イタリアのショッピング事情

ここ数年間、諸般の事情により何度かイタリアに行きました。

トレヴィの泉

居住者や仕事で通う人ほどディープな体験はしていないけど、ただの旅行者にしては行き過ぎやろってカンジ。
せっかくなので旅ログ+αを残しておきます。

まずはイタリアのショッピング事情について。
イタリアまで行って買い物しないとかありえないから!

ミラノのアーケード

イタリアの何が素晴らしいって、服飾品です。
衣類やバッグや靴のクオリティは世界一だと思います。

もちろんフランスもファッション大国なんだけど、イタリアの方が革の質は優れていると思う。
というか、イタリアで作った上質な革をフランスが輸入・加工して大々的に売り出しているってカンジ。
イタリア人はヘンなガツガツ感がないので、世界へのアピールでフランスに負けているといったところでしょうか。
もったいないなあ。食以外でもガツガツしたらいいのに。

そんなわけで、グッチやプラダといったハイブランドのモノじゃなくて、その辺でひっそりと売られているバッグや靴でもものすごく高品質でセンスがいいです。
しかもお安い!
いや、もちろん決してお安くないんですが「この革の質でこの細やかなデザインで、それでこのお値段!? 日本だったらもっと安っぽくてダサいモノしか買えませんよ!」と思ってしまうのです。
プチプラなバッグもうっとりするような手触りの革だったりする。バッグ狂にはたまらん国です。でも欲望のままに買っていたら破産まっしぐらの恐ろしい国です…。
ミニマムワードローブのために、高級ブランドを味方につけろ!

そして衣類の品質も半端ないです。
さすがデニムにまでアイロンをかける国。いい生地でいい仕立てなのが当たり前といった風情です。

面白いのが、リナシェンテなどのデパートの中ではプラダやマックスマーラやトッズが実に雑に売られていることです。
えーと、日本では高級品扱いなのに何なのこのワゴンセール的な商品の積み方は、と思ってしまう。お値段はそれなりにするのに(それでも日本価格に比べると安い)この雑な扱い、さすがイタリアだぜと思ってしまいます。

雑というか大らかというかな雰囲気のイタリア人ですが、街行く人々は皆オシャレです。
特にお年寄りがすごくオシャレ。
おじいちゃんが仕立てのいいコートと帽子でカフェに出掛け、おばあちゃんが赤いルージュと毛皮のロングコートでワンちゃんの散歩をし、といったカンジ。
高級住宅街などハイソサエティの人々が闊歩するエリアでは、オシャレ度がアップします。
そんなエリアのカフェのテラス席を陣取って「あのコート、めちゃくちゃステキなシルエットだなあ」「あのお帽子、ものすごく可愛いなあ」と観察しているだけでもものすごく楽しい。目の保養になります。
日本では歳を取るのって哀しくなるけど、ローマやミラノでは「あんなおばあちゃんになりたい!」と前向きになれます。日本もオシャレなお年寄りが増えてほしい。

高級ブティックでの日本人の扱い

さて、ワタシが初めてイタリアに行ったのは、まだリラが通用していたギリギリ20世紀の頃。
そのときは、ローマのコンドッティ通りで買い物しようものならけんもほろろな扱いを受けました。

当時はまだ日本の若い女子の購買意欲が旺盛で、高級ブティックに日本人が行列を成す時代だったんですね。
当然イタリア人には面白いわけもなく、あからさまにイヤな顔をされたり、お行儀よく待っていても店員に無視されたり、なんてことも珍しくなかった。

ところが、十数年ぶりにイタリアに行ってみると状況が一変。
長年の不況と若者の物欲後退により、日本人の姿は激減していました。
その代わりに台頭しているのは、中国人と韓国人…。
バブル期の日本人ってこんなカンジだったんだろうなーそりゃ嫌われるわなーという態度で爆買いしています。買うのはいいけど、ワタシが見せてもらっている商品を横から取るなや。

そんな状態ですから、相対的に日本人の好感度が上がっていました。
店に入った瞬間は店員さんも警戒しているのですが、「どこから来たの?」と訊かれて「じゃぽねだよ」と答えるとコロッと態度を軟化させるのね。分かりやす過ぎ、イタリア人。
一流ブランドの店員さんですら「あー、よかった。アタシ、ちねーぜって大嫌いなんだ。じゃぽねはクールでいいよね」と口にします。ホント、ハッキリ言うんですよ。そこに中国人居るけどいいの!? とこっちがハラハラしちゃう。

おかげで昔に比べると、ひっじょーに快適に買い物ができました。
良いんだか悪いんだか…。

コンドッティ通りはいつも人がいっぱい。
コンドッティ通りはいつも人がいっぱい。

イタリアのサイズってどうなの?

スポーツジムはやはり効果あり。でも、もっと効果が出るのは。で書いた通り、ワタシは日本人女子にしては少々デカいので、イタリア辺りだとちょうどいいサイズの服がたくさんあってウホウホです。
これがオランダまで行くとさすがにデカいんですわ。それがイタリアだと、街中に居ても周りの人の大きさが自分と変わらないので快適です。洗面台の高さとかもちょうどいいので嬉しい。

ジャスト日本人なサイズの方は、服や靴探しに少々苦労するかもです。
一度36号のコートを頼まれて探し回ったのですが見つかりませんでした…。38号はときどき見るんですけどね。
ワタシも靴は日本人サイズなので見つけるのに困っています。なので、アウトレットやセール品で見つけようものなら脊髄反射で買ってます。買い物に必要なのは瞬発力だ!

イタリアのレジの通し方

ガイドブックなどに書かれているのは

  1. 欲しい商品を店員さんに告げる
  2. 伝票を書いてもらう
  3. それを持ってレジに行き、支払いをする
  4. レシートと商品を交換する

てな手順でしょうか。
商品を出す店員さんとレジを打つ店員さんが違うわけですね。

これは割と店によるというか、必ずしもこの限りではないカンジです。
高級ブティックだとソファに座っていれば店員さんが全部やってくれるし、スーパーなんかは日本と同じようにカゴに商品詰めてレジに行けばいい。
たまに小さな商店で上記の手順のところに当たると戸惑いますが、戸惑っていると「レジはあっちだよ」と教えてくれます。

立ち飲みバールやジェラッテリアなんかは上記の手順に近いですが、

  1. 飲み食いしたいモノをレジの人に言う
  2. 支払ってレシートをもらう
  3. レシートを店員さんに見せて商品を受け取る

てなカンジになります。

といっても、カフェ(イタリアだとエスプレッソのこと)もマキアートも同じ値段だったりするし、商品を出してもらうときにもっぺん注文せざるを得ません。なんか不合理なシステムだ。
しかも小さい店だと後払いのところもあったりして、油断していると危うく食い逃げしそうになります。周りのイタリア人の様子を盗み見て、店のシステムを理解するしかないですね。

イタリアで買い物できない日

困ったことに、日本人が休みでイタリアに行けるタイミングであろうときは、イタリアも休みです。

イタリアががっつり休むのは、夏は8月15日。祝日なんですって。
小さい店やレストランだと、8月は1カ月お休みでーす☆ なんてところもある。夏は結構買い物受難なシーズンです。

冬だと、クリスマスや元日が要注意です。
クリスマスの旅行におすすめの国や都市 勝手にランキング

特に元日はレストランも空いてないから食べるのにも困る…と思っていたら、バールとか結構開いてました。
そしてコンドッティでもマックスマーラはやっていたし、ローマ三越はがっつり営業してました。レプッブリカ広場のイータリーも開いていたから食も全然困らなかった。
ローマ、頑張ってるな~。

EUで高額ショッピングをしたら免税してもらわなきゃね!

ヨーロッパでの買い物の何が楽しいって免税ですよ免税!
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昔は免税品は手荷物じゃなきゃいけなかったのが、最近は機内預け荷物に入れてもOKになりました。
なので以前は「こんなデカいのを機内に持ち込むの面倒だわ…」と躊躇っていたバッグやブーツも臆せず買えるようになりました。いい時代だ!

免税手続きはこんなカンジです。

  1. 買い物した店で免税書類を作ってもらう
  2. 必要項目やサインを書類に記入する
  3. 空港のチェックインカウンターで荷物にタグを付けてもらう
  4. 免税手続きのカウンターで書類にスタンプをもらう
  5. 書類を封筒に入れて封をし、カウンター横のポストに投げ込む
  6. 荷物をコンベアに放り込む

1.免税書類を作ってもらう

これはこっちが黙っていても、お店の人が「いくら以上ならTAX FREEよ! これも買っちゃったら?」と唆してきます。何も言われなかったら「たっくすふりー、おーけー?」と訊きましょう。

このときにパスポートの番号が必要になるので、買い物時にはパスポートのコピーを持ち歩かなきゃいけません。
パリのシャネルだかどっかでパスポートの原本がないとダメ! と言われたのがトラウマになって(ホテルに取りに戻った…)、ワタシは買い物するときは原本を持ち歩いていました。危険だから真似しちゃダメよ。イタリアではどこもコピーでOKそうでしたし。

2.必要項目を記入する

住所やサインなど記入項目を指示してくれる店がほとんどです。
ただ、還付方法はスルーなので自分で書く必要がある。

還付方法は、キャッシュまたはクレジットカードの口座への入金が選べます。
キャッシュはもう何年もやったことないから忘れちゃった。EUを出るときにヨレヨレのユーロをもらっても困っちゃうので、カード口座への入金がラクだと思います。
カードは番号と使用期限を記入します。以前は空港のカウンターでカードを出したような気もするけど、最近はそれがないような(記入漏れがあったからカードを出させられたのかもしれません…)。

3.空港でチェックイン

免税手続きに搭乗券が必要なので、とりあえずチェックインします。

免税品をスーツケースに入れている場合は、目的地までのタグを付けてもらった後に「これ、免税品だから!」と言って取り戻します。

4.免税カウンターでスタンプをもらう

免税品・免税書類・パスポート・搭乗券をカウンターに出して、書類にスタンプを押してもらいます。
このカウンターの場所がコロコロ変わるのでよくわからんのですわ…。都度訊いたり捜したりしています。
スタンスとしては、免税品と書類を照らし合わせてチェックするハズなのですが、免税品を厳正にチェックされたことはほとんどありません。「これはどこにあるの?」と訊かれたときも包みを見せれば通ってしまう。スーツケースにがっつり入れてあると「どれ?」とも訊かれずにスタンプを押されます。
とはいえ万一係員がヤル気を出した場合に備えて、免税品はきちんと手元に用意してください。

5.免税書類をポストに放り込む

書類に付いてきた封筒を糊付けし、指定のポストに投げ入れます。
ポストの場所はカウンターの係員に訊けば教えてくれます(大抵はカウンターのすぐ横。だと思う)。

6.スーツケースをコンベアに乗せる

ポストのすぐ横からコンベアに乗せられるようになっているので、そこに荷物を乗せて終了。
こんなんでホントにイタリア人は無事に飛行機に積めるのか!? と超不安になります。絶対積み損ねがあるに違いないよ。
不安なら、もう一度航空会社のカウンターに戻って預けるのがいいかもしれません。それでも不安は払拭できないけど。イタリアだから。

昔は免税手続きにすごく時間がかかっていたけど、最近はカードの引き落としが早いか還付が早いかというタイミングで完了します。イタリア人も働くんだなあ。

手続きの方法やカウンターの場所はちょくちょく変更があるので、最新情報は確認してくださいね。
ローマ三越で買い物すると懇切丁寧な手順書をくれますよ(と、すっごく親切にしてもらったので宣伝してみる)。

ハワイでもいろいろ買ったよ!
【フェンディ・ピーカブー】バッグコレクション増殖!

投稿者:

りんむじんづ

間取図だけで3杯メシが食え、旅のためだけに日々労働し、美味しいものを好きなだけ食べられるようにジム通いに励む、そんなOLです。最近ブリティッシュショートヘアの男子との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

「イタリアのショッピング事情」への5件のフィードバック

  1. おかえりなさい‼️
    その節は本当にすみませんでした
    良いお買い物できて良かったね。
    結局MMの勝負コート、もう夏の出始めに日本で34サイズを買いました
    36でも袖長くて、、イタリアには置いてないサイズよね。。

    1. ただいまです!
      こちらこそお役に立てず、すみません〜(^_^;)
      34はまったく見なかったなあ…。
      そりゃ日本で買うのが正解かもです。

      また戦利品のお披露目&お土産持って遊びに行きますね〜♫

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