シンプルな部屋が好きな理由

我が家のインテリアのテーマは、ずばり「シンプル」。

椅子とチェスト

ウチに来た人には「ずいぶんスッキリしてるね」「モデルルームみたいだね」なんてことや、「あのー、この部屋のほかに別宅があるんですか?」とまで言われる始末。

ごっちゃりとしたデコラティブな部屋も可愛いとは思うのですが、住むのはムリです。
と言っても最初からシンプルな部屋に住んでいたわけではなく、ちょっと前までは特に本棚とかごちゃごちゃでした。
それがなぜシンプルにシフトチェンジしたのでしょうか。

1軒目のマンションを買ったのは空き巣が大きなきっかけですが(空き巣のバカヤロウ!)、それ以外にも理由があります。
それはワタシがやたらと衣装持ちでとにかく本の虫だったこと。

服をたくさん所有するのが大好きだったので、シングルが住むようなワンルームや1Kの部屋ではクローゼットの容量が足らなかったんですね。
そのうえ、本は買って読んでいつでも読み返せるようにしておくのがポリシーでしたから、大きい本棚も必要でした。

大量の服や本を置ける広さの部屋を借りるとなると、結構なお家賃になります。
そして服と本の量に合わせて次々と広い部屋に引っ越していたらキリがない。
「住居費はこれだけ」「自分の持ち物の体積はこれだけ」とけじめをつける意味でも自分のマンションが欲しかったのでした。
マンションを買う前に

買ったマンションはそれまで住んでいた賃貸住宅よりはぐんと広くなったので、収納量は満足していました。
それでもときどき服や本が溢れてしまいましたが、たまに棚卸をして古いものを処分するようにしていれば特に困ることもなく。このまま暮らしていればモノとうまく折り合っていけると考えていました。

ところが、数年前に体調を崩してしまい、身の回りのことができなくなりました。
一番ひどいときはトイレに行くのが精一杯。多少動けるようになっても体力がなくてすぐに横になってしまう。
そうなると部屋の片づけや掃除はすっかり後回しになってしまい、じわりじわりと汚部屋化していったのです。
そして部屋が汚くても死にゃしないので気にしてませんでした。というか、余裕がなくて気づかなかった。

徐々に体力が回復しつつあったある日、唐突に「あ、ウチって汚い!」と気づきました。

そりゃもう雷に打たれたというかヘレンがウォーターしたというか、それくらいの唐突さ。
何でこんなに汚いのに今まで気づかなかったんだろうと戦慄して、マジで病んでいたんだなーということに改めて驚愕して。

それで慌てて掃除に取りかかったわけですが、3年くらい溜め込んだ汚れなのでなかなかキレイにならないわけですよ。ワタシもそのときはまだめっちゃ元気でもなかったから、掃除していてもすぐ疲れますし。
そこをなんとかキレイな部屋をキープするためにどうしたらいいかとあれこれ考えて

モノがない部屋なら掃除しやすい

と仮定しました。

昔から掃除って面倒くさいな~とは思っていたのです。
何がイヤって、棚に置いてあるモノをどかして、棚板を拭いて、モノも拭いて、またモノを戻して、という手順。
汚いよりはキレイな方が断然いいに決まっていますから、掃除を終えてしまえば爽快感はあります。でも掃除を始める前はこの「どかして拭いて戻して」という不毛な一連の動作がすごく億劫に感じちゃう。
健康なときですらそう思っていたのですから、不健康なときはなおさら億劫です。

それならどかさなきゃいけないモノをなくせばいい!
ついでに棚もなくしてしまえばいい!

と思いついて、ワタシの人生最大の断捨離を敢行しました。

使用頻度の低い鍋は処分。
飽きた食器は処分。
衝動買いした健康グッズは処分。
似合わなくなったコートは処分。
あんまり気に入ってなかったワゴンも処分。
古い日記も古い写真も処分処分!

この断捨離祭りの中、ワタシにマンションを買わせるほどだった服と本はどうなったかといいますと。

元々服は高いコート以外は1~数シーズンで入れ替えるようにしていたから、あまり執着はありませんでした。まだ使うかな、くらいで持っていた服をごそっと処分して総数を減らしただけ。
そうしたら減らしても減らしても特に支障がなく、ミニマムなワードローブで別にいいんじゃね? と考えるに至りました。
40代オトナ女子のワードローブはこれだ!【初冬編】

問題は本です。

どんな本でも数年十数年経つと、自分の感じ方が変わって新鮮な味わいがあります。それが楽しくて気に入った本は手元に置くようにしていました。
そんな本達とワタシとは不可分。それらを処分するなんて、半身をもがれるかのような痛みがあります。
しかし、脳と身体の体力は有限。
今のワタシにダメージを与えるモノなら、半身だろうと何だろうと自分との関係性を見直さなきゃならんです。

そもそもワタシの時間も有限です。
もうすぐ2回目の成人式。人生折り返し地点。過去の愛読書をこの先何回読み返す時間があるというのだろう。世の中にはまだまだ本が溢れ返っているんだから、新しい刺激を求めた方が建設的じゃないか。

大体今の世の中、本なんて簡単に手に入ります。
Amazonでポチッとすればすぐに配送されるし、Kindleでダウンロードすれば真夜中でも買える。
どうしても読みたくなったら再入手すればいいじゃない。

そうやって発想を変えて、本も徹底的に処分することにしました。
いきなりはさすがにムリだったので、最初は段ボール1箱を。勢いがついて5箱まとめて。まだまだイケると思ってさらに2箱。と、段階を踏んで徐々に本棚を痩せさせました。

本棚がほぼカラになったところで、本棚も処分。
残った本や雑貨(文房具やPC)を収納するための、扉付のキャビネットに買い替えました。

すると、思わぬ効果が現れました。
体調が良くなったのです。
風が吹いたら桶屋が儲かる的なハナシですが、マジです。

それまでオープン棚に本をずらっと並べていました。好きな本の背表紙を眺めて「うへへ、いい景色だぜ」と悦に入るのが好きだったので。
ところが、特に意識して眺めなくても、何となく文字を目に入れている時点でアタマのどこかを使っていたようです。この小説はこのシーンが好きとか、この作家は文体が独特よねぇとか、無意識に思い返すらしい。

本をキャビネットの中に隠すようになると、こういうムダにアタマを消耗させることがなくなりました。
脳の体力が温存されると身体の消耗も少なくなるらしく、それまで生活に支障が出るほど体調が悪いときもあったのが、本棚を変えてからはほとんどなくなったのです。
何じゃそりゃーてカンジなんだけど、ホントなんだよ。

断捨離中はツラい作業だなあ…と思いながらやっていたのに、終わった後はキレイさっぱりケロケロしてます。
本も今のところ買い戻したものはなく。
嬉しいことに、「本棚と本を処分したんだ」と周囲にカミングアウトしたら、みんなが続々と本を貸してくれるようになって既読本を読み返すヒマがないんですよ。おかげで2015年は小説を1冊も買ってないのに充実した読書ライフを送っています。

収納内部も含めて部屋がシンプルになったおかげで、もちろん掃除はめちゃラクちんになりました。窓磨きの頻度を上げちゃったりして、入居当初よりよっぽど掃除してます。
築10年になるけどこれだけキレイならまだまだ気持ちよく暮らせるよね。よし、今後もせっせとキレイにするぞー。と前向きに過ごしていました。

そんな中、2軒目のマンションを買う話が突然降って湧いたのです。
マンション、買い替えちゃう!?

とにかくキレイな部屋が欲しいと念じて片づけをしていただけなのに、まさか新築マンションが転がり込んでくるとは思いませんでした…。念が強いにも程があります。

というわけで、シンプルな部屋が好きな理由は「新しいご縁が舞い込んでくるから」です。
なんちゅー風桶な!

どんな部屋に住んでいるかはこちらをどうぞ。
新居にて新生活始動!

身体のムダをなくすにはジム通いなんてどう?
スポーツジムはやはり効果あり。でも、もっと効果が出るのは。

スマイスターMagaZineにてコラム連載中!

投稿者:

りんむじんづ

間取図だけで3杯メシが食え、旅のためだけに日々労働し、美味しいものを好きなだけ食べられるようにジム通いに励む、そんなOLです。

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