛とも思える作業がなくなるじゃん!
と、理屈ではわかっているのですが、服に合っていないバッグを持つというのがものすっごく気持ち悪くて、できない。
服とバッグがちぐはぐなのは、眉毛を描かないまま外出するくらい考えられないのです(←眉が薄いのだ)。
参考:女のバッグを持ってやる男が嫌いだ。

とはいえ際限なくバッグを買い続ける財力もなければ収納するスペースもありません。
なので新居ではバッグ専用クローゼットを作り、ここに収納しきれない分は処分すると決めました。

鞄棚
参考:【web内覧会】クローゼット

なーんて、手持ちのバッグを全部収納できるだけのサイズを確保したから、ここ2年は処分してないんですけどね。
つか、むしろ増やしているんですけどね…。

カバーがないバッグを間引いた状態のクローゼット。

鞄クローゼット

間引いた分も入れると、ぎゅうぎゅう押し込む必要はないけど隙間はないってカンジです。
今後バッグを買ったら、どれか処分しなきゃいけません。処分できるバッグは今のところないんだけどなー。
というのがバッグを買う抑止力として一応機能しているので、クローゼットを作った甲斐があったというものでしょう。

たくさんバッグを所有していますが、次々買っては処分してという揃え方ではなく、古いバッグも多いです。
素材やブランドによってはそれなりのお値段がしますから、極端な流行り物は「来年使えないのはもったいないしなー」とケチケチ根性を発揮して買わなかったんですね。
結果的に、ベーシックなデザインのバッグを10年も15年も使っている、というカンジになりました。

 

前置きが長くなりました。
ようやく本題。どんな用途・デザインのバッグを集めてきたかを紹介します。

ロエベのアマソナ

昔は「オバチャンくさいなー」としか思わなかったのですが、オバチャンになってみると「可愛い…!」と惚れてしまったバッグ。フェラガモのパンプスみたいなポジションですね。
参考:I Love フェラガモ!

でもこれが値段はちっとも可愛くないモノでして。
何年間も「欲しい…でも高い……」と逡巡していました。

しかし断捨離祭りを開催していたあるとき、古い雑誌を処分する前に見返すと「大人のベーシックアイテム」的な特集ページでロエベのアマソナを発見。
その雑誌は、今は休刊になってしまった「REAL SIMPLE JAPAN」です。

左綴じで、広告もシンプルで外国っぽい雰囲気を漂わせ、当時としては実験的な雑誌でした。今ほどシンプルライフやミニマリストが持ち上げられている時代でもなかったので早々に休刊しちゃったけど、今ならもっと評価されると思うわ。
シンプルな生活のヒントって時代によってめちゃくちゃ変わるわけじゃないから、電化製品と洗剤なんかをちょちょいとアップデートすれば再販に耐えうると思うんですよね。もう一度出してほしいです。

で、パールのネックレスやマノロブラニクのパンプスなんかと並んでロエベのアマソナが紹介されていたわけですが。

雑誌発刊当時はまだ「オバチャンくさー」と思っていたからその記事はすっかり忘れていました。それが「可愛い、でも高い」と悶々としていた頃にその記事を発見して、10年経ってもやっぱりステキじゃん! と思って買う決意をしたのです。

10年どころか、アマソナの発売は1975年。40年以上もスペインのマダムに愛され続けたド定番のデザインです。
細かいディテールはちょこちょこ変更されているけど、肝の部分は長年同じ。
このバッグなら20年後に持っていても陳腐化しないだろう。それならこの価格を払ってもいい!
と、ようやく心を固めたのですね。

ところが、アマソナはサイズがいろいろあります。大きいとカジュアルなカンジで、小さいとお澄ましお出掛け用な雰囲気。
そして、色も多様。単色もあるし、ハンドルや角だけカラーを変えた2色使いもあるし、3色使いもある。
ド定番の黒やベージュもいいけど、カラフルでキュートなのもいい。
そして、店頭に気に入った配色がなくてもオーダーできるのです。

き、決められない………!

というわけで、買うぞーと決めてからさらに3年間悩んで、ようやくエイヤッと購入したのでした。

ま、雰囲気の違うヤツは追々買い足せばいいかな~と呑気に構えていたところ、ワタシが買ってすぐにモデルチェンジがありました。
これがね、失敗なのでは…と思ってしまうくらいアマソナの魅力を殺してしまうモデルチェンジ。
パッと見はロゴの位置が変わっただけなんだけど、すごくカジュアルになってしまったのです。マダムが長年使える上品さが良かったのに、ヘンにカジュアル度が高くなってがっかりしました。

モデルチェンジの前に買ってよかったと思うと同時に、さっさと雰囲気違いのヤツも買い足せばよかった! と大後悔。買い物はホンマに一期一会どすなあ。

なお、ワタシが買ったアマソナは、大きいサイズのベーシックな色です。
通勤のときに弁当や水筒も放り込めるし、なんなら一泊旅行くらいならいけるんじゃないかという容量。
以前、ヨーロッパの飛行機で、マダムが大きなアマソナを機内持込み用バッグにしていてすごくカッコよかったです。ワタシもいつかやってみたい(←汚れや傷が怖くてまだやっていない)。

フェンディのマンマバケット

これは20年近く前、N.Y.でセールをやっていて衝動買いしました。

マンマバゲット、サイズ感がすごくいいです。
バゲットだと「お出掛けに必要な財布やケータイは入るけど、それ以上は入らない」というカンジですが、マンマバゲットはさらに化粧ポーチや小さいペットボトルまで入るので実用的。
長年使っているとさすがにくったりしてちょっとアレなのですが、サイズ感がちょうどいいので手放せません。

フェンディのバゲットの何がいいって、毎シーズン新しいデザインがどかどか出ることです。
欲しいモノを片っ端から買えなくてツラいという側面もありますが、生産量が少ないので人と被る心配がない。
ワタシのマンマバゲットも例に漏れずえらく珍しいデザインで、日本どころか世界でも同じヤツを持っている人を見かけたことがありません。
…と自慢していたら、なんと知人が同じモノを持っていることが後日発覚しました。世間って狭ーい。

問題は、バゲットは次々と新作が出てくれて店頭に常にあるけど、マンマバゲットはあまり見かけないこと。
今のヤツがくったりしてきたので買い替えたいのですが、マンマバゲットを見ると「あ、まだ売ってたんだ」と驚いてしまうくらいなので、気に入ったモノにそうそう出会えるハズもなく、くったりマンマバゲットを使い続けています。

マンマバゲットの用途は、通勤(弁当なしの日)や買い物。
色柄がド派手なので、服が地味なときのアクセントとして使っています。

グッチのジャッキー

これはワタシのバッグコレクションの中で最も新しいモノです。
イタリアでグッチを持つマダム達があまりにも多いので「ワタシも日常使い用としてひとつくらいは持っていてもいいのではなかろうか」と衝動買いしました。

言い訳すると、以前総革のジャッキーバッグを見てキュンとしたのですが、重さにへこたれて買うのを諦めていたのでした。
革と布のコンビなら重量と価格がそこそこなので、日常使いにはこれくらいがいいかなーと買う気になったのです。
そして、ローマでちょっと珍しいデザインに出会ったので、ロエベのモデルチェンジに意気消沈していたワタシは「買い物は一期一会だ!」と飛びついちゃったのでした。
参考:イタリアのショッピング事情

ジャッキーは、小脇に抱えるタイプのショルダーバッグ。
ワタシはスリが気になるからファスナーがないバッグは好きではないのですが、ジャッキーのようにガッと抱え込めるなら安心です。

マチがあまりないので容量がないかと心配したけど、見た目以上に入りました。
財布・鍵・スマホ・定期入れ・化粧ポーチ・500ミリリットルのペットボトル・ハンカチなら余裕です。
望遠レンズを装着したカメラはちょっと厳しい、というカンジ。

というわけで、これも通勤(弁当なしの日)や買い物、旅行などに使っています。
ハンドルを延長して斜め掛けにもできるので、カジュアルな服装の日にも使えるのが便利。

グッチってシーズンによってめっちゃステキなときとそうでもないときの落差が激しいイメージがあります。
でも、めっちゃステキなときはすごくハマるから、巡回は欠かせない。
基本的にはグッチが好きなんでしょうね。

昔はバンブーハンドルのハンドバッグも持っていましたが、空き巣にやられました(空き巣のバカヤロウ!)。
中の革が剥がれていたから売ってもいくらにもならんかっただろうに。バーカバーカ。

ルイ・ヴィトンあれこれ

ダミエ

いろんな色とサイズで3つばかり持っています。

昔は定番のノエバケットを使っていましたが、空き巣にやられました。くそー。
今は、翌シーズンには店頭に並ばないようなマイナーラインばかりです。
ヴィトンの定番シリーズは人と被りまくりますからね。人が持っているのを見て自分も欲しくなるような年頃でもないし、純粋に自分の好み基準で選んだらマイナーなモノが揃ってしまいました。

色柄は、ダミエのほかは黒だの白だの地味なものです。
ヴィトンの最大の魅力は、なんといってもその頑丈さ! 雨の日でも遠慮なくガンガン使い倒せるところです。
なのでどんな服でも無難に合わせられるよう、無難な色を買いました。
参考:最近のルイ・ヴィトンはダメだ

サイズは、普段使い用やお出掛け用の小さいモノなど。
ヴィトンは軽くはないので、がっつり入る大きいサイズは敬遠しています。

銀座かねまつのショルダーバッグ

ロエベは傷や汚れが怖くて、ヴィトンのようにガンガン使い倒すには躊躇します。
なので、弁当箱も水筒もすっぽり入って、ガツガツ使っても惜しくない用に買ってしまいました。

バッグはやはりヨーロッパのモノが至高だと考えていますが、日本製もいいですねえ、と思い直しました。
金具のデザインだのポケットの位置だのディテールが細やかで、痒いところに手が届きます。

赤のハンドバッグ

15年ほど前に衝動買いしたバッグです。
確か2万円くらいだったと記憶してますが、価格の割に革がすごく頑丈で、いまだにヘタレていません。

赤って汚れが目立たなくていいですよ。
大して手入れをしてないのに(←しろよ)みすぼらしいカンジにならずに使えています。いやー、いい買い物をした。

サイズはフェンディのバゲットよりちょい大きいカンジ。
これまた地味な服装のときに差し色として投入しています。

差し色用バッグとしては、黄色もかなり便利でした。
黒の服のときには映えるし、ベージュ系のときは馴染むし、なんなら紫と合わせてドぎついカンジにもできる。派手なくせにニュートラルという使い勝手のいい色です。レモンイエローみたいなペールトーンだと春夏ッぽ過ぎるけど、こっくりした黄色ならオールシーズン使えます。
便利過ぎてガンガン使い倒し、ボロボロになったので処分しちゃいましたが、気に入ったモノに出会えれば買い足したいと思っています。

A4ファイルが入るトートバッグ

ほぼ外勤のときはいろいろ持っていたけど、今は100%内勤なのでひとつだけ。
内勤といってもたまには書類を運びますからね。

今使っている書類バッグは10年使ったモノなので、そろそろ買い替えたいと企んでいます。

エルベ・シャプリエのトートバッグ

大中小揃えています。

大はかれこれ20年前、初めてパリに行ったときに買った代物。
スポーツジムや旅行、荷物の多い日の通学通勤、ビーチでも街でもガンガン使い倒しているのに、ほつれもしなければ破れもしません(汚れてはいるけど)。
あまりにも頑丈過ぎるので「迂闊に今買ったら死ぬまでに使い切れないんじゃないか」と危惧して買い足せないほどです。

旅先へは大中小すべて持っていきます。
大は機内や荷物の多いときに。
中は街中でふらふらするときや、ホテルのスパへ行くときに。
小はレストランへ行くときに。
折り畳めるので旅行では重宝しています。
参考:やっぱりエルベが好き!

キプリングのザブザブ洗えるショルダーバッグ

なぜそんなモノが必要なのかというと、砂漠とかヘンなところに行くとき用です。
参考:旅ログ ~ペトラ遺跡~
参考:サハラ砂漠

細かい砂があちこちに入りまくるからザブザブ洗えないと不便なんですよ~。
あと、真夏の旅行のときにも国内外を問わず使っています。汗のせいでバッグがじっとりしますからね。革だと汗染みがついてしまう。

エルベもザブザブ洗ってしまうのですが、ちょいと治安の悪いエリアに行くときはボディバッグ的に抱え込めるデザインじゃないと不便です。
その点キプリングはデザインもサイズもいろいろあるので「これは使いやすい」と思えるヤツが何かしら見つかる。あちこちで「これは」と見つけて、なんだかんだと増えてしまいました。

アンテプリマのキラキラバッグ

結婚式などのパーティーバッグ用に。
といってもパーティーにしか使わないのはもったいないので、休日の外食や旅行でも使っています。

 

ズラズラ並べてきましたが、これがすべてではないというのが恐ろしい。
まだボストンバッグやリュック、ショッピングバッグにスーツケースがあります……。
参考:《決定版!》スーツケースの選び方、コレを押さえておけば間違いなし!

モノを減らしたい気分のときは一応バッグも減らそうかと考えなかったわけでもないです。
そのときは、エルメスのバーキンでもどーんと買って、通勤も買い物も全部それで済ませちゃおうかと思いました。迫力満点のいいバッグがあれば、ワタシの荒ぶる鞄好き魂も鎮まるかと考えたのです。
参考:ミニマムワードローブのために、高級ブランドを味方につけろ!

しかし、バーキンは高いわ!
そして高額のバッグって傷が気になって通勤電車で冷や冷やしちゃうのが欠点。
高いバッグは車でしか移動しないマダム用のモノであって、ワタシみたいな薄給OLが使うべきではないのだなあ…とロエベのアマソナで痛感しました。

なんて言いながら、今欲しいバッグはフェンディのピーカブーです。

レストランやコンサートに行くときに使える小さなのが欲しい。
アマソナ同様配色で悩んでいまして、入手にはまだ何年もかかりそうです。

バッグへの煩悩が鎮まる日は果たしてやってくるのでしょうか。
とてもそうは思えません……。

スマイスターMagaZineにてコラム連載中!

投稿者:

りんむじんづ

間取図だけで3杯メシが食え、旅のためだけに日々労働し、美味しいものを好きなだけ食べられるようにジム通いに励む、そんなOLです。

「バッグ好きのバッグコレクション大公開!」への6件のフィードバック

  1. 待っていました!
    バッグのコラム ^_^
    私も20代の頃からバッグ大名と呼ばれるくらい所持していたのですが、数年前からの断捨離で大半を手放しました。
    最近は年齢のせいか、軽さ重視になりエルベのところではそうそう!なんて思った次第です。
    やはりこれからの人生を考えて減価償却できるのか?なんてよぎります。
    素敵なコラムで読み応えたりました。

    1. yumiサマ
      コメントありがとうございます。

      バッグ大名!!笑
      ステキなネーミングですね〜!
      大名なら仕方ない…とまで思わせてくれます。

      これからの人生で使い切ることを考えると、バッグ狂人生の〆としてバーキンいっとくか? とも思うのですが、軽くて丈夫なエルベでいいかーとも思っちゃう40の秋です。

      そのうちまた偏執的なバッグネタを書くことがあるかもしれませんので、よろしくお願いしますね。

  2. 薄給OLですがエルメスいいですよー

    重いので持つなら若いうちからのほうがいいと思います

    1. yukiサマ
      マジですかー!!

      ……買っちゃおうかなあ(にやり)

  3. 私もバッグの記事、待っておりました~!!
    私はかねまつLOVERでして、ハンドバッグ2つ、A4サイズ2つかねまつのエナメル製を持ってます。
    ちょうど自分でもバッグや時計のことを書こうかな、と思っていたので、「わ~、かねまつ褒めてる」とか、「やはり王道はこれなのか」とか、浮かれたり頷いたり。
    年齢とともに脱プチプラしても、ハイブランドまではなかなか手の出ない身ですが、りんむさんの文章を読むと、興味そられますね~。
    特に靴に関しては、フェラガモ履いてみたいとか思っちゃいましたもの。

    1. いちひめサマ
      コメントありがとうございます

      かねまつ、いいですよね〜。
      若い頃はそうでもなかったけど、最近はあの程よい上品さが好きです。

      興味そそられるとか言われちゃうと嬉しいです!
      書いた甲斐がありました!

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